いきなりはっぴぃベル

なかなかブッ飛んだタイトルのテリオス第3弾。しかしもうちょっとかわいい書体でタイトル書くべきだったかなぁ・・・、なんか恐いです。

俺的な印象
いきなりですが初めてエルフ以外のPC18禁ゲームをやりました。いえ、別に他のメーカーのゲームを毛嫌いしてるわけじゃなくて、単に知識がないだけだったんですが。
じゃあ何故にこのゲームを選んだのかといいますと、ある日街をブラブラしていたところ、ふとPC18禁のコーナーなんかに足が向きまして(ふと行くなよそんなトコ)、そんでダラダラとゲームのパッケージを眺めていたんです。そしたら(私にとっては)久々の横田守氏の絵を発見しまして、「お、なつかし〜。慟哭以来だな〜」とか思うやいなや、
気がついたら手元にありました(大爆)。いや、窃盗してきたわけじゃないですよ(笑)、ちゃんと買いました。

・・・と、まあ雑談はこのくらいにして(というかもう続きがない)感想なんかを。あ、ちなみに今回のレビューはいつものようにグラフィックやら音楽やらはレビューしませんので。特に理由とかはないんですが、最近マンネリ化がひどいんでたまには、ということで(決して面倒くさいわけではない・・・と思う)。

つーことでいきなりストーリーと各キャラの印象について。

まず基本となる舞台設定なんですが・・・・・さすがPC18禁とでもいいましょうか、激しくブチ壊れてますね。親の遺産が許嫁5人とは・・・(しかもバラエティ溢れすぎ)。さらに一週間もしないうちに結婚しろと。非現実的なのはもちろんのこと、その辺のTVドラマや映画でもまずありえないです。

と、基本ストーリーはこれでおしまいです(笑)。説明書にもあとは「さてさて、この先どうなっちゃうの?」としか書いてないのでこれ以上書きようがないですし。では今度は各キャラごとのストーリーの印象なんかを。ちなみにクリアした順番に書いてあります。

向坂 つぼみ
最初この娘でクリアしました。感想といたしましては・・・まあまあってとこですかね。なかなか楽しめました。ただ取りたててものすごい展開とかがない分、印象に残ったシーンとかもあまりないんですけど。キャラ自体といたしましては負けず嫌い+貧乏というのが結構斬新ではありましたね。あと思ったことはゲームの日数の関係もありますが、病気に関する説明・設定が中途半端というかイマイチ不足気味な気がしましたね(昔は病室にこもりっきりだったのに、今になって何故に症状が良くなってきたこととか)。

一方陵辱ルートのほうは・・・・・・もうやりたくないですね〜、こういうのは。陵辱ゲームなるものは今回が初めてだったんですが、なんというか罪悪感いっぱいになりますねぇ。しかも最初にハッピーエンドを見ていてつぼみの過去うんぬんを知っている分よけいにイヤです。ああ、なんて優しいヤツなんだろう私って(←バカですからほっといて下さい)。

篠沢 花梨
いきなりですがあのED前の引退コンサート(?)、どうしてもこみっくパーティのあさひを思いだしちゃうんですが。つーかまったく一緒です。さて、つぼみのとこと似たようなこと書きますがこの娘も芸能うんぬんのエピソードをもうちょっと増やしてほしかったですね。そもそもゲームの期間が短すぎますよ、コレ。・・・・・なんだか関係ないことも書いちゃいましたが遊園地のイベントとかほのぼのとしてて良かったし、芸能界に入った理由もムチャクチャではありますが、まあ一途なところは伝わってきました。

陵辱ルートのほうは・・・・・もう文章を読んでらんないです、ハイ。どうやら私はこういうのはダメな人間らしいです。これ以降陵辱ルートはプレイしないことを決意しました。やっぱEDの後味が悪すぎですよ。ま、そんなとこで。

パステーテ姫
う〜ん、この娘のストーリーもまあまあってとこですか。おもしろいとは思うものの、いまいちインパクトに欠けますねぇ。むしろこの娘のストーリーの場合、コメディな部分のほうがおもしろかったと思いますね。あの婿になるための試練(3本のキノコ(笑)の中からどれか1つを・・・ってヤツです)なんか特に。よくあんなバカげた試練思いつきますねぇ、テリオスのみなさん(笑)。

あと上に書いてあるとおり、今回陵辱ルートのほうはプレイしてません。だってやりたくないんですもん、苦痛だし、それにゲームは本来楽しまなきゃね(だったらコンシューマのギャルゲーやれよというツッコミは勘弁してください)。

天国 宙
最初はあのあまりにもブッ飛びすぎな性格が好きになれず、あまり気がすすまなかったんですがいざプレイしてみると・・・・・かなり良かったと思います。上の3人に比べると物語全体にかなり重みがありましたね、許嫁関連のエピソードもなかなか深いものがありましたし。あと椎子が非常にいい味出してました。あのラスト直前の電話してるフリなんかやられましたね〜、メイドうんぬんの前に人間としてよくできた人です。

ただあのラストの2人で呪文(?)を唱えて、そしたら流れ星が現れるシーン。あれはちょっと引きましたねぇ。しかも、それをどうすると宇宙からの使者の交信だと解釈できるんでしょう。ここだけはちょいと不満でした。でも全体的に非常に完成度の高い、良質のストーリーだったと思います。

最後に1つ。正直、Hシーンはただの足かせですね。必要性がほとんどないです。もっとも他のキャラにもこれは言えますが。

三間坂 ちこり
一応の隠しキャラかと。宙ルートからいけます。しかしすんごい名前ですな。さて、この娘のストーリーですが・・・う〜んメチャクチャ(笑)。Hシーンはジャマ以外のなにものでもないし、それよりなにより設定がハチャメチャ。いわば突然妹が湧いて出てくるようなものですからねぇ。しかもお約束のように義理。
あとこの娘のシナリオは藤咲朋乃という、ちこりの親友が登場するんですが落とせないのが残念ですね。変にブッ飛んでもないし、かなり良さげだったんですがやはり許嫁じゃないので・・・、ってことでしょうか。中途半端に顔を赤らめるもんだからハッピーEDがあると思ってましたよ。ちなみにこの娘よりの選択肢を選んでいったらちこりのバッドEDでした(笑)。しかもこのバッドEDがまたムチャクチャなこと・・・。

終始辛口だったんですが、ちこりのキャラ自体は良かったんじゃないでしょうか。つーか現実社会においてこんな(性格的にも)かわいい女の子=妹なんてことはまずないです(笑)。まあゲームの中でも義理だったんですが。

後藤 美智子
宙やちこりなどど比べるとなんとも平凡な名前の人。しかもストーリーまで平凡です(笑)。なんつーか見所というかウリがないんですよね〜、盛りあがったシーンとか皆無です。ただこの人のストーリーでたびたび出てくる「美智子パパ」なる人物がいい味出してます。京子ら3人組といい藤咲朋乃といいこのゲームは脇役の使い方がうまいような気がしますね。そんなとこですか。もう書くことないです。

鷺ノ宮 椎子
全キャラのハッピーED(結婚式ED)を見ると攻略できるみたいです。ま、それはいいとしてこの人のストーリーですがなかなかいいんじゃないでしょうかね。このストーリーでは奥崎家の全貌(?)を垣間見ることができます。しかし(他のキャラにも言えることですが)わずか数日一緒に過ごしただけで結婚まで発展するほど、相手(椎子)を完全ときめき状態(笑)にさせる主人公はすごいヤツですね。やはり彼女が言う「カラダの相性」が決め手になったんでしょうか(笑)。
だってこの椎子に限っては特に結婚までの期限がなく、別にいそいで結婚する必要はないはずですから。

最後に全体的な総括なんかを(堅苦しい言い方で申し訳ないですが)。思ったより各シナリオの質が高くてなかなか楽しめました。まあ中にはチョット・・・ってのもありましたが。ただゲームの期間(ボリューム)が短いのが難点でしたね。1回あたり早いと1時間30分とかで終わっちゃいます。そのかわりってわけじゃないですが、フルボイスなのは好感持てました。まあそんなとこですかね。あ、あと実は捨て子だったというオチを2回も使うな!ってとこですか(結局グチ)。

さてエリュシオン(だっけ?)に続きこのゲームははたして家庭用に移植されるんでしょうかね〜。まあ可能性のあるハードとしてはDCしかないんですが、もう完全に末期ですからねぇ。ただエリュシオンを発売するNECインターチャネルはSSでも最後まで粘ってましたから可能性はそこそこありますかね。

まあ今言えることとしては、ただHシーンだけをスッパリ抜いたストーリーじゃこのゲームは苦しいんで、やはりストーリーのリメイクは必要なんじゃないかと。もとからボリューム少ないですし。そうでもしないといくら横田氏の絵だからといってパンチラのひとつもできないコンシューマじゃ威力(?)も半減ですからね。・・・・・全然総括になってないな、移植の話なんかするんじゃなかった。

レビューのレビュー
卒論終わったと思ったら今度はテストです。大学4年の1月とかってある意味ヒマそうに見えますが(見えない?)、実は結構忙しいです。おかげであんまりゲームしてないんで更新がちっとも進みません。まああと2週間もすれば解消されると思いますが。とりあえず単位が結構ギリギリなんで気合い入れます。

プレイ時間・・・・・・・20時間くらいですか。このゲームの攻略をしているサイトがたくさんあったんで参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

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