FINAL FANTASY]

スクウェアの看板シリーズ、ファイナルファンタジー(以下FF)の第10作目。今回からハードがPS2となり、またFF史上初めてボイスが挿入されている。しかし「エフエフテン」ならまだ言いやすいが、そのうち「エフエフサーティーン」とかになったらなんだか言いづらいし、かっこ悪いしやだなあ。

俺的な印象
最近やたらと発売されるペースが早くなったFFですが、一向に質が落ちないのはすごいですなあ。しかし、すべてのFFにかかわってる人達(音楽担当の植松氏など)とかちゃんと休んでるのか心配になります。

ま、いらぬおせっかい(?)はこのくらいにして、いつものように各項目ごとに感想なんかを。

まずはグラフィック。驚愕ですね、特にムービー。まだFFTが出てから15年ほどしか経ってないのにこの進歩のしようといったら・・・。あと15年たったらどうなってるんでしょうね。まあ私が40代直前になってることだけは確実ですけど(笑)。

一方、普段のゲーム画面に関しても凄まじく綺麗になってます。街やダンジョンの背景なんかは
鬼のように綺麗です(こんな日本語ありませんが)。個人的にはキーリカの森やマカラーニャの森など、森全般がかなり森らしくなってると思いました。また、人に関してですが、これは思ったほどでもなかった気がします(贅沢言ってるのはわかっとります)。ま、なんにせよ現時点ではかぎりなく最高に近いものかと。

音楽。今回は植松氏ひとりで全てを作曲しているわけではないそうです。しかしながら質が落ちたわけでもなく相変わらず高いレベルでまとまってると思います。個人的にはサガフロンティア2の浜渦氏が参加してるのが良かったです。この人のピアノ主体の曲は非常に好きなんで(ルカ・シアターでいうところのM47の曲とかはおそらくこの人でしょう。なんの確認もしてないんであくまで予想ですが)。

お次はシステムについて。細かく書いてたらキリがないほど毎回いろいろ変わるので、印象に残ったものをいくつか。まず全体のフィールド画面での移動というものが無くなりました(ちょっと言い方おかしいかな)。普通これだけ聞くと自分で操作して歩き回る機会が減ったような感じを受けますが、実際のところは全然減ってません。それどころか増えてるような気さえします(ジョゼだのミヘンだの街道がやたらと多い。あと砂漠もすさまじく広いし)。

次に戦闘システムが長年続いていたATB(アクティブタイムバトルの略です。要はぼけーっとしてると敵がどんどん攻撃してくるアレです)からCTB(正式名称忘れました・・・)へと変化しました。以前のATBよりは確実に戦略性は増したと思いますし、個人的にはしばらくこれでいいんじゃないかなと思いました。別に複雑でもないし。

次はスフィア盤。これは賛否両論出そうな気がしましたね。あのすごろくみたいなのをチマチマやってくのを面倒くさいととるか、それとも達成感とかがあっていいんじゃないかととるかによって。私はどちらかと言えば後者です。ただストーリーに没頭してた等の理由でしばらくいじってないとすぐに溜まるんで(私はLV27くらいまで溜まったことがある。まだストーリーの中盤くらいだったのに)その時一気にやるのはさすがにダルかったですね。ま、とりあえず[のドローシステムよりはまともな成長方法だと個人的には思います(アレはねぇ・・・。レベルが上がることがまるでデメリットのようだったし)。

その他、装備アイテムに固有の名称がなくなっていたり、FFシリーズで初めて音楽とムービーを好きなときに見られるようになった等の変更点がありますが、いちいち解説するのも疲れるんで割愛させていただきます。

ということで今度はサブイベント全般とミニゲームについて。まずミニゲームのほうですが相変わらずの多さです。ブリッツボールのようなミニゲームとは思えないほど作りこまれたものから、落雷避けみたいな単純なものまで実に様々なものがあります。一通りやりましたが感想としてはチョコボ関連はどれも操作しづらかった気がしますね。とくに「よけよけチョコボ」だかそんな名前の前からくるカモメ(?)を避けながら前に進んでいくやつ。最高にストレス溜まりました(笑)。あとマカラーニャの森のチョウに触れていくやつも大変でしたね。青いチョウはこっちとしては絶対さわってるつもりなんだけどなかなか消えてくれないし、もちろん赤はその逆(笑)。テレビに散々グチってました。

今度はサブイベントについて。こちらは今回あまり多くなかった気がします。代表的なのはジェクトのスフィアを探すやつとか砂漠でサボテンダーと熱き戦い(笑)を繰り広げるやつとかでしょうか。サボテンダーのほうは難易度的にもちょうどよく、まさに熱い戦いとなりました。ジェクトのスフィアは知り合いに場所を教えてもらったんで・・・、まあドーピングみたいなもんですか(つーかあんなんノーヒントで探す気しません)。他にも召喚獣のバトルとかモンスター訓練場とかありますが、とりたてた感想とかはないです(超簡単に感想を言うなら召喚獣のほうはやたら簡単で、モンスター訓練場のほうはやる気にならんほど敵が強いといったところです)。

ストーリーについて。序盤は唐突な展開が多く理解しづらかったんですが(アーロンの説明が皆無だったり、シンがいきなり現れたり等々・・・)、途中からはなかなか良かったと思います。印象に残ったところとしては、まずミヘンセッションですかねぇ。ただムービーが良かっただけな気もしますが。ちなみに私はなんの情報もなかったのにも関わらず、ルッツの方が生き残りました。あとはまあ平凡かもしれませんがシーモアとユウナの結婚式ですね。あのユウナが落ちていって「どうやって助かるのかな」と思ったら、実に納得できる助かり方でした(この辺がサクラ3とは違うね。いきなり関係ないことですが)。

それとシンがジェクトな理由。実に単純でかつ納得できますな。好感もてます。

各キャラの印象
今回はいつものようにダラダラ書くのはやめて、一言感想を書いてあと戦闘中の好きなセリフなんかを書こうかなと思います。そういや今回キャラにファミリーネーム(名字のことです)がないですね。超絶どうでもいいことですが。

ティーダ
いつもどおりFFらしくベラベラとしゃべりまくる上に、今回からボイスがつくのでさぞかし感情移入の面で問題があると思ったんですが意外とそうでもなかった気がします。それでもドラクエとかに比べると雲泥の差ですが。あとお気に入りのセリフとしては、

「逃げるんじゃねえからな!」

とんずら時のセリフです。平凡ながらもこういうのは好きです。ところでこの人メンバーの中で一番(唯一?)楽しそうに戦ってますね。「おまたせ〜!」とか。

ユウナ
ティファ、リノアと最近のFFは嫌いなヒロインが多かったんですが(ガーネットはそうでもなかった)、今回のユウナはまあまあ好感持てました。なにが理由とかそういったことはないんですけど。お気に入りのセリフとしては・・・う〜ん、特にないかな。

基本的にクソ真面目なキャラでしたからね。続編の]−2だと割とはっちゃけてましたけど。

ワッカ
一直線なヤツ。最初ルールーとだんだん恋仲になっていくのかと思ってましたが、全然そんなことはありませんでした。ルカでのブリッツボールの大会の時とかはいい感じだったんですが。お気に入りのセリフとしては、

「さ〜すがオレ」

戦闘勝利時のセリフです。これぞプロの演技です。しかしこんな自信に満ち溢れたセリフ言うんなら、ビサイド・オーラカをもっと強いチームにしろや!と言いたくなります。

ルールー
FFZのティファ以来の久々の巨乳キャラ(笑)。そんなことをウリにしてるシリーズではないんですけどね、まあ一応男としては言っておかないとならんので(爆)。この人、単体だと常に冷静でつまらんキャラです(おもしろけりゃいいわけでもないんですが)。が、あのメンバーにいてこそ味があるキャラなんじゃないでしょうか。お気に入りのセリフは、

「右スティックをグルグル回せ!」

みなさんご承知だと思いますが本人のセリフではないです(笑)。いやあこの人、あんまりにも普通なセリフしか言わんものでねぇ・・・。で、なぜこれにしたかというと私はこれが実に苦手でして(5回とか攻撃するので精一杯)、まあとにかく印象に残ったこととしてこれにしました


キマリ
なんか知らんが味のある人。最初一人称「キマリ」なのには違和感ありましたが、よく考えるとオレとかの方がよっぽど変ですね。そういやこの人って初めて異界(グアドサラムのやつ)に来たとき何してましたっけ?なんか他のキャラはみんな覚えてるのにこの人だけ覚えてないっす(全然キャラの感想になってませんな)。お気に入りのセリフとしては

「ハァ−−−−−−−−ッ!」

オーバードライブ時のセリフです。少なくとももうひとつの「フ−−−−−−−−−ン!」よりは好きです(笑)。つーかもうちょっとしゃべろうよ。

アーロン
実は○○。ま、ネタばれ前提のレビューなんですが一応隠しておこうかなと。しかし彼がそのことをティーダに話すときティーダはなんとなく気づいていたみたいですが、私はエラく驚きました。ひょっとして私って鈍感?
お気に入りのセリフとしては

「さて・・・・・、片付けるか」

メンバー交代時のセリフです。このあと敵を「流星」で吹き飛ばすと有言実行になります(笑)。それはともかくこの人ボス戦ではヘイストかけておくだけで驚異的に働きますね。私はいつもボス戦のアーロンはちょこまか動き回ってました。

リュック
ストーリーはともかく戦闘においてはイマイチ出番というか役割がなかった人(少なくとも私は)。ただ調合をすべて埋めるため途中から積極的に戦闘に出してて、結局かなり強くなっちゃいましたが。あと個人的に思ったことは声(の技術)がいまひとつ・・・といったところでしょうか。お気に入りのセリフは

「へっへーん」

戦闘勝利時のセリフです。これは好きというよりはあまりに素人っぽい演技だったので。ところでいつだったかのファミ通にこの娘の声役の人のインタビュー(+グラビア)が出てましたが、なんつうか若すぎです(20にすらなってなかったです、・・・たしか)。どう考えても経験・実績不足でしょう。・・・なんだか辛口になっちゃいましたがこんなとこで。

シーモア
最初は結構カッコ良さげだと思ったんですが・・・。結局最終的な印象としてはゴキブリのようにしつこいヤツ、とこれしか残りませんでした(ひでえな・・・)。しかし毎回毎回出てくるたびに自信満々なのには恐れ入ります。あと最後の対決に勝った直後に言うセリフ

「バカな・・・」

って今更それはないと思うんですが。あんた一体何回負けたのよ!

その他の人
突然ですがメイチェンが好きです(爆)。なんか話聞いてると眠くなります。あとの人は・・・・・今回もシドを筆頭にビックス・ウェッジといった常連が登場してますが、なんかFF[のシュウもいますね。彼女も常連と化すんでしょうか。

レビューのレビュー(フリートークのようなコーナーです)
久々の更新です。まあそれはともかくとして今回のレビューの最大の問題点。実はまだ私クリアしてません・・・。ネタばれ前提のくせにネタばらされるとこっちが困ります。みなさん掲示板に書かないように(^_^;)。まあこれまでの物語から2人ほど消えるのは予想できますが・・・、とりあえずサッサとクリアしますか(の前に卒論をなんとかせんと。もう再来週提出なのに完成が見えません(汗)。かなり泣きそうです)。

プレイ時間・・・・・・・今のところ75時間。ストーリー自体は今回短めなので35〜40時間で終わるかと。私はサブイベントやらミニゲームやらに没頭してたので・・・。ちなみにモンスター訓練場とブリッツ以外終わってます。ええ、「とれとれチョコボ」だったかで0:0:0秒出しましたよ。ええ、オメガウェポン倒しましたよ。ええ、落雷200連続で避けましたよ。他にもチョウ探しも聖印取りましたし、サボテンダーもフレンドスフィアとりましたよ。

・・・・・ヒマ人と言ってくれて結構です。

2002/01/08追加分
やっとクリアしました。正確にはもっと前にクリアしてたんですけどヒマがなかったもんで・・・(前の文章と矛盾してますが)。で、EDの感想なんですが、まあ予想どおりの展開ではありましたね。しかし実に良かったです、印象に残るシーンが山ほどありました。真っ先にあがるのは・・・、まあ平凡かもしれませんがユウナがティーダを抱きしめようと駆けていって突き抜けちゃうとこでしょうか。ユウナが呆けてるのが印象に残っとります。

あとご存じのとおりアーロンも消えちゃうわけですが、なんつうか「あっけない」ですね〜。そりゃあ主人公であるティーダと比べるのは酷かもしれませんがそれにしても淡白です(ムービーですらない)。ほとんどの人が何も言いません。その中でアーロンがキマリをトンと叩くシーン、あれは良かったです。あれがアーロンなりのお礼なんでしょうね。お互い一言も話さないとこが好感持てました(もっともキマリはいつもああだけど)。それとジェクトと会ったときも結局「すまん・・・」と、この一言しか言わないとこも残念でしたね。もうちょっとしゃべってほしかったです。

最後にEDの終盤の後日談みたいなシーン。インターナショナルで完全版(?)が追加されてる理由がよくわかりました。後日談としてはかなり中途半端です。ただEDとしてはみんなの前で演説するシーン。あれがラストでも別にいいんじゃないかと。

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