Find Love2 〜Rhapsody〜

ファインドラブの第2作目。今作は前作に出てきた登場キャラのうち、人気投票によって選ばれたキャラが登場している。

俺的な印象
・・・・すごいゲームです、いろんな意味で。まあこのゲームを知らない人も多いと思うので最初にゲームの概要なんかを軽く説明しちゃいます。このゲームを知っているという人はすぐ下の4行は別に読まなくて問題ないです(一応読んでくれたほうがいいとは思いますが)。

このゲームの主人公はミュージシャンを目指している高校3年生で、高校を出たら音楽でメシを食っていこうと考えています。そして高校生活最後の夏休み、突然父親に「夏休みの間だけマンションの管理人をやってくれ!」と言われ、しかもそのマンションは全国から集まってきた美少女たちが住んでいるのです(全国ってのがムチャクチャ。まさにエロゲーな設定です)。主人公の夏休みはどうなってしまうんでしょうか。

ほとんど説明書から抜粋しました。要は女の子とHするゲームです(笑)、ちょっとはしょりすぎな言い方ではありますが。

では今度はシステム等について。このゲームは前半は街の中をうろつき女の子と出会って会話により好感度を高めていき、そしてデートの約束がとれるようになったらデートを繰り返しさらに好感度を高めていき、最後にはHと。・・・・・まんま下級生です、ここまでは。しかしながらストーリーの概要でも書いたとおり主人公はミュージシャンを目指しているということで、ギターの練習というものをしなくてはなりません(強制ではないがある程度レベルを上げておかないとバッドEDになってしまう)。で、このギターの練習はミニゲームとなっているわけですがこれが実に実に面倒くさい。簡単にいうならばときメモドラマ彩のラブソングのあのギターゲームのバージョンダウン版(笑)ってところでしょうか。カーソルが所定の位置(各ボタンを押す位置)まできたらそのボタンを押すだけです。いくらレベルが上がっても、特別テンポが速くなるわけでもなく延々とやらなきゃなりません(多少は難しくなる。たまに曲が変わる)。つまる・つまらんとか言う以前にただの作業です。

しかもリード・サイドと2種類あり、それぞれがレベル10くらいまでいかないとバッドEDを回避できない上、レベルの上がるスピードがかなり遅めです(後半になると4回も5回もやらなきゃならない)。ここまで上げるのに2〜3時間は確実にかかります、ひじょーに疲れます(まとめてやるとなるとさらに。書き忘れましたがこのミニゲームは自由に行うことができます)。あとその他に勉強もしなければなりません、しかもこれも2種類あります。ただ、これはミニゲームではないので時間的にはそんなにかかりません。しかしながらついでに入れたとしか思えないです、これは。必要性がないです(でも上げておかないとバッドEDになってしまう)。


次は女の子との会話についてです。これはすごいですよ、マジで。まず女の子と出会います。最初に挨拶みたいなものを交わします。ここまでは普通です。が、次に「態度は?」なるものが出てきます。ここで「ノーマル」「キザ」「ワイルド」の3つの中から主人公の態度を決めなければなりません。・・・・・・・・・・・・・・・・ってなんですかこれは?別に必ずしも現実味あふれた恋愛アドベンチャーを作れとは言いませんがあまりにもぶっとびすぎです。主人公=プレイヤーの方程式(感情移入ともいう)なぞ微塵も成り立ちません。しかも同じ女の子に対して毎回コロコロ態度を変えても何も会話が変化しません。さすがに主人公の人格を、しかも任意に変えられるゲームは初めてでした(しかも選択肢がまさに直)、脱帽です。おまけに存在理由がわかりません。すべてノーマルで問題ありません。

そして女の子の好感度は服装の変化によってわかるようになっています。何故か6種類のキャラと4種類のキャラにわかれています。と、ここまでなら特に問題はないんですが好感度が上がっていって6種類目の時点でさらに上げていくとなんかまた最初の服に戻ってしまいます。しかも別に限界以上に好感度を上げたわけでもないです、ハッピーEDに到達するにはこのローテーションを2周ほど回らななくてはなりません。結局のところ今の好感度がどのくらいだかすぐにわけわかんなくなってしまいます、4種類のキャラなんかさらに(ときメモや下級生のように普段から頬を赤くしたりとかはないです、たしか)。

お次はマップ移動について。さきほど下級生に似ていると説明したのでなんとなくはわかると思いますが(下級生を知らない人は・・・すいません。とりあえずできるだけわかるように説明します)、ほんとにまんまなわけでもなく一応このゲーム独特なものもあります。これもすごいです、インパクトは。
1歩1分です。・・・・・・・・・・・リアリティの追求を通り越してます。デートの時とかちょっと待ち合わせ場所に入りそこねただけで数分の遅刻です。でもちゃんとオートで指定の場所へ行ってくれる機能はあります、そこまで頼りにはなりませんが(ちゃんと1番速い道順を通っているのかどうも怪しい)。あと暇つぶしという名前で時間を進めてくれる機能もありますがただその辺で壁に向かって歩き続けるだけで猛烈なスピードで時間が進むので、親切な機能ではありますがそんなに使う必要はないです。

ところで舞台となる彩香町という町、やたらと広いです。普段入る必要もなく、デートの場所にも選べず、しかもイベントも起こらない(知ってるかぎり)場所がたくさんあります。

キャラ。だらだらと全員書いてもしょうがないので(ここまで細かく書きすぎたので)1人に絞ります。いわゆる恋愛アドベンチャーの定番的設定のキャラがほとんどですが1人だけ変わった娘がいたのでその娘について少々。高梨直子。一般の家庭用ゲームでは珍しい同性愛をしてしまう娘です。そして当然行ってはならない道(なんじゃこの言い方は)から連れ戻そうと説得するイベントがあります。普通ここまで聞いたらこの時こそ「ワイルド」が活躍すると思いますよね?(まあ思わないって人もいるかもしれませんが)しかしながら普通に選択肢をこなすだけで解決できます。はぁ・・・、よくわからん(こっちの予想どおりの展開ってのがほとんどない。意外性があっていいのかも知れないが。しかし例えば女の子が不良たちに囲まれてたらそれを助けるイベントだと思いますよねぇ。しかしこのゲームの場合はその女の子が(これも高梨です)英語しゃべりまくって撃退します、こんなん予想つかねー!)。

その他の気になった点。当然このゲームにも男のキャラがでます。が、立ちポーズが1個しかありません。冒頭でお話したとおり主人公は音楽活動をしており(いわゆるバンドです。書き忘れてました。個人じゃないです、複数です)、他のバンドのメンバーと会話を話すシーンとかもチラホラあるんですが、・・・・・・ドラム担当のヤツがいつでも半裸でスティック持ってます、公園だろうがデパートだろうが。これもまたお約束ってやつでしょうかね。


もう1つ、今度はかなり(1番といってもいい)重要なことです。このゲームは本体5ヵ所、パワーメモリー5ヵ所の計10ヶ所にセーブできるわけですが、なんとこれだけで他にシステムファイルというものが存在しません。どういうことかといいますと、たとえばデータ1で1人の女の子をEDまでいってCGもそれなりに集まったとします。そしてこのゲームは他のゲームでもおなじみなCG鑑賞モードというものがあってそこでいつでも見れるようになります。が、データ1に何か上書きするとそれが見れなくなってしまいます。気づかないで上書きしたらこのありさまです。これにより私はこのゲームにピリオドを打ちました。・・・・・・シャレになってません。

最後に1つ。これはどうでもいいことですがかなり謎なことなんで書かせてもらいます。なにかを決定したときに「ピキーン」と効果音が鳴るんですが、この効果音を毎回ロードしてます。例えるなら「ボタンを押す」「ジーッ」(ロードの音)「ピキーン」って感じです。何故?レスポンスが悪いとかそんなレベルは完全に超越してます。

レビューのレビュー
ここまでたどり着いた人はほとんどいないでしょう・・・。かつてない駄文です。かなりマイナーなゲームなんで細かく説明を入れながら書いていこうと思ったんですが、みんな途中で飽きちゃいますねこんなんじゃ。というより書いてた私が先に飽きてしまいました(笑)。最後の方はかなり強引に終わらせてしまいました。読んでくれた方、感謝感激土下座の嵐(?)でございます。

プレイ時間・・・・・・・20時間ほど。1回のプレイで8時間くらいかかります。要するに3回もやってないです。そういや終始ボロクソ書いてましたが前作の1はそんなにひどくないですよ、まあジャンルそのものが違いますが。

注・・・・昔やったものを書いているのでどこか間違ってる所もあるかもしれませんが、その場合はご容赦下さい。

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