ときめきメモリアル ドラマシリーズVol.3  旅立ちの詩

ときめきメモリアルドラマシリーズの第3作目。今回は最終作ということで本編のメインヒロインであった藤崎詩織とさらに本編では隠しキャラであった館林見晴のダブルヒロインになっている。

俺的な印象
みなさんご存じのとおり、このゲームを最後にときメモ1関係のゲームは終了となってしまいました。ま、今更書くことでもないんですが。それに5年ほども続きましたからねぇ〜、いい加減潮時ってやつだったのでしょう。ときメモ2は2年ほどで終わっちゃいましたが。・・・相変わらずへタレな書き出しだな。

んじゃ気を取り直して(?)ゲームの感想へと参りましょう。

まずはグラフィックから。またもキャラの立ちポーズが書き直しされてます。相変わらず気合い入ってますねぇ。しかも1つの服装に一種類ではなく、場所が変わるとポーズが変わるキャラとかもいます。ハア、すげぇ。

音楽。過去のドラマシリーズと同じくサウンドコレクションからのチョイスと、このゲーム用に作られたものがあります。相変わらず質はかなり高いです。欠点としては自分の部屋でできるサウンドモードで、片方のCDだけで全ての曲が聴けないということでしょうか。まあ些細なことですが。

キャラ。ときメモ1最後ということでみのり、鈴音を含め全キャラ登場しております。また、今回がドラマシリーズ初登場の清川と美樹原の2人は出番が多めになっています。と、ここまではいいんですが今回新キャラがいないです。それなりに残念ですね。まあダブルヒロインかつ、全キャラ登場となると、もはや入れる余地が無かったような気もしますが。

システム。結局メッセージの早送りは無いままでした・・・。放課後モードのときとか結構その辺を不自由に感じます。あとは他のサイトのレビューでもよく見ますがキャラとかをクリックするときのレスポンスも相変わらず悪いまんまです。まあ私はそんなに気になりませんでしたけどね。

ミニゲーム。最初の虹色に比べると随分と増えましたなぁ・・・。スキーやお弁当のゲーム(秋穂のストーリー時のやつ)などプレイする機会がほとんどないものもいくつかあり、また前2作のミニゲームも再びプレイすることができ、膨大な数になってます。質もなかなか良いと思います。ただ、これだけあるとどうしても似た感じのものも出てきてしまいますが(例えば美樹原と鏡とか。結局画面の指示にしたがって時間内に順番どおりにボタンないしキーを押していくタイプのものですからね)。

あとはストーリーの感想ということでキャラ別の印象と一緒に。相変わらず長いですがご容赦下さい(しかしコレって評判いいのか?)。

各キャラの印象
藤崎詩織
ちゃんと幼なじみしてやがる・・・(笑)。と、いうのが印象でしょうか。オレはあの一緒に下校すらしてくれない、バレンタインの時義理チョコすらくれない、さらにはデートの時終始つまらなそうな顔してる、あの詩織がいいんだー!って人以外にはなかなか楽しめると思います(無意味に長い文章ダナ・・・)。特に印象に残ったシーンといえば、下校時に公園で昔のことを思い出すところでしょうか。なんだか自分まで昔のことを思い出してしまいました(ハズい)。あと(その回想の中での)指輪を渡すイベントはおそらく本編での2人で誕生日のイベントとシンクロしてるんでしょうが、プレイした時期の関係かそれよりも先に2のメインヒロインである光のほうが先に浮かんでしまうのが、なんか時代の流れ(笑)を感じました。

それにしても最後のマラソンは疲れますね。単純作業とはいえ、かなりの間やってなきゃならんですからね。

館林 見晴
PCエンジンで初めて「ときめきメモリアル」というゲームが登場してからかれこれ何年たちましたか・・・。ついに「謎の女」でない彼女と会話を普通に出来るゲームが登場しました(笑)。なにやら壮大に書いてますが実際のところ、本編ではEDでやっと名前が明かされるようになってますし、あのゲーム終了間際に起こる中央公園でのイベントでも名前を教えてくれますがアレを見ちゃうと館林のEDの可能性が無くなっちゃいますし。あとのゲームはみんな「謎の女」(笑)。ときめきの放課後とか結構会話するシーンもありますが主人公は彼女のことを「当たり屋」と呼んでいて名前を知らない様子(二人きりでクイズしといてそりゃないと思うが)。

やけに前フリが長くなっちゃいましたがそろそろ感想のほうを。・・・・・やはり最初はストーカーしてますね(笑)。まあこの娘のステータスみたいなもんですが。あとは・・・・・意外と印象に残るシーンがないですねぇ(汗)。強いていえば順調に仲良くなっていってるのに、ある時突然「あの人」のことをあきらめると言い出すところでしょうか。別にそこまで詩織について熱く語ったわけでもないのに随分とアッサリ身を引いちゃうというか、あきらめちゃうのは違和感でましたね。少しは頑張れよ(笑)。


あ、ひとつ思い出したことを。主人公が館林の気持ちに気づくきっかけになったあの体育祭の写真。館林以外みんな黒髪で館林が異様に浮いちゃってるのが笑えました(結局グチかい)。

清川 望
今回がドラマシリーズ初登場ということで、これまでの分を挽回するべく(?)やたらに出番があります。本編ではマラソンを始めてからこの娘の顔を見ない日というのがありませんし、他にもサイドストーリーを持っていたり、花壇のイベントがあったりといろんなとこに登場してます。全体的に本編のイメージを損なうことなく無難にまとまってると思いました。さすがに雷を恐がるイベントとかはないですけど。

美樹原 愛
この人も初登場。ということで清川ほどでないにしろかなり出番があります。「文集に書くことがない」という超現実的な悩みにはなかなか好感もてました。まあ最終的にカラスのことを書くってのはいかにも、ですが。あとあの水晶はちょっとやりすぎじゃ・・・(どっから天然のなんぞ持ってくるのよ)。

主人公
今回の主人公は前2作とは違い、とりたてた特技・趣味があるわけではなく本編に近いニュートラルな感じになっています。個人的に前作の彩よりははるかに感情移入しやすかったと思います。

その他の人
鏡。演劇部部長再び!(笑)今回は鏡の裏の部分とでも言いましょうか、プライベートな部分を堪能することができます。あと虹色の卒業式での「一流の舞台で再会しましょう」というセリフが良かったです。優美。美しき兄弟愛の話です(笑)。最後に好雄にカレーを作る時、実はミニゲームが失敗してもちゃんと最後にはハッピーエンドになります。ただその場合、放課後編で最後の日に一緒に下校できなくなりますが(=アルバムが埋まらない)。私は見事にハマりましたよ。

みのり。ドラマシリーズ影の女王(笑)。今回もワンサカ出番があります。自分のサイドストーリーをもっていてさらに優美のストーリーにも常に顔をだし、しかも「秋穂の手紙」というこの人専用のおまけまであります。すごいですね、相変わらず(それに比べ鈴音は・・・)。ストーリーはまあ虹野へのコンプレックスを克服するような話でしょうか(超ヘタな説明ですいません)。それほど長くはないですがかなり密度は濃いと思います。あと今回ついにバッテンを卒業しますね。しかしながらクリックする機会がないのは少し残念・・・(優美のストーリーをうまくいかせばなんとかなるのかもしれませんが)。

虹野。かろうじて皆勤賞(笑)。虹色の卒業式もあるのでまあ前回よりは出番があるかと。鈴音。出番あれだけですか・・・。上でも書きましたがみのりとはエライ違いですね。伊集院。まさかあのバレンタインのトラックをドラマシリーズで見れるとは。しかも本編とは違い真上からの視点じゃなく、見上げる感じになっているので迫力度も大アップです。でも出番はそんくらいです(笑)。あと物語の終盤のちょっとシリアスなシーンは印象に残りました(特に『それもよかろう』ってセリフ)。

好雄。プールの時彼の水着までわざわざ全身を見せてくれるのには参った(格闘ゲームでいうところの女キャラだけでなく、男キャラのスリーサイズまで設定されているようなものか。よくわからんたとえですけど)。あと今回顔を赤らめすぎ!(笑)栗林。今回は詩織編なら必ず会うことができます。あとは普通に会話するだけなんですが、相変わらずというか会話してるというよりは取材してるような感じがしますね。あとの人はゲストのようなものなので割愛ということで(みのり書きすぎて疲れたというのもありますが
(^_^;))。

レビューのレビュー(フリートークのようなコーナーです)
いい加減この各キャラの印象書くのやめようかな・・・と今思ってます。エラく疲れますし評判がいいのか悪いのかちっともわかりませんからねぇ(誰か掲示板に書いてくれ〜!)。話は変わりまして今更こうやって1のドラマシリーズのレビューを書いてきたわけですが、なんつーかこれだけのために
SS版が全部家にあるのにPS版までひととおり揃えてしまいました。しかも理由はSSを出すのが面倒くさかっただけという(・・・)。しかし安いですなあ。すでにベスト版が出ているので新品でもそんなに金がかからないのですが中古になるとひとつ2000円で買えますよ。ちなみに虹色1480円・彩1900円・旅立ち1900円でした。いいのかオイ。旅立ちなんてこんなボリュームあんのに。

プレイ時間・・・・・・・25時間ほどかと。まだアルバムは下校時のものが埋まってませんので一応まだプレイしてます。もしかしたらなんかレビューに追加で書くかもしれません。

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