真・三國無双6

三国系無双の最新作。
とにかく乱発の印象が強い無双シリーズですが、前作の無双5はまだPS3にトロフィーすら用意されてない頃の作品なんですよね。
戦国だのオロチだのガンダムだのトロイだの・・・まあこんだけバリエーション豊富なら確かに(ナンバリングは)数年に1回でも何とかなりますか(^_^;)。

俺的な印象


まあボチボチ(´・ω・`)


こんだけ乱造して、なお一定のおもしろさを感じることができるってのは普通に凄いと思います。
ただその一方、完全に想定内というか「予想以上に良かった」と評価したくなる点がなかったのもまた事実といった印象。

もはや「コーエー=無双」は周知のとおり。
今回の三国みたいに長期続いてるモノになると、冒険と言わんばかりの新要素(の追加)は上から却下されるんでしょうな。
無双がコケたらこの会社終わりですからね。


他レビューでもたまに書いてますが、マンネリそのものは別に悪いことじゃないと思う自分。
ただ成功してるうちに次の作品を作っていかないと・・・。
無双と(大昔から続いてる)信長の野望だの三国志だの、あの辺のシミュを除くと最近ココって何か目新しい作品作りましたっけ?

カプコンのように、多少の失敗に目をつぶってでも新規ゲーの開発にそろそろ乗り出すべきでしょうなぁ(´・ω・`)
それとも作る能力がないから、テクモと合併したりガストを吸収したりしてるんでしょうか。

いくら吸収しようがDOAはテクモ、アトリエはガストという印象が強いのであんまり効果はないと思いますが・・・。



・・・何故か気がついたらコーエーの今後みたいなこと書いてますが、そろそろレビューのほういきますかね(^_^;)。
ちなみに

「無双以外しっかりしたシリーズが1つでも構築できれば、ガラリと変わった新生無双の登場も現実的になるんじゃね?」

ってのが結局言いたかったことです(´∀`;)




つーわけでまずはお約束のグラフィック。
今までと違い初めからPS3専用として作られてるだけあって、過去の三国5や戦国2あたりに比べるとそれなりに質が上がった印象。
ただ発売ペースの関係か特別描きこまれてるとも言い難く、PS3ゲーとしてはまだまだ平凡なレベルといった感じ。

あとは・・・多数の新キャラに加え、旧キャラも毎回衣装のチェンジがあるこの三国シリーズ。
さすがに6作目ともなるとネタがないのか、三国どころかアジア系の人間にすら見えない連中も結構増えてきましたな。

鍾会や夏侯覇、王元姫あたり新キャラ勢は髪の色や顔立ちの時点でもはやヨーロッパ人状態ですし、各キャラの性格や口調も合わさって軟派モノ(?)のイメージがますます強くなったような(^_^;)。




音楽。
前作は箱○版をプレイしたため(外付けファンの騒音もあって)よく聞こえず、評価自体特にしてなかったBGM。
今回はPS3ということで特に雑音もなくじっくりギタージャカジャカを堪能できたわけですが・・・平均以下じゃね?(;´Д`)

良かったと思えるような曲とかおよそ皆無だったのですが(´Д`)ノ
せいぜいクロニクルモードにおけるおバカな任務(孫策やら数人に用意されてる嫁探しとか)に使われる曲がちょっと印象に残ったくらい。

まあ悪いってほどじゃないので現状でも問題ないですけど・・・もうちっと頑張って欲しい気も。
あ、クロニクルモードだと過去曲を選べたり、そういう配慮に関してはなかなか良かったとは思います( ´∀`)




CV(声)について。
今作に限ったことじゃないですが、長く同じキャラが出続けてるシリーズモノになると、1作目発売当時最盛期だった声優がずっと続投してるのがある意味特徴といえますな。

例えば月英の中の人とか。
このキャラが無双シリーズのどこら辺から登場してるのかは知りませんけど、PS版Toheartあたりの頃よく見かけた人ですからねぇ。

あと星彩の人もそうですか。
ときメモ2とかテイルズエターニアあたりがピークだったはず。




ストーリーモード。


自分としてはありがたかったが・・・


これまでの無双レビューでたびたび書いてますが、自分って三国志に関する知識がスカなんですよね。
なので、今回の実際の歴史を元に忠実に作られた(と思われる)ストーリーはなかなか勉強になったと( ´∀`)


ただベテラン無双ユーザーな方々には

1.史実どおりなのであっという間に消えるキャラと長生きするキャラの差が激しい

2.↑の影響で各キャラの使用頻度に偏りが

3.そもそも数名の女性陣を筆頭にストーリー自体に絡んで来ないキャラも多い

4.(史実どおりなため)劇的な戦死なんかはほぼ皆無、劉備・曹操・周喩など病気&衰弱による最後のシーンばかりがムービーで展開される


この辺に関して不満をもった可能性も(´・ω・`)


また今回からの新勢力となる晋。
こちらは逆に史実どおりに作ったのが裏目に出てしまった印象ですかね。

いやほら・・・「姜維が攻めてきたぞー」「姜維が攻めてきたぞー」「姜維が攻めてきたぞー」の繰り返しじゃないですか。はっきり言って(´∀`;)

んで寿命がきたキャラからフハハハハハハハとバカ笑いして去っていく。
そこそこ長かったはずなのに、これしか覚えてませんからねぇw


やっぱ今までどおり選択したキャラが中心になる毎度おなじみのタイプか、あるいはストーリーは国単位。
そしてクロニクルモードを廃止して、列伝をパワーアップ→ストーリーで出番のなかったキャラを強烈プッシュという感じで、全キャラの(活躍頻度を)ある程度平均化させる必要があるでしょうな。


ま、二度も続けて国単位でストーリーやってもネタ不足は明らか。
こんな指摘なぞせずとも、次回作ではまた元通りになってそうですけどねw




↑で挙げたクロニクルモードに関してもう少しコメントしておきますか。

いやはや・・・これでもか、ってくらいの作業でしたな(;´Д`)
無双5エンパイアにおける○○征伐だの△△討伐だのといったアレを思い出してしまいましたよ。

あんだけエンパイアで叩かれてなお似たようなのを導入するってことは、作るほうとしてはムッチャラクだから・・・やはりコレに尽きるんでしょうな。
あるいは(6作目ともなると)単にネタが尽きただけですか。


私的にはボリュームなんぞ今の半分で構わないので、(↑でも書いたように)ストーリーモードで活躍の機会がなかったキャラに重点を置いて欲しかったところ。

嫁探しだの美の競演だのおバカな展開も多いわけですから、蔡文姫みたいな歴史上での戦いにおよそ無関係だったキャラだろうがある程度ボリュームあるモノが組めるでしょうしね( ´∀`)




システム関連。

無双5があまりに不評だったため、また昔の仕様に戻したようで。
ま、自分は(三国は5のみのプレイでも)戦国2をプレイしましたので、チャージ攻撃だのあの辺も知ってましたけどね。

んで今作から追加されたと思われるのが武器変更および印あたりになると思われますが・・・数が豊富なのは良かったものの、見事なまでに各キャラの個性を潰してしまった感じが(´・ω・`)

得意or苦手といった相性はありますけど、大部分は誰だろうが自由に武器を付け替えて使用できますからね。
(残る個性である)無双乱舞にしても、こんだけ武将の数が増えるとどうしても「広範囲だけど威力低め」「ザコ戦ではなく対武将の際に使う技」といった数タイプの中の1つに分類することが可能。

特技も相変わらずの手抜き。
印が付いた影響か武器も育たず。


成長要素の面がこんだけ劣化してちゃ、そりゃ(作業モードとも言える)クロニクルモードがつまらなく感じるのは必然なわけで。

こんなどっちつかずのハンパなモノにするのなら、いっそ猛将伝だのエンパイアだのといったので成長要素を重視。
今回はストーリーをウリにすべきだったと思うのです(´・ω・`)




最後にプレイ環境を。


何故インストール対応にしなかったのか


ロード頻度&時間共に結構ありましたよ?コレ(;´Д`)
ストーリーではムービー中やらに読み込むケースもあったものの、前半・後半に分かれてるステージではその合間にロード。

クロニクルモードになると全ステージ読み込み時間アリの上、都城に入る際でもロード。
普通にゲームのテンポ崩してるでしょ(´Д`)ノ


(これまでプレイした)無双5や戦国2あたりは全て箱○版だった自分。
ご存じ(?)箱○ゲーは全てインストール対応になっているため、そこまでロードは気にならなかったものですが今回は・・・。


PS3専用の無双モノとして、そのうちワンピース無双あたり触ろうかと考えてますが、こっちはちゃんと対応してることを期待します(´・ω・`)



レビューのレビュー(フリートーク)です






リピートが止まんねぇヽ(`Д´)ノ


やっぱ昭和ソングいいよな(つ∀`)
まあ自分が声優やらに関心持つようになったのは上でも挙げたPS版Toheartの頃なんで、中の人である椎名へきるは既に第一線から引いていたような感じでしたけどね。



   
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