デビルサマナー ソウルハッカーズ

デビルサマナーの第2作目。最近のシリーズ物にしては珍しく、前作と結構つながってる部分が多い。ということで出来れば前作からプレイしておきたいのだが、PSではこのソウルハッカーズしか発売されていない。困ったもんだ。

俺的な印象
ひそかに(?)このゲームって傑作じゃないでしょうか。女神転生シリーズといえばなんとなく敷居が高そうな、いわゆるコアなゲーマー達が中心になって支えてるようなシリーズですが、このゲームは普通のライトユーザーな人達にも勧めたい一品ですね。
というのも、これまでの女神転生シリーズのイメージを損なうことなく複雑・難解だった各システムをできるかぎり整理して、初心者にも入りやすい形になっているからなんですよ(もちろん新要素もたくさんあります)。『真・女神転生if』以外の全てをプレイしてる私が言ってるんだから間違いありません(笑)。とにかく今回は非常に親切です。

ということで、今回はいつもどおりグラフィックやら細かく説明する前に親切だと思った部分について少し書くことにします。

まず親切だと思ったその1であるインストールソフトについて。コレの存在が間違いなく今回敷居を低くしてる要素の最右翼でしょう。なんせあの女神転生が
『どこでもセーブできるようになっちゃった』くらいですから。他にも常に周辺のマップを表示とか、バックアタック完全回避など初心者にとってはありがたい機能がたくさんあります(もちろん上級者にも助かります)。
そして、この『どこでもセーブ〜』によって主人公が死んだ瞬間ゲームオーバーという、悪い言い方をするなら非常に不愉快なシステムもだいぶ緩和されたような気がしました。これは個人的に非常に嬉しかったです。いえね、SSの前作で2時間ほどセーブなしでダンジョンをうろついてたあげく突然の不意打ち発生、そのまま主人公が石化にらみで一発KOという今思い出しても実に腹立たしいエピソードがあるので。
これにより、このゲームでの私は『バックアッパー』をはずしたことはないですね。

親切だと思ったその2、ビジョンクエストについて。簡単に言うとこれから行くダンジョンを高いレベルのキャラクターで予習、というか先に体験できるというものです。まず初めて行くダンジョン、そして初めて行く広めなダンジョン、最後にラスト直前のダンジョンと3回ありますがそれぞれの挿入時期がとても良かったと思いましたね。予習として非常に助かりました。

あとは細かいところで『初めてのダンジョンで悪魔と会話したときいろいろ会話について教えてもらえる上に仲魔になってくれる』とか『一部を除き攻撃回数という概念が無くなったために戦闘がシンプルになった』などが挙げられます。他にもなんかあった気がしたんですが忘れちゃいました
(^_^;)。う〜ん、そう思った時にメモしておけばよかったかな。

まあ、とにかくここからはいつものごとく細かく感想なんかを。

いつものごとくグラフィックから。当時はかなりキレイな部類だったんでしょうが、現在ではごく普通といった感じです。悪魔はおなじみの金子氏が書いてます。新しい悪魔はもちろん、前作にも出てた悪魔も半分ほどは書き直されていたのが良かったです。・・・・・なんか普通すぎる感想になっちゃいましたね。平凡でスイマセン
(^_^;)

あっ、ムービーについて忘れてました。結構いろんなシーンに流れますがどれもセンスが良いと感じました。OPムービーなんかは特に。所詮は全てゲーム中の使いまわしではありますが、演出の仕方がうまく、音楽もキレイに合わさってて非常に良かったです。

音楽。質はなかなかのものです。ですが、最近私自身音楽が良いゲームばかりやってるので(『Kanon』とか『FF』など)、非常に及第点の基準が高くなっているような気がします。なので大抵の人は非常に良いという感想を持つことでしょう。なんかよくわからないこと書いてますが、要は『かなり良い』とそう思ってください。

お気に入りとしては、ナオミの時の戦闘の音楽とレオン自工の音楽ですね。それともう1つ良かったこととして、月齢が満月になると3Dマップ時の音楽に変化があるということが挙げられます。この辺はいかにも「凝ってる」って感じで良かったです。

しかしここで大きな問題が。これはPS版についてですが(というかSSのほうは忘れた)、
戦闘中などで激しい効果音が起こるとその効果音に音楽がつぶされてしまいます。全体魔法とかを受けると必ずといっていいほど起こります。正直これはいただけないですね。せっかく音楽の質が良いんだからなんとかしてほしかったです。

ストーリー&キャラについて。全体的にサイバーな雰囲気です(まあタイトルにハッカーなんてついてるしね)。でも相変わらずなオカルトな雰囲気も残ってます。雰囲気はいいとして質のほうですが、普通におもしろいです。特に複雑でもなく(まあ終盤はそれなりに複雑ですが)、各キャラのエピソードなんかも無難にまとめられていて大抵の人は楽しめると思います。ただ、もうちょっとボリュームが欲しかったかなぁ・・・とも思いますが(30時間くらいで終わっちゃいます)。
また、冒頭に書いたように前作のキャラが再登場しているのがうれしかったです。レイ・レイホゥなんかはずいぶんと大人になりましたねぇ。でもそれよか嬉しかったのは、生体エナジー協会の彼が再び登場してくれたことですね(笑)。もしかしたら別人なのかもしれませんけど。


特に印象に残ったイベントとしては、ホラーハウスでのシックスのイベントと、ビジョンクエスト全般ですね。あとは・・・まあ月並みかもしれませんがスプーキーのあのイベントでしょうか。まず、シックスですが、どうしてもこっちが悪者みたいな感じがしましたね(笑)。倒した瞬間のあのムービーによりさらに良心が痛みました。それでも、ストーリー中であれは本物のお姉ちゃんではなく、シックスの心が作り出したものだと描写されてたのが唯一の救いですね。

次にビジョンクエスト全般。まず3人とも妙にキャラに味がありましたね。それと共通点も非常に多かったように感じました。例えば『自分のこれからの未来が見えてない』とか。特にそれが強かったのがナオミですかね。ダンジョン探索の途中で「今度の仕事が終わったらこの業界から足を洗って、中華料理店なんか経営するのもいいかもね」みたいなことを言っているのが印象に残りました。あらかじめ結局死んじゃうのがわかってるので、なんか虚しくなりましたね。


PS版とSS版の違いについて。有名なところではPS版ではスプーキーが救出できたり、メアリと買い物できたり、エキストラダンジョンがあったりといったところでしょうか。これだけ聞くとPS版のほうが全てにおいて良さそうな感じを受けますが、PS版は動作全般が結構トロいです。特にエンカウントしてから実際に戦闘が始まるまでのロード時間とかはSS版のほうが圧倒的に早いです(5〜6秒は違うでしょう)。あとセーブ・ロードに関してもSSのほうが断然早いですね(まあこれはこのゲームに限ったことではないんですが)。
まあでも結局はPS版をオススメします
(^_^;)。やはり単純にボリューム&イベントが増えてますから。それに遅いといっても待てないほどでもないんでね。プレイしてれば慣れます。

レビューのレビュー(フリートークのようなコーナーです)
実はまだPS版のほうはクリアしてません
(^_^;)。なので確実にまた追加で書くと思われます。具体的には『EDの感想』と『時幻の回廊&エキストラダンジョンでの私のパーティ』と『役に立った仲魔ベスト5』などを書きたいなと思ってます。
ただですね、追加自体はいつになるかわかりません(汗)。なんせ明後日から私のゲームは『KOF2000』オンリーと化しますから。他にも『夏色の砂時計』など同時にプレイしてるタイトルもいくつかありますが、全てストップさせるつもりです。それほどこのゲームには期待してるということです。ご了承くださいね。

プレイ時間・・・・・・・SS版は50時間。PS版は現在25時間ほどです。アイテム結構集めました。魔晶変化とかもそれなりに頑張ってます。おかげで女性タイプの悪魔と会話するとき必ず最初に「すいせんの花をくれ」と言われるのが面倒くさいです(^_^;)。もちろん断わってますけど。

追加分(08/23)
とりあえずクリアしました。マニトゥには1回負けたものの、結構すんなり勝てました。ただ、倒す直前にハルマゲドン2連発できたときは焦りましたが(^_^;)。EDの感想ですが、SS版をなんとなく覚えてたのであんまり感動とかはなかったですね。それでも内容的にはシンプルにいいなぁ、と感じました。今度ヒマがあればリーダーが生きてるバージョンのものも見てみたいですね。ちなみにマニトゥを倒したパーティーは

前衛  主人公(Lv64)                  後衛  ネミッサ(Lv64)
     邪神テスカトリポカ(Lv58)                霊鳥ガルーダ(Lv63)
     幻魔ハヌマーン(Lv60)                  神獣カイメイジュウ(Lv59)

って感じでした。倒し方は・・・まあ普通でしたね。カジャ系魔法唱えまくって殴るのみです(笑)。

これから時幻の回廊です。終わったらまた追加しま〜す
ヽ(^o^)丿

追加分(09/02)
時幻の回廊クリアしました。SS版のときはベルゼブブに非常に苦労したのを覚えているのですが、今回のPS版ではかなりアッサリと倒すことができました。やはり今回は2回目ということで、ジャッジメントの他に天罰も加えたのが正解だったのでしょうね(ちなみに前回のSS版はジャッジメントのみで挑戦しました)。ベルゼブブ撃破のパーティーはこんな感じです。

前衛  死神モト(Lv72)                 後衛  主人公(Lv77)
     威霊ハチマン(Lv76)                   ネミッサ(Lv77)
     大天使メタトロン(Lv80)                 幻魔へイムダル(Lv66)

ちなみに主人公のLvより高いメタトロンは合体事故で作りました。また、そのメタトロンですが、この人は属性がニュートラルではないのでベルゼブブと一緒にジャッジメントをくらいます(笑)。これは常にネミッサが回復をしてました。全体回復はハチマンです。またこの人は性格が友愛なので、ベルゼブブの『マハ・ジオンガ→ナイスショート』のコンボで散々かばってもらいました。このベルゼブブ戦のMVPは間違いなくこのハチマンでしょう。

今度はエキストラダンジョンに挑戦です。これは今回が初めてなので楽しみです。

追加分(10/24)
エキストラダンジョンについて書くのすっかり忘れました(^_^;)。ってゆーか書くことないんですよね。プレイしてないから。理由ですか?だってセーブできないんだもん。あんなたくさんのノルマ、ノーミスでクリアする気起きません。時間もないし・・・。ということで攻略サイトでどんなんなってるのか調べてみたところ、どうやら1の主人公やシドなんかと戦えるらしいですね。一度この目で見たかった気もしますが、まあしょうがないということにしましょう。

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