時と永遠 トキトワ

2012年クソゲイヤー選出作品。2010年大賞のラストリベリオンのレビューが思った以上に好評のようなので、調子に乗ってコレにも挑戦してみましたヽ(´ー`)ノ

俺的な印象


「ハード性能も上がったし、今まで誰も手をつけなかった全編手描きアニメーションのRPGを作ろう!!」

「開発始めてみたけど予想以上に金も時間もかかるぞ(;´Д`)」

「このままじゃ確実に赤字だッ、アレもコレもみーんなカット!ヽ(`Д´)ノ」

「かなりイビツな作品になっちまったが絵師&声優&音楽には金かけたし、萌えオタなら買ってくれるだろ」




つまりはこういうことか?(´・ω・`)




とにかく
手抜きという単語が頭をよぎるこのゲーム。

イメエポ(=開発元)は「何でPS3&箱○の時代になって数年経っても誰もこのジャンルに挑戦しなかったのか」というのをまず十分に考察すべきでしたな。

まあストーリーが手抜きとか以前に純粋にクソなので、仮にマイクロソフトみたいな無尽蔵に金を引き出せるようなメーカーが作っても雰囲気ゲーってだけで良作にはなれなかったでしょうがね(´∀`;)


上で書いたように絵師やらは一流使ってるんだから、ストーリーもしっかりした人使えば少なくともクソゲイヤーに名前出るようなことはなかったと思うんですが・・・。




んじゃ今作最大のウリであるグラフィックから。
CG全盛の中全て手描きのアニメーションということで注目されたわけですが(PVの時点で既に怪しかったように)『枚数不足が酷すぎ&モーション少なすぎ&NPCにしろ敵モンスターにしろ種類少なすぎ』と中身は手抜きのオンパレード。

フィールドに至ってはそもそも手描きですらない詐欺状態で、ハード性能を生かした新しいことに挑戦してるはずなのに(あまりのカクカクアニメぶりに)PCエンジン時代の天外魔境あたりを思い出させるような出来だったり。

こんなザマになっちゃうんなら、素直にCG主体で良かったんじゃね?(;´Д`)
CGでも二ノ国における「ジブリアニメがそのままゲームになった」みたいな見た目にできるわけですし、もう少しやりようがあったと思うのですが。

まあCGであるはずの背景にしてもどこ行こうが代わり映えしない平原といい(夕焼けなどではなく単純に)赤だったりオレンジだったり意味不明な色をしてる空といい、問題点は山積みなんですがね(^_^;)。




音楽。
世界樹シリーズで知られる古代氏が担当。
この人は初代カルドセプトが私的に良かったんですが、今回も負けないくらい高品質だったんじゃないかとヽ(´ー`)ノ

お気に入りは街中で発生する討伐クエストのBGMですが、マイナータイトルなだけあってメドレーくらいしか動画が転がってなかったためコレを掲載。
2分くらいから始まる「木漏れ日」というタイトルの曲ですね。






CV(声)について。
絶賛売出し中・・・というよりは安定期(?)に入ったようなメンツを揃えてるイメージ。
まあどちらにしろ有名ドコばかりなんで、あんま声優興味ない人でも聞いたことある声がチラホラあることでしょうし、日ごろからボイスありなゲームしてる自分みたいな人間にはおなじみの一言に尽きるんじゃないかと(´∀`;)

私的にはネプテューヌ以来であろう、植田佳奈がエライ久々に感じましたね。




ストーリー。


何がしたかったのか(´・ω・`)


(もはやギャグとすら形容できない)野球中継だの消費者センターだの世界観を無視したお寒いセリフがひたすら繰り返され、主人公は煩悩以外の特徴がおよそゼロ。

今度海外でも発売されるようですが、こんなゴミみたいな茶番でJRPGとか自ら名乗っちゃって・・・ラストリベリオンに続きまた世界中にJRPG()とか笑われるのが確定ですよ(´∀`;)


まあそれは良いとしてギャグを抜きにしても褒めれるような箇所が皆無なこのシナリオ。

すぐ上で書いたように基本エロしか考えてない主人公が突然キリッとなって真面目なセリフ言ったところで説得力なぞあるわけがなく、「何故トキが主人公が好きになったのか」という部分を本来描写すべきであるメモリープレイスや新居イベントはパンチラCGのお披露目会状態。


そしてそんな中身のない冒険ですら終盤には約束破棄の関係でキレイすっぱり(トキ&トワの)記憶から抜け落ち、さらにEDでは主人公のこと自体を忘却。

「今までやってきたことはなんだったんだ・・・」とプレイヤーを困惑させつつ、当の2人は(初対面といって差し支えない状態なのに)


主人公「結婚しよう」

トキorトワ「はい」


これでハッピーED。
開いた口がふさがらないとはこのことですわな(´Д`)ノ


もうどこが悪いとかじゃなく、(万が一)リメイクや続編でも作ろうってんならシナリオもキャラも1から作り直す以外の選択肢は考えられないレベル。
もしシナリオライターがまだ健在ならぜひ聞きたいですね。
「何故アナタはクビにならないの?」と。

きっとFFの鳥山クン並に父ちゃんがエラかったりするのでしょう。




戦闘。
こういう手法でやってる以上コレが限界なのかもしれませんが、今時1対1で戦闘って・・・(;´Д`)
(この手のタイプで触れたといえば)ドラクエTとかファミコンの初代桃太郎伝説とか、そこら辺まで昔に戻らないとちょっと記憶になかったり。


戦闘自体に関してはアクション要素強めではあるものの基本的にとても単調。

冒頭で書いたように敵の種類が異常に少ないため攻撃パターンをすぐに把握でき、またトキとトワのキャラ差も距離ごとの攻撃スピードに多少変化がある程度で実質ほぼ同じ。

終盤になると敵HPの高さが目に付くようになり、連戦を組まされることも多く単純に苦痛。

その上「ほとんどの敵においてもらえる経験値が一定」という謎の仕様を搭載してるため、レベル上げしたいんなら序盤のダンジョンでも十分。
終盤はただ逃げ回るだけのゲームへ。


そして極めつけに物理と魔法で極端に差が出るダメージ。
(同レベルにおいて)物理で200ほどしか与えられずとも魔法で5000超えとかザラなため、もはや物理は魔法撃つためのゲージ回収手段として存在するだけ。

トキだろうがトワだろうが結局魔法で倒していくことになるため個性もクソもなく、レベルアップによる強制チェンジも本来不満点であるはずなのに特別気にならないという結果オーライな状態。


もうコレもシナリオ同様「ココを直せば解決する」とかそういう次元じゃないですわな(´Д`)ノ
主人公の成長要素・戦闘バランス・アクション要素の充実、せめて1つくらいは「普通」と表現できる箇所が欲しかったですわ。




最後にプレイ環境を。
親切を通り越して「コレ探索する楽しみを完全に奪ってるだろ」ってくらい詳細なデータが最初から記述されてるMAPが気になりましたかね。

まあ戦闘がご覧の有様、かつランダムエンカウントだったため現状の仕様じゃないとやってられないのも事実。
改善すべき要素とはまた違うと思いますけど。


あとは1回あたりの長さは大したことないものの頻繁に入るロードですか。
特に(1枚絵だけと言っても過言ではない)街マップやらを表示するのにロード入るってのは、ちょっと意味がわからなかったり(;´Д`)

インストール必須な今作ですが、HDDに入れるのは戦闘関連だけなんですかねぇ。



レビューのレビュー(フリートーク)です



何でシムシティってPS3とか箱○で出ないん?(´・ω・`)




↑の実況見てたら4をやりたくなったんだけどさ、PCでしか出てないんだよね。

任天堂が家庭用ハードの版権持ってるのかSFC以降割とコンスタントに出してる印象ありますけど、ハード性能が今一歩なケースが多い上子供向けにアレンジしてる場合もあってイマイチ手を出す気になれなかったり(´・ω・`)

かつてシムシティ2000がイマジニアやセガあたりからも登場したので任天堂独占契約ってわけではないはず。
まだこのシリーズって需要あると思うんだけどなぁ。

それともPC持つのが一般的になったから、プレイしたい人はみんなPC版プレイしてるのかしら。
10年前のゲームならさすがに自分のやっすいノートでも問題なく動くでしょうけど、(PC本体が)熱くなりやすいため、どうせコレ起動したらファンが爆音状態になるの目に見えてるのが・・・(;´Д`)


なんせマイクラやるのにも下に水枕敷かないと(熱で)PCの電源落ちるほどですからねw
さすが38000円の安物(´∀`;)


箱○のトロピコシリーズは見た目こそ似てるもののどうも自分が求めてるのとは違う感じ。
街ingシリーズはクソゲイヤーに出ちゃうほど劣化。

他に候補もないんで本気でプレイしたくなったら覚悟を決めて(?)PC版購入ですかね(´・ω・`)



   
inserted by FC2 system