新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド

PCで好評だった作品の移植作。セガサターンでのエヴァ第4弾です。

俺的な印象
これははたしてゲームと呼べるんでしょうか。なんかどこぞの雑誌やらに紙芝居とか書かれてましたがまさにそのとおりです。しかしながら、けっしてそれがいけないというわけでもないんですけどね。では内容へ。

え〜とこれはTV版(以下本編)の第9〜10話くらいの時の設定となっていて、まあ1番平穏(?)な時期ってやつです。以前に発売された2ndインプレッションなどもこの辺の時期で設定されてました。まあそれはいいとしてある時霧島マナたる転校生がやってきてそこから物語が展開していくわけですが、なんか今回は趣向とでもいいましょうかいつものくら〜いイメージのするものではなく全体的に明るめな、しかもバリバリのラブストーリーになっています。私はただエヴァというだけで買ったわけで発売前まったく予備知識というか情報を仕入れてなかったのでこれには面食らいました。

もう1つかなり気になったこととして、なんか登場人物の一部の人(とくにシンジとアスカ)の性格が本編と比べて随分と変わってるとこでしょうか。まずシンジ。なんかひじょーに積極的になってます。マナをデートに誘ったりするは(このシーンはまあシンジらしさもでていたが)、あるシーンで自分の邪魔をしてくる黒服を体当たりで蹴散らしたりは、いつものウジウジ(?)な彼とは大違いです。マナに関することは「恋は人を狂わせる」とも言いますし(爆)まあありえなくもないんですが、他のほとんどのシーンも随分と大胆な人になっちゃってるのが気になりました。というかもうあれはシンジではないです。

アスカ。さらに変わってます。「エヴァ」という作品をより好きな人ほど「なんじゃこりゃ?こんなんアスカじゃないよ」という感想がでることでしょう。とにかくシンジに萌え萌えです(笑)。本編ではどことなくってくらいでしたがこの物語のなかではかなり表面に出ております、とくに嫉妬が。あと後半のシーンでマナの消息というか生存が不明になるシーンがあるんですが、あの時の「私がかわりになってあげようか」みたいなセリフはさすがにハァ?と思いましたね。あの孤高なるプライドはどこへやら・・・・・・。このゲーム、アスカファンの人にはオススメできません。

ほかの人はそんなに変わってません。レイにいたっては出番が少なすぎてよくわかりません。加持はいつにも増しておいしい場面をかっさらってます。また今回初めてゲームにおいて冬月が出てきます。冬月ファンにはオススメです(笑)。

今度はシステムについて。まあシステムってほどのものはありませんが、1つ気になったことを。1回物語が進みだしたらなかなか止まりません。本かなにかで見たんですがこれはテンポというかキャラどうしの会話の間を大事にしたそうです。たしかに大事なことかもしれませんが10分とか止まらない時もあるんで電話とかのとき困ります。携帯電話の電源は切ってプレイしましょう(笑)。あと一回でもクリアするとメッセージスキップが使えます。ごく普通ですね、ツッコミようがありません。

その他のこと。EDの歌が非常に良いです。これは聴いてくださいとしか言いようがありません。なんかさわやか(?)に映画が終わったような感じです。あとは最後の選択肢でEDが分岐します。最後だけってのが残念ですがそれぞれガラリと変わった展開になるのでまあ良しとしましょう(偉そう)。

レビューのレビュー
中途半端に内容に触れてしまいました。ここまで純粋なアドベンチャーになると内容に触れながら書くとかなりの長文になってしまいがちだし、かといってそういうことを伏せて書こうとするとなにも書くことがない、とかなり大変でした。結局中途半端でヘナヘナ(?)な文章になってしまいました。つまらなかった人にはお詫び申し上げます。

プレイ時間・・・・・・・8時間くらい。1回4時間くらいで終わると思います。しかもこのゲームは自分のペースで進めることがほぼできないので個人差もほとんどないでしょう。別に終わるスピードなんてどうでもいいんですけどね、早解きしてるわけでもないですし。あと結構ボリュームがあるように感じました、まあ5800円にはとても釣り合いませんが。

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