２００３年ベスト５＆ワースト３

最初に
今回も得点制でいきます。評価する項目も特に変えてません。ただ前回ではコメントがいつものレビューと何ら違いがないものだったので、今回はファミ通のクロスレビュー並の軽いものにしてみました。

まだまだ実験作のイメージが強いですが暇つぶしくらいにはなると思います。なお、評価中の『オリジナリティ』はゲームのシステムの斬新さよりも『キャラの味付け』とか『物語の構成』とかそういう面での意味合いが強いです。なんせほとんどがギャルゲーなんでシステム面でオリジナリティを感じる作品となるとちょっと・・・(^_^;)。

んではベスト５のほうから参りますです。ちなみにタイトルをクリックするとそのゲームのレビューを見れます（メモリーズオフデュエットは２つに分けてあるのでここからは見れません。普通のメニューからどうぞ）。

第５位

はっきり言って『傑作』と言えるほどのデキではありません。しかも割と電波系の娘が多いため人も選びます。
ですが前半のなごやか〜な雰囲気、そして後半の怒涛の展開は今年の１月、言うなればほぼ１年前にプレイしたのにもかかわらずまだ明確に『良い印象』として記憶に残っていますね。

その他システムは完璧、おまけ要素もクイズ・アペンドシナリオ等多彩で◎です。しかも当方はベスト版で購入してるのでさらに満足度アップときてます。

ＰＳ２版はまだ値崩れが期待できないので、興味がある方はＤＣ版での購入をオススメしますね。２８００円ならもし自分に合わなくてもそこまで痛い損害ではないでしょうし（まあこれは人それぞれですけど）。

第４位

５月〜１０月と、実に半年近くプレイしていたゲーム。プレイ時間も７０時間オーバーと『ときメモ』や『サクラ大戦』級でした。

これも正直『傑作』と言うほどのモノではありません。「おいおい、ベストゲームの発表してるんじゃないのか？」とツッコミがきそうですが、このゲームで一番印象に残ったのはなんといってもボリュームですから。

なんせ一通りプレイしただけで７０時間オーバーですよ？同じシナリオを複数回プレイしてるわけじゃないんですよ？
いくらカップリング作品とはいえ、ごく普通のノベルタイプのゲームとしてはこれは驚異的です。

もちろん傑作とは評してないものの、それでもベストゲームに挙げるくらいですからシナリオもかなりのものがあります。
ただ１ｓｔが全体的にパワー不足だったのと、２ｎｄもいくつかオチの部分で納得できなかったシナリオがあったのがマイナス点ですかね。

第３位

・・・まさか噂に名高いこの作品をこんな位置に持ってくるとは自分でも思いもよりませんでした。

点数からもわかるとおりストーリーは圧倒的です。実に深みのある物語を堪能できます。
他の音楽等に関しても確実に及第点以上のデキです。

では何故に第３位という位置付けかと言いますと『あまりに鬱になる』からです。
私はどちらかというとギャルゲーには『安らぎ』（＆純粋な萌え）のほうを求める人間なんで、プレイする度に、誰かのシナリオを終わらせる度に鬱になるこのゲームは正直自分に合わなかったんですよね（もちろん例外となるキャラのシナリオもあり）。

それでも超がつくほど優秀なゲームであることは他のレビューサイトでもベタ褒めしてるとおり間違いないので、興味がある人はプレイしてみることをオススメします。
ただ電波系の娘も結構出るんで、ある程度ギャルゲーに対する免疫を付けておくことも推奨しますけど(^_^;)。

※まだレビューは未完成ですが、密かにここからのみ閲覧可能にしておきました。現時点でキャラ別の印象しかありませんが、それでも結構な文章量ですので読み物としてはそこそこ機能するでしょう。ちなみに極度のネタバレなので、未プレイの方でこれからプレイする予定がある人は絶対見ないようにしてください。

第２位

オリジナリティが平凡な点数であることからもわかるように、特に斬新なことはしてません。全ＲＰＧの中でも屈指のおもしろさと言える戦闘に関しても、これまでのテイルズシリーズを全てプレイしてる人にはややマンネリを感じるかもしれません。

それでもこの順位付けです。理由はレビューの冒頭にも書いてある『完成度の高さ』ですね。とにかく親切＆丁寧に細部まで作られています。最近の『ＦＦ』等一般向けのＲＰＧはやたら難易度が低くされているものですが、これに関しても後半は（難易度ノーマルでも）そこそこ難しい上に、その他隠しダンジョンや難易度設定等、極度のゲーマーである私でも満足いくだけのものがありました。

またこのゲームは売り上げが予定より大幅に下回ったのか、いたるところで値崩れが発生してます。今の相場だと中古なら２０００円以下、新品でも４０００円あれば買えることでしょう。テイルズ未経験の人はためしにプレイしてみるのも一興かと（まあ必ず楽しめる保障はできませんけど）。

第１位

言わずと知れた（？）キッド最高傑作です。

この作品は最近のギャルゲーに見られる『感動する＆泣ける』ゲームではなく『驚愕する』ゲームです。
それと様々な理論・思想・概念が登場し、なおかつ真相を自分で考えさせられるような仕組みになっているのでかなり頭を使います。こう書くとなんか面倒くさげなイメージがしますが、実際はそんなことありません。むしろココが一番このゲームで楽しいところかもしれません。

散々考え抜いて導き出した予想が見事に根底から覆される・・・。私もモロにはまりました(^_^;)。


シナリオを書いた人がＮｅｖｅｒ７やメモオフと同じ人なので、これらが良作だと感じた人はきっと傑作になってくれると思います。なお『全ヒロインクリア』して初めて形を成す作品だということも付け加えておきましょう。このゲームもある程度ギャルゲーに対する免疫（＆忍耐力も）が必要です。

さて、今度はワースト３へと参りましょう。今年はあからさまに「だめだコリャ・・・」ってゲームが少なかったので結構悩みました。

第３位

見た目ばかりで中身スカスカ。


一言で表すならこんな感じですかね。ちなみにゲーム自体のことを指してるわけではないです。リメイクに関しての話です。

さて、この言葉の指すところの説明に参りましょう。
この『サクラ大戦　〜熱き血潮に〜』、パッと見は素晴らしいリメイク具合です。でも実際プレイするとわかりますが全ての音楽や大半のムービーは使いまわしで、ミニゲームもほとんどカットです。

んで雑誌ではこのパッと見の部分だけ知ることができます。なので雑誌に掲載されてる時点（＝見た目しかわからない状態）ではドラクエばりのリメイクを期待してしまうというわけです。あとは冒頭のとおりです(^_^;)。見事にハマった方も多いと思われます。私なんかゲームショーで体験してるのにもかかわらずハマりました(^_^;)。いやぁ、ゲームショーでは戦闘しかできなくて、ご存じのとおり戦闘はなかなか秀逸に作られてるので・・・・・というわけです。


一応断っておきますがゲーム自体は非常に良くできています。これがサクラ大戦初プレイの方はきっと楽しめたことでしょう。ただ私を含むリメイクを期待した人間にとっては上に書いた見た目と中身のギャップ、つまり『裏切られた』という点での私的ワースト３位というわけです。

第２位

雰囲気は別に嫌いじゃないです。ＣＰＵ戦が最近にしては随分長めなのも良かったと思います。ＥＤが個別に用意されているのも◎です。これらから１人で楽しむ点においてはまあまあなゲームかと感じます。

が、



対戦ツールとして考えるともうどうしようもないほどにクソ



ただでさえ各キャラの性能差が激しいのに加え、個人差がモロにでるどこキャンの導入。待ちが超有利なジャンプ性能＆ＧＣステップのシステム。クセがありすぎてイライラする溜め法則。完全にマンネリ化のキャラ選抜（隠しキャラ除く）。初めてプレイモア産で登場したＫＯＦ以外の格ゲーですが、中身はとても満足とは言えないデキでした(^_^;)。


でも前述したとおり１人用は悪くないので、近日登場のＰＳ２版は購入予定です。ＰＳ２版のレビューではあまり辛口にならないようにしたいものです。

第１位

・出すの遅すぎ（のわりに定価高い）
・オリジナル要素ショボすぎ（ＤＣ版＋ストライカー３体追加＋背景ＣＧ化−パズルモード−過去のＫＯＦステージ）
・操作性悪すぎ
・ＤＣ版よりロード長い

これがこのゲームで感じた全てです(^_^;)。とにかくヒドイ出来でした。せめて『完全コピペでも構わないから追加キャラの導入』『音楽のアレンジ』の２つくらいは欲しかったです。格ゲーなだけにネタバレもへったくれもないので、詳細はレビューをご覧ください。

あとがき

手抜き感否めず・・・。


去年よりは多少マシになったと思いますが、それでもどうも納得いかないです。今回は同時進行してたレビューはあまり無かったものの作成途中に『ＫＯＦ２００３』が稼動、ほったらかしにしてた期間が出ちゃいました(^_^;)。



来年こそは・・・。



↓今年プレイしたゲームの一覧を書いておきました。

ＰＳ
ＦＦ�T
ＦＦ�U
ＰＳ２
ＫＯＦ２００１
グリーングリーン　〜鐘ノ音ロマンティック〜
メモリーズオフデュエット（１ｓｔ＆２ｎｄ）
サクラ大戦　〜熱き血潮に〜
テイルズオブデスティニー２
君が望む永遠
ＤＣ
ＫＯＦ２００１
ＫＯＦ２００２
Ｎｅｖｅｒ７
ＥＶＥＲ１７
XBOX
ＤＥＡＤ　ＯＲ　ＡＬＩＶＥ　ＸＴＲＥＭＥ　ＢＥＡＣＨ　ＶＯＬＬＥＹＢＡＬＬ
真・女神転生ＮＩＮＥ
その他
ＳＮＫｖｓＣＡＰＣＯＭ
サムライスピリッツ零
アンジェリウム
夏色☆こみゅにけ〜しょん♪