テイルズ オブ エクシリア

テイルズ15周年記念ソフト。
発売直後から評判は微妙だったわけですが、たまには新作ゲーを・・・というわけで購入してみました。


俺的な印象

初のPS3独占テイルズということで、最初からブルーレイ=容量を気にせず作ることができる・・・にもかかわらず(他機種から移植の)前2作どころかPS2時代のテイルズと比べても明らかに中身スッカスカなストーリー。


15周年ということで豪華にW主人公だ!・・・と思いきや、実際は2人一緒に行動してることがほとんど&イベントもほぼ共通。
上記のスカスカストーリーをフォローするための水増し要素にしか思えない無意味な仕様。


あまりにも「テイルズ」という概念にとらわれ過ぎてるのか、何においても(シリーズにおける)定番・定番・定番の嵐。
プレイしてて驚くようなことが一切ない平凡な内容。


こんなザマなのに発売前から特殊コスチュームやらの有料DLCだけは充実。
しかもゲーム内で入手できるコスは(アタッチメントによるごまかしで)激減という、あからさまな搾取。



どうしてこうなった(#^ω^)



マンネリ繰り返してるだけで膨大な固定客が支えてくれるのに、それすら維持できず劣化した挙句、金取る姿勢だけは一流という(´Д`)ノ

しかも今作を最後にテイルズスタジオ潰れたんでしたっけ?
ヴェスペリアとグレイセスはそれなりにユーザーの評価も高く、しかもちゃんと売れて、今作も売上のみなら初週だけで60万超え+DLC・・・それで潰れるってどんだけこのスカスカゲーに開発費かけてるん?(;´Д`)


まあ業界の人間じゃないんで詳しいことはまったくわかりませんし、たとえスタジオが潰れようがバンナム本社から新作出していくんでしょう。
これを機に引き続きマンネリでも構わないんで、もっと中身のあるゲームを作って欲しいものですな(´・ω・`)





つーわけでおなじみのグラフィックから。
PS3としては及第点止まりといった感じ。

街はイルファンあたりを筆頭に場所ごとの特徴がそれなりに出ていて印象良かったんですが、街道とダンジョンがあまりにも平凡なのがマイナス要素として大きすぎましたな(;´Д`)

特に街道は、背景だけを相手を見せて「コレってどの街道だ?」な質問したところで、まともに答えられる人ロクにいないんじゃないかってくらい、どこもま〜ったく同じなイメージ。


洋ゲーを筆頭にオープンワールドなRPGも随分増えてきたわけですし、この辺でも少し参考にすれば良かったんじゃないかと(´・ω・`)
自分も多少触ってますけど、ああいうゲームはただ道を進むだけで楽しめるんですから。




音楽。

・・・昔の勢いはどこへいったのか(´・ω・`)

戦闘BGMに関してなんですけど、デスティニー2・リバース・シンフォニアといったPS2初期あたりの戦闘BGMってホント印象に残ったんですよ。
それが今じゃ現在進行形でプレイしてるのに脳内再生できないほどの薄さに。


「オマエが単にオッサン化して覚えられなくなったんじゃね?」とか言われそうですけど、街BGMは(間違いなく通常戦闘BGMほど聴いてないのに)ちゃんと記憶してるのでそこはキッチリと否定(´∀`;)

やっぱ質が落ちてるんじゃないかと思いますねぇ。
あるいは昔に比べBGMが主張しなくなったと言うべきか。

ちなみについさっき書いたように街BGMはそれなりのクオリティ。





お気に入りは↑のニ・アケリアですかね( ´∀`)

※ミラ編プレイ。戦闘音楽が変化することを知りました。ミラ編に関しては(珍しくバイオリン主体なこともあってか)割と耳に残りますね。




CV(声)について。
相変わらず知名度高い人中心の安定路線ですが、ガイアスがこの前プレイしたデスティニーのディムロスと同じ人だったのが少々意外だったり。

いや、テイルズってメイン級のキャラで中の人重複した記憶があんまないんで(´∀`;)
スンゲー脇役でシンフォニアに出てた広橋がレジェンディアでヒロインに・・・なんて例はあったと思いますが。

ファンディスク系で歴代主人公やらを多数登場させたりしますし、まあコスト削減というヤツなのでしょうね。
FFなんかもディシディアを意識してか、何作も続けて登場してる人がいますし。




戦闘とか。

テイルズデスティニーのAP制+従来のTPシステムが基本になっているため、目新しさは皆無。
しかしながらデスティニーでの(通常技の存在感が無かった)問題点を解消したことに加え、(いつもどおりな分)テイルズユーザーにとっては非常に馴染みやすく、さらにレジェンディアあたりで見られた異様に固いザコ等によるテンポの崩壊もなし。

ロード時間もおよそゼロに近いため、ほとんどの戦闘において「エンカウント→戦闘開始→勝利」といった一連の流れが1分かからずに済むこのサクサクぶりは、そこらの無双シリーズよかよっぽど爽快感があって良かったんじゃないかとヽ(´ー`)ノ


ただその一方で、新要素の共鳴システムに関しては作り込み不足が露呈した感じか(´・ω・`)
(リンクすると)何故か必ず挟撃をする仕様なので、後ろに回り込む分通常時よりAIの攻撃開始が遅くなり、しかも敵と一定距離離れていると(こっちが敵の遠距離攻撃を受けていようが)棒立ちしてるだけという意味不明ぶり。


さらに通常攻撃を続けていると強制的に専用の空中コンボのようなモードが発動。
主に「共闘してるよ」的な演出面の強化が狙いなんでしょうが、攻撃スピードが遅くなる上に相手を必ずダウンさせるのでせっかくのサクサク戦闘が台無しに。


元々の難易度が大したことないのでリンクなぞせずとも問題なく進行自体はできるのですが、リンクしないとオーバードライブ状態にすらなれないほど比重が偏ってるため(リンク無しじゃ)戦闘が単調化。

ここまで「必ずリンクして戦えよ」と押しつけた挙句こんなザマになるんなら、作戦コマンドのようにリンク状態でのAIの行動をこっちに決めさせろ・・・と思いましたね。


あとはそれに関連して共鳴術技ですか。
パーティーメンバー6人でこの数はさすがに少なすぎるだろ(;´Д`)

もうサガシリーズの連携のように名前をテキトーに合体させるようにして、全ての術技で共鳴術技可能なくらいやっちゃって良かったんじゃないですかねぇ。

んで特定の組み合わせの時のみ、今のような専用の名前・演出が入る術技が発動するとかさ。


この場合特殊術技探す楽しみも出てきますし、悪くないと思うんですが・・・今回そもそも特技の数も微妙だったからなぁ。
15周年なんだから、いっそ歴代キャラ達の代表的な特技を輸入しまくれば良かったのに。

マニアってほど色々調べてるわけじゃないですけど、ある程度は『1作品しか登場してない技』みたいなのがやっぱあるんでしょ?(´・ω・`)



そしてもう1つ、新要素・・・というほどのものではないですが、主にボス敵が発動する「!」について。

コレ自体の発想は決して悪くないと思います。
これまでのテイルズだと「フルボッコしてるはずなのに何故か反撃をもらう」な感じがどうにも理不尽でしたから。

それを(こういう表記により)反撃タイミングがわかる→ガードor回避→すぐにフルボッコ再開ってだけでもテンポ改善に繋がることでしょう。



ただね・・・あまりにも「!」な頻度が高すぎるんじゃ本末転倒なんじゃないの?(´Д`)ノ
3〜4回も攻撃したらすぐに発動してきますからねぇ。

しかも今回、普段なら「浮かせればボスだろうが落ちるかオーバードライブするまではフルボッコ祭り」だったのが空中でも「!」発動。
問答無用で反撃してくるため、もはやどうやっても攻撃の継続が不可。さらに空中に浮かせる技の価値も低下。


その上秘奥義発動時も「!」システムを採用したため、オーバードライブするともはや秘奥義ラッシュ状態に(;´Д`)

(「!」の際の攻撃を)ガードすりゃ発動しないというメリットも一応ありますけど・・・いくら自分がガードしても味方AIがホイホイ喰らいまくる→発動が現状。
全く意味がないワナ(´Д`)ノ



以上のことを踏まえ、100点満点で評価するなら快適の一言に尽きるザコ戦は90点、敵の秘奥義鑑賞会と化してしまうボス戦は30点ってトコですか。
浮かせてコンボ、な研究さえすれば手ごわいボスでもフルボッコ・・・従来の仕様で良かったと思いますね(´・ω・`)




戦闘以外の新システムについても触れておきますか。

まずはショップレベル制度。

・・・正直完全に失敗かと(;´Д`)

新しい街に着いた際の楽しみの1つとして武器・防具等の店をまわるってのをRPGの定番だと感じる人は多いと思いますが、コレを見事なまでに潰しちゃってますからね。

店のレベル上げにしても、そこらで拾ってきた素材をブチこむだけの単調作業。
せめて店ごとにレベル制限なんかがあれば、まだ多少意味をなしたと思いますが・・・。


また「武器屋に魚介類や虫を投入してもちゃんとレベルが上がる」という点にも違和感が少々(´∀`;)

「面倒な仕様を避けるため」という意図はもちろんわかってますけど、その一方で素材を細かく種類分けしてる意味も薄くなるので・・・まあこの辺はスタッフも悩んだ挙句シンプルさを優先したのでしょうな。



次にリリアルオーブ。
特別破綻やらはしてないものの、FF]でのスフィア盤あたりから割と見かけるタイプなため目新しさはなし。

今作ならではの特徴も大して見受けられず、手動でわざわざ工夫して成長させるほど難しい戦闘でもないので、ほとんどのプレイヤーがオートまかせだったんじゃないかと(´・ω・`)

かといってオートだとこのシステム自体の存在感が皆無。
そうやって考えるとこのシステムもある意味失敗だったのかもしれませんね。

まあ単純なレベルアップによるステータス上昇+特技ゲットよりかは(見た目的な意味で)満足感を味わえたかもしれませんが・・・。



料理。
ショップレベル制度のほうで素材システム使っちゃってるので、さらに食材系アイテムを設けると色々面倒・・・おそらくそんな理由でここまで簡素化されたのでしょうけど、実にまあ味気ないモノと化しちゃってますな(´Д`)ノ

なんか料理してるというより、レトルト食品を購入してただチンして食ってるような、そんなワケわからない印象を持ったのですよw

料理システムはテイルズの特徴の1つということで毎回搭載&細かな変更を受けてますが、いい加減アイデアも限界近いはず。
そろそろ評判良かったタイプで固定、ないし2〜3作くらい継続させても良いと思うんですがねぇ。




話変わって今度はストーリーについて・・・ではあるんですが、冒頭でW主人公に触れた他、下記のキャラ感想でもいくらかコメントしてるので、それらとかぶらない程度に気になった箇所でも挙げておくことにします。


・主人公達に同調できない
ゲーム中盤以降ガイアス達と対立するようになるわけですけど、今回ほどジュード達主人公組の意見に賛成できなかったのは(テイルズ以前に)自分のプレイしたRPG全体でも初めてなんじゃないでしょうか(´・ω・`)

そもそもガイアスが微塵も悪者じゃないって点で問題だったと思う今作のシナリオ。

ガイアスがエレンピオスの黒匣(=ジン)を滅ぼすと明言したことがキッカケで本格的な対立が始まるわけですが(エレンピオス自体を滅ぼすってんならともかく)エレンピオスの「黒匣」を滅ぼすって言ってるだけで、黒匣を失うと生活が成り立たない連中の面倒はしっかり見ると約束してるんですよね。

これまでに数々の実績を残し、部下&国民の信頼も厚いア・ジュールの王、ガイアスの約束です。
そして彼の行為はア・ジュール国民およびリーゼマクシア全体の精霊を守ることにも繋がります。


対してジュード達の意見はというと、まだ試作段階を超えたとは言い難い未知数の技術である源霊匣(=オリジン)を黒匣の代替資源として活用すること。

完全に(代替として)機能するかもわからず、当然エレンピオス人全てをまかなえるほどの数も揃っておらず。
将来的には有効な手段になるのかもしれませんが、今この時点で実現させるのはおよそムチャな方法です。


・・・仮にリーゼ&エレンピオスの人間全員に共通の情報を与えて選挙でもしたら、みんなガイアスに投票するんじゃね?(´Д`)ノ


立場も実績もある人間(=ガイアス)が何とかするって言ってるんだから、未知数なモノより確実性を取るでしょ。
しかもジュード達の言い分である新技術はジュード達じゃないと扱えないわけでもないですし。


まずは(ジュード&ガイアス共通の敵といえる)アルクノアを滅ぼす→黒匣を消す→困ったエレンピオス人をリーゼマクシアやらで保護する→その後新技術が完成。


コレで万事解決だったような(´・ω・`)
レイアにも突っ込まれてたと思いますが、何で新技術の件を知った際ガイアスに話さなかったんですかねぇ、ジュードは。

「もうガイアスには何を言っても聞いてもらえない」だかを理由にしてましたけど、そんな何の根拠もない意味不明な発言されてもユーザーからするとマジ「こ、こやつ理解できぬ・・・」ですわ(;´Д`)



・四象刃を死なせる理由がない
ジャオはまだ良いです。
「アルクノア連中の足止め」という明確な役目がありましたし、豪華にムービーもついて、本人も(?)悔いのない人生だったと思います。

ただ他の3人は別に最後まで生きてても何の問題もなかったよね(´・ω・`)
特に女性陣2人に関しては、突如ガケが崩れるという何とも陳腐な演出での退場でしたし、その後のストーリー展開で介入できそうな箇所もおよそ無し。

普通に負傷→そのままEDまで出番なし・・・この流れでも何ら問題ないという(´Д`)ノ



・何度も裏切った挙句、ロクにけじめもつけず戻ってくるアルヴィン
普通の神経ならこんなヤツ確実に除外するはずでしょ(;´Д`)

下記でも同じこと書いてあるんですが、(ジュード達はまだともかく)何で元軍人であるローエンがこのヘタレを放置してたのか全くもって不明。

「子供のまま大人になってしまったアルヴィンさんが心配」だか、そんなセリフを(ローエンが)吐くシーンこそありましたけどね・・・それが原因で起動キーを持つイバルの存在が筒抜け→アルクノア来襲の原因となった以上、もはやローエンにも責任があると言わざるを得ない(´Д`)ノ



・ミラを除く仲間メンバーのパーティー参加理由が薄い
テイルズのみならず他RPGでもたまに「何でコイツずっと仲間にいるの?」なヤツが存在するものですが、今作はほぼ全員に当てはまってしまうという(;´Д`)

アルヴィンだけはアルクノアが関係してたため、ミラと行動してる理由が一応ありますが、残りはミラと一緒にいたいだけ(ジュード)、家なき子(エリーゼ)、ナハティガル打倒後はマジで理由ゼロ(ローエン)、ジュードと一緒にry(レイア)とご覧の有り様。

コレでなおかつさっき書いたように対決の理由があんなじゃ、もう同調しろってほうが無理なのです。



・忘れられたティポの記憶
物語中メモリーを抜かれ初期化状態となってしまうティポ。

その瞬間こそエリーゼは愕然とし、皆も何とかしてティポを元通りに・・・みたいなこと口走りはしますが、その後記憶について触れる人は一切おらず、エリーゼもあっという間に(初期化ティポを)受け入れ、さらにティポ自身も単にエリーと呼ばなくなっただけで(直後の戦闘やチャットだろうが)何てことのない普段のティポ節を展開。

もはや説明不足とか以前の問題でしょ、コレ。
プレイした人全員が「???」ってなったんじゃないかと(;´Д`)

初期化後の戦闘セリフ等を手抜きするくらいなら、初めからこのイベント自体入れなきゃ良かったのに。
現状まったくイベントの意義なんてないですし、単にプレイヤーがイヤな気分になるだけのような・・・。


それとも毎度おなじみ完全版商法で、この部分も「ティポのメモリー奪還ッ」みたいなサブイベントを新たに用意するんですかねぇ。
ヴェスペリアやグレイセスと違って今回は土台ともいえるコレが中身腐ってる以上、大して売れないと思いますけど(´・ω・`)




まあこんなトコでしょうか。
書く前から予想はしてましたけど、どうしても不満点しか出てこないですな(;´Д`)

逆に読んでる人はどっかストーリーにおいて良かった部分とかありましたかね?
「コイツが好き」とかキャラに関した部分は除いて、「○○イベントのこの展開はアツかった」とかそういう系で好感を得た箇所とか。


自分はちょっと思いつかないですねぇ。
強いていうなら、ガイアスが混乱状態だったミュゼの面倒すら見てやったことですが・・・コレは今さっき書いた「ガイアスというキャラが良かった」に近いですし。



各キャラの印象
・ジュード


シンプル主人公シリーズ 〜THE・コバンザメ〜


とにかくミラありきだった今作の主人公。
過去にも頭ん中がクレアでいっぱいなヴェイグという主人公がいたものですが、彼と違って今回のジュードは自分の意見&目的をロクに持っておらず、何かイベントが起こるたび「ミラがそう言うんなら間違いないよ」「ボクもそう思う」とただ賛同するだけの存在。


そして中盤以降は(ミラの消失やらを超えて)成長したように見せるためか、狂ったように「なすべきこと」と連呼。

が、それも所詮「ボクもそう思う」から「ボクはこうしたい」と単に理想を述べる程度のモノだった上、ちょっとしたキッカケで全ての問題が片付きそうな新技術を教えてもらったので、それにすがってそのままED。

見所も成長も活躍も一切ありゃしないという(´Д`)ノ


必要なかった・・・とまでは言いませんが、主人公じゃなく単にミラと一緒にいたいがためにパーティーに加入した1人のサブキャラくらいで良かったんじゃないかと思いましたね。

つかこんなザマで「揺るぎなき信念のRPG」とかギャグにしたって笑えないんですが。
揺るぐも何も、信念自体持ってないじゃん(´・ω・`)



戦闘では・・・名目上主人公+物理タイプなだけあって非常に使いやすいですな( ´∀`)
ただ私的にコイツの真価はパートナーにした際のレストアにある気がしたり。

何の代償もなくHP回復や蘇生ができ、共鳴ゲージもグンと増えますからねぇ。
元々大して(ボス戦だろうが)苦労しない戦闘ですが、それをさらにラクにしてくれましたヽ(´ー`)ノ




・ミラ
上記のジュードに比べ遙かに「揺るぎなき以下略」がサマになってた今作もう1人の主人公。
まあそもそもこの揺るぎ以下略のキャッチコピー自体、この人用に作ったんでしょうけど。

そしてこのコピーの件に加え(精霊という設定の割に)足に爆弾付いてる状態でナハティガルに突撃、よくある「勇気と無謀の履き違え」をやらかしたり、それまで散々黒匣(=ジン)の破壊こそ我が使命と言い続けてきた割に、トリグラフにおいて生活必需品と化してる黒匣の様子を見るなり考えが一変したり・・・そこらのキャラよかよっぽど人間らしく、また主人公として機能してたと思いますね( ´∀`)


周りがジュードを筆頭に全員ミラ信者だった点。
水増しのためW主人公にし、ミラ編単体では(特に序盤において)かなり説明不足になってる点。

この2点が改善できてれば、もう少しマシな作品になってたと思うのですが・・・。

前者は(年配者として)ローエンあたりミラを叱咤するような役目を与えても良いでしょう。
後者は↑でも書いたように、やはりジュードの存在及び立ち位置に問題アリですか(´・ω・`)



一方の戦闘・・・複数の属性持ち攻撃を持ち、また魔法と物理を使い分けて放出することができる、一見万能のキャラ。
しかしながら今作の特技自体やたらと属性を持ってるものが多く、魔法にしてもローエンとかぶる術が多いため(威力も性能も大きく劣る)ミラのほうは使う必要が特別ないという不遇ぶり(´Д`)ノ

必然的に控えになることが多く「私抜きで〜水くさいぞ」のセリフを浴びるほど聞いたものですw




・エリーゼ
不幸系幼女キャラ。
テイルズに限らずこの手のキャラはさほど珍しくないわけですが、この子はEDこそハッピーっぽい終わり方をしたものの、物語中ちょっと救いがなさすぎたのが欠点というか不満点というか(´・ω・`)

上で書いたティポの件といい、両親の話といい、ジャオといい・・・また生きてれば良い兄貴になってくれそうだったクレインも即退場してますからね。

ジュードやアルヴィンが強烈なこともあり、あまり嫌われてはないと思いますが(この子に対して)暗い&鬱的な印象を持ってる人は多いんじゃないかと。



戦闘では・・・一応パーティー内では回復係という位置づけではあるものの、ティポの存在により意外と特技も充実。
(歴代テイルズの回復係と比べて)結構プレイしてて楽しめるキャラだった気が( ´∀`)

ただジュードと同じくパートナー時のSP吸収が優秀なため、自分で動かしてた時間はメンバー中一番短かったと思われます。




・アルヴィン


ジュードよりはマシ


最後まで挽回シーン的なものはなく、プレイしたほとんどの人が「単なるクズ」みたいな印象で終わるであろう自称出来る男ですが、まあコイツは(ジュードと違って)初めからクズとして用意されてる分、まだ許容というか笑えるレベルだったかな(´∀`;)

ただ今回のメインメンバーで一番謎な部分が多く、そこの掘り下げ自体ではもっと光れそうな要素もあったのは残念でしたけど。

例えば(ああまでクズ化した原因として)生い立ちに特化したサブイベントを用意するとか。
しっかり故郷のエレンピオスは登場しますし、昔からの知り合いとしてバランというキャラも存在しますしね。

他にはプレザとの絡みなんかも、やり方次第ではもっと・・・ってかコレに関してはサブイベントすらゼロ。
「イベントが欲しい」という希望的なものじゃなく「イベントくらい用意しろやヽ(`Д´)ノ」な、不満点と言ったほうが正しいですか(^_^;)。



戦闘では・・・ジュードが物理+スピードタイプだとしたら、コイツはパワー型の物理キャラになりますな。
とはいっても極端に通常攻撃や特技の振りが遅いわけでもなく、むしろ高い攻撃力に加え銃による遠距離攻撃により、普通に最強候補な気がしますけど。

一応全キャラある程度動かしましたが、使用時間はダントツでコイツが一番でしたね。
愛用してたワイドショットはカウントが実に8000超えてたりw




・ローエン
野郎勢では唯一のまともキャラ。
ただ裏切り連発状態のアルヴィンを放置してたり、軍部(=ガイアスとか四象刃ね)の人間と揉め事に発展してもジュードやミラに判断&決定をまかせ静観気味だったり、年配者・元軍人としてはまるで機能してませんでしたな(´・ω・`)

また指揮者として過去の栄光・知名度を生かしたイベントは多数あったものの、今回の冒険でその指揮能力を生かす機会がなかったのも残念なところ。

ウィンガルとシミュレーター的なモノで勝負するサブイベが一応存在しましたけど・・・アレでローエンがやったことって、結局津波に備えて避難しただけですからね(^_^;)。



戦闘では・・・偽とはいえマクスウェルを名乗るミラや、ブースター装備のエリーゼをさらに上回る魔力を持つ、とんでもないジジイw
数々のスキルにより詠唱は一瞬、発動後は追加攻撃や操作が可能、詠唱中に攻撃喰らおうがおかまいなしで続行etc・・・テイルズ史上でもトップクラスの術士だったんじゃないかと。

ただその分物理面はやはり貧弱で、HPなんかは幼女のエリーゼにさえ劣っていましたがw




・レイア
コバンザメその2。
まあでもこの人はジュードと違いサブの1人+性格面では特に破綻もなかったため、嫌悪感なぞはまるでなかったんですけどね( ´∀`)

ただその一方で設定・性格ともに無難すぎる分、真っ先に忘れちゃいそうなキャラでもありますがw


戦闘では・・・物語中エリーゼ(正確にはティポ)に足手まとい的な発言もらったりもしてたものの、実際は攻撃&回復のバランスが良くなかなか優秀。
強いて言うなら、やたらと飛び上がる技があるため「!」表示により頻繁にコンボが途切れるボス戦だと少々使いづらいのが難点でしたか。
空中じゃガードすらできませんからねぇ。





最後にプレイ環境とか。

・ロード時間はおよそ皆無。イベントシーン前に多少読み込む程度。

・膨大なセーブポイントの設置に加えクイックセーブが「中断」ではなく「保存」扱い。つまり実質どこでもセーブ可。

・ボタン1つでダンジョンの奥地にいようが瞬時に目的地へと移動可能。ムダな帰還時間等が激減。

・イベントはメイン&サブ共にリストで一覧表示。進行速度等も一目で把握でき快適。

・フィールドの敵シンボルの追跡能力が非常に低く、戦闘したくなきゃ簡単に回避可能。


素晴らしいとしか言いようがないヽ(´ー`)ノ


唯一不満を挙げるなら、(主に敵の)使用頻度が上がった秘奥義の演出をカットできない点ですが、こんなのは実に些細な問題。

これほどストレス無く遊べるRPGって滅多にないと思いますね。
それだけにストーリー&キャラの骨格部分がイマイチに終わったのが悔やまれます(つ∀`)




レビューのレビュー(フリートーク)です

仕事の休憩中、パートのオバハン達の雑談に途中参加するものの

オバ「やっぱ2歳の子供に(クリスマスプレゼントとして)ゲーム機はまだ早かったかなぁ」

三冠王「2体の子供って・・・凄い言い方するんですね」

などとトンチンカンな聞き間違えをして周囲爆笑、赤っ恥をかくオレ。


だからクリスマスは嫌いなんだヽ(`Д´)ノ



自分みたいな枯れたオッサンはともかく、高校生あたりは(クリスマスってだけで)見栄を張って無意味に休みまくり。

バイトのシフト管理に問題アリってことで上司に呼び出され怒られるオレ。


だからクリスマスは嫌いなんだヽ(`Д´)ノ



そして結局今年も単に働く→帰る→ゲームのコンボが炸裂しただけで終わるクリスマス。


リア充爆発しろヽ(`Д´)ノ



・・・まあだからといって、

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1686135.html


いくらなんでも、コレはないと思いますけどね(^_^;)。
本人達もネタでやってるんでしょうけど、そこいらの罰ゲームよかよっぽど厳しいぜコレはw



   
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