真説サムライスピリッツ 武士道烈伝

完成までにえらく時間のかかったサムライスピリッツRPG。戦闘中の特技を実際にコマンドを入れて出したり、各機種によりゲームクリア後のおまけが違ったりという特徴がある。


俺的な印象
う〜ん、このゲームの開発を発表した時ってたしかまだ最新作は真サムライだったような・・・。発売される頃にはもう天草降臨が出る直前くらいだったっけ?時間かかりすぎ。

それではこのゲームの感想なぞを。なんかSFC全盛期にあったようなRPG。発売(1997年)の5年くらい前に出ていればもっと評価は良かったんじゃないですかね。
とりあえずシナリオから。平凡ですね、奥は浅いです。ですが理不尽な展開やシナリオ構成が穴だらけとかそういうのはあんまりなかったと思います。ただ仲間の集め方が酒場ってのはちょっと強引というかサムライのイメージに合わないですね。各キャラクターの場所(出身地とか故郷)でハプニング等を解決した時に仲間になるのか選択、とかそういう方が似合うと思います。どうせ各地を回るようになってるんだから(ミヅキのほうね)。

次はこのゲームの醍醐味(?)の戦闘について。コマンド入れる以外はいたって普通です、アイテムとかもあるし。え〜、通常攻撃を行うときに攻撃の強さを設定できますがこれがほとんど機能してないような気がします、全部強でOKです。クロノ・クロス並に完成度の高いものをRPG作るの初めてなSNKには望みませんが、弱で攻撃したら次にゲージ溜まるのが早くなるとかそんくらいしてほしかった、一応命中率に差が出るみたいですが強でもそんなにポンポンはずれるようなことはありません(一部の敵を除いて)。

そしてサムライシリーズおなじみの怒りゲージがありますがこれは良くも悪くもSNKって感じですね、バランスの取り方がおおざっぱというか。ゲージ上昇率がキャラごとに差はありますが全体的に遅いのでザコ戦ではめったにMAXまで溜まりません。そのため体力・攻撃力の高いボス戦がおもに怒りMAX状態になるときですが、その状態になってしまったらはっきり言って勝ちです。普通に強斬りでも相当減りますがこれまた伝統の怒り状態専用の技が使えるようになり、その各技の威力がハンパじゃないです、しかも絶対はずれません。それが3人分ありますので(怒るスピードの違いはあるが)大抵のボスは倒せます。まあ怒りゲージはボス専用ってことですね。
ほかにも必殺技のダメージ量のばらつきがひどかったりというのがありますが、そろそろ戦闘における(このゲーム全体と言ってもいい)最大の欠点を。

ロードがすんげぇ長い。私はSS版をやりましたが斬れ(エンカウント)とか出てから15〜20秒ほど待たされます。他の機種と比べるとどうやらPSが1番早いようですが(ネオジオCDは比較にならんほどに遅いらしい)それでもそこまで変わるとも思いませんのでやはり相当きついです。ほかの建物間の移動などもそこそこあります、これはそんな待てないというほどでもないですがいちいち音楽が切れるので実際にプレイしていると結構長く感じます(そう考えるとFFとかってやっぱうまいねえ、まあ基本的なことだと思いますが)。

最後にキャラについて。いつもの人たちは置いといてこのゲームオリジナルのキャラ達の印象などを。1人あたりの出番は少ないもののなかなかにいいんじゃないですか?牛若姫とか三剣洞光など。KOFやvsシリーズに出てきてほしいですね(まあまず無理だろう。覇王丸やナコルルがやっとの状態ですからねぇ)。


値段的考察
まちがいなく3ケタで買えます、どの機種でも。そういえばこのゲームってそこそこ売れたんですよね、PSとSSで5万本ずつぐらいでしたかね。サムライの名前と見た目きれいそうなグラフィックが決め手ですかね(別にグラフィックはそこまでひどいわけでもないですから)。あと、もしネオジオのロムのほうで出してたらやっぱり何万円とかしたんでしょうか。


レビューのレビュー
今回今まで書いてきたゲームのなかで1番マイナーなゲームだと思います。なので紹介文オンリーにしようかとも思いましたがいちおうトップのほうのページでネタばれ前提なことを書いてるんで普通に書いちゃいました。以上、このレビューを書くにあたっての葛藤(?)です。


プレイ時間・・・・・・・40時間ちかく。こう聞くとボリュームがけっこうあるな、とか思うものですが半分(以上)はロードの時間です。2つのシナリオともにクリアしました。

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