リアルバウト餓狼伝説スペシャル ドミネイテッドマインド

以前ネオジオ等で発売されたものに様々な変更点を加えPS用オリジナル作品として発売された作品。アルフレッドなどの新キャラやラインバトル制の廃止・オープニングムービー・必殺技をキャンセルして潜在能力などが出せるファイナルインパクト(名前違うかも)などが主な変更点である。

俺的な印象
一応オリジナル作品という位置づけなのでもとのリアルバウト餓狼伝説スペシャル(以下RBS)と比較するのは間違っているのかもしれませんが8割ほどはもとのRBSのまんまなのでこのレビューでは主に移植度について述べようと思います(かなり辛口ですがご容赦を)。

で、その移植度ですが・・・すごいです、削りに削りまくってます。昔からSNKがコンシューマへの移植がそれほどうまくないのは知っていましたが(ネオジオCDですらいろいろ削ってるくらいですから)、このゲームはそのなかでも一番と言っていいほどにひどい出来です。かなりとんでもないところまで削っています。それでは少し細かく書きましょう。

まず勝ちポーズが半分以上のキャラが一種類だけにされてます(本来はパーフェクト専用のものがあるキャラなんかもいてかなり数は多いのですが・・・)。テリーとか最初のラウンドに勝っただけで「よし、OK!」とか言います。まるでKOF94のようです。同様に試合前の演出も大幅に削除されています(アーケード版のようなCPU専用の登場の仕方などは微塵も残ってません。たとえばチンが車に乗ってきたりとか)。と、ここまでは演出部分についての説明です。今度は格闘部分を。

とにかく最初は驚きましたね。なんせ違う技になるほどに絵を削りまくっているものや、技自体なくなっているキャラとかいるくらいですから。例えばホンフゥの爆発ゴローという超必殺技、ヌンチャクを振り回しまくって最後にフィニッシュという技ですが、なんと根こそぎヌンチャク部分が削られてます。そのかわりとして通常技を出しながら突進するようになってます(リアルバウト餓狼伝説2のジョーのサンダーファイヤーみたいな感じ)。あとローレンスのブラッディーサーベル。本来(ネオジオ版)は連続入力していく多段攻撃だったのですが、単発の技に変わっています。というかネオジオ版のレバー後ろパンチのサーベルと同じ絵です。ちなみにこのゲームではレバー後ろのサーベルはありません(あったら必殺技のほうを使う必要がなくなってしまいますからね)。

今度は技自体なくなっているキャラについてですがとりあえず目立つキャラはテリーでしょうか。というか他のキャラは忘れてしまいまいしたので(^_^;)。で、そのテリーですが、なんと元であるRBSからの新技であったパワーチャージが削られています。あのなあ・・・といわんばかりの変更点です。先にPSでRBSを出していて、バージョンアップ版としてこのゲームを出すのなら問題はありませんが、これしか出してないわけですから新技くらいは残しておいてほしかったです。その変わりとしてクイックバーン(名前違ってるかもしれません)とかいう技が追加されてますが絵・声ともに使いまわしで新鮮味に欠ける上、たいして役にたちません(^_^;)

最後にロード時間などについて。ロード時間はそこそこです。まあSNKにしては頑張ってるほうです(失礼)。ただ勝負数が2本制しか選べないのには困りますね。あとは技表がついていたり各キャラのプロフィールが見れたりと及第点には達しているんじゃないでしょうか(偉そう)。

レビューのレビュー
ここまでいろいろと書いてきたわけですが実はこのゲーム、ほとんどプレイしてないんですよね〜(^_^;)。発売日とかそういうときに買ったわけでもなくただ安くなってた中古をたまたま見かけて・・・ということなんです。ファイナルインパクトなどの新しいシステムを駆使すれば実はかなりおもしろいゲームなのかもしれません。しかし今更やる気もないし・・・とりあえずこのゲームおもしろかったぞ!って人はこの辛口なレビュー(というか問題点を並べただけのような気がするが)を見て腹を立ててることと思いますのでお詫び申し上げます。

プレイ時間・・・・・・・2時間くらい。さっきも書きましたがほとんどやってないです。そして恐ろしいことに私、ホワイトを見てません(おい・・・)。こんなんでレビューを書く資格なんてないんでしょうね・・・。反省します。

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