ヴァルキリープロファイル

スターオーシャンシリーズの会社、トライエースが作ったRPG。ファミ通でプラチナ殿堂はいりました。


俺的な印象
まずはストーリーについて。

プレイする前はグラフィックとかから超ストーリーが重厚なゲームだと思いましたが、いざやってみると・・・う〜んストーリーがない。まあ正確にはあるんだけどベストなEDに到達できないとさっぱりわからん、それに情報をちゃんと仕入れとかないととてもベストなEDにはいけないような気がします。苦労してベストなEDへのルートに到達できればそれなりには楽しめると思いますが(でも後半から始まるようなものなんでやっぱり私的には無いに等しいですね。しかもあんまし印象に残らない)。

というより、このゲームには各キャラの(死にいたる)エピソードがあり、これがなかなかよく作られているんで実際にはストーリーがおまけのような感じをうけました。んでこのエピソードですが、数が豊富で内容もけっして悪くないんですが(むしろ良い)、どうしてもダンジョン等を徘徊してる時間に比べると圧倒的に短くなってしまうのが苦しいところです(新しいチャプターが始まってすぐ全てのキャラのものを見てしまうと、次のチャプターに行くまでおよそストーリーというものが無いのがねぇ)。

お次は各システムについて。

普通のRPGにあるようなシステムがほとんどないのがすごいです。ただ街に入るだけでもちゃんと考えてから行動せにゃいかんし、武具も作り方・お金(マテリアライズポイントってやつ)の入手の仕方にしてもかわってます。きちんと理解できるようになればおもしろいんですがやっぱ最初はとっつきづらかったです。あまりにも普通な感想ですがこんなところで。

ダンジョン。アクション性の高いものになっている。が、そんなことよりとにかく広い、しかも後半になるにつれて謎解きが難しい・敵が強いなどの問題が浮上し、1度入ったら何時間も出れないようなところが非常に多いです、とにかく大変。しかもエニックス伝統のフリーズもありますんでセーブポイント見つけるまでドキドキものです、大変疲れました。特に印象に残ったのはレザード・ヴァレスの塔、天空城、奉竜殿ってとこでしょうか。

レザードの塔はゲームの比較的前半に訪れる場所のくせにやたら広く、宝箱全部集めてたら10時間以上かかっちゃいました。天空城はあの落ちたら終わりなとこも大変ですがそれよりボスのJ・D・ウォルスが・・・、キュアで戦闘やりなおしになるのは勘弁してほしい。しかもアーティファクト取ったときの「ピピピピッ」の警告音とともにフリーズしたことあるんで印象最悪です。奉竜殿。アホみたいにめんどくさい。謎解きもいっぱいあるし、ボスのガノッサがやたら弱かったのが救いか。


戦闘について。どこにでも書かれていることですが独特で非常におもしろかったですね。ですがここではあえて悪かったところなぞを。特定のキャラの必殺技の演出が長かったのがきつかったですね、特に強力な部類に入るエイミが。あと最後のほう、特におまけダンジョンのセラフィックゲートでのボス戦はガッツがすべてで、いわば運次第な感じなのが難点でしたね。まあ気がついたのはこのくらいで非常におもしろかったことはまちがいないです。最後にエーテルストライク減りすぎ。


あとはボイスコレクションなどを。スターオーシャンセカンドストーリー(以下SO2)のようにいくら唱えても記録されない術等の問題点がなくなったのは良いのだが、なんか使われてないボイスがたくさんあったりするのが?だった。一応95%以上集めると全部聞くことが出来ます。


レビューのレビュー
補足的な感想として神界全般について少々。これはちょっと消化されてない感じをうけます。一応送ったキャラのその後を見ることは出来ますが、やっぱり容量・作業時間の関係か淡白に感じました。EDの各キャラの一言を聞くかぎり続編が出てもおかしくはなさそうですが、そん時はもうちょっとボリュームのあるイベント等がほしいところです。まったくスタイルの変わったゲームが出るかもしれませんが。


プレイ時間・・・・・・・80時間ほど。HARDモード1回やっただけです。このゲーム最初に難易度選ぶわけですがそれによって行けるダンジョンが変化するのには驚きました。あとセラフィックゲート完全クリア(天使10回撃破)、ボイス全部集まってます。まあボイスはSO2に比べればはるかに簡単ではないかと(攻略本使っといて偉そうですが。後半のダンジョンがあまりに面倒くさかったので買ってしまいました、謎解きはともかく広いんだよ!すごく)。


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