らいむいろ流奇譚] 〜恋、教ヘテクダサイ。〜
2年ほど前にプレイしたサクラ大戦パクリゲー第二作(^_^;)。
前作無視でいきなりコレを買った理由は確か当初はあったはずなんですが・・・もうすっかり忘れました(ぉ
俺的な印象
作品としては圧倒的にサクラ大戦に劣るものの、ゲームとしてなら今作のほうに分があり。
ちょっと文章として長くなっちゃったので、いつものようにデカイ冒頭にはできず(;´Д`)
ま、そんなことはどうでも良いとして、やはり金のかけ具合に大きな差があるため(同じシナリオライターを起用してるものの)作品としてのクオリティの差は歴然。
細かい舞台設定とかもそうですが、EDにムービーを使用してなかったりと、目に見えた部分に関しても今作らいむいろのほうが手抜きというか質素に感じたものです(´・ω・`)
ですが(私的なイメージとして)セガ&REDといった、どうも毎回今一歩プレイ環境に問題を感じるメーカーが当然ながらコレには参加してないため、ゲームとしてなら今作のほうが遙かに快適でしたね( ´∀`)
散々後で出てくるので簡単に書きますが、サクラ大戦と比べると複数回プレイを考えた各種オプションの充実具合なんかは特に顕著に表れていたことかと( ´∀`)
まあ(前作は数の少なさが不評だったらしい)エロの少なさも今回は充実させたため、どうでも良い場面において唐突にHシーンが挿入されたりする点は賛否両論ですか(^_^;)。
んじゃ後はいつもの流れでグダグダと。
グラフィック。
まあ老舗中の老舗と言えるようなメーカーですから、コレはさすがのクオリティ( ´∀`)
1枚絵の数も差分含めれば600オーバーと、間違いなく並のギャルゲー以上。
ゲーム全体を地雷と表現する人が結構いるこの作品ですが(^_^;)、グラフィック関連だけはみなさん納得のデキだったと思いますねヽ(´ー`)ノ
唯一の欠点としては・・・ココって塗りが特徴的な関係もあって、絵師が誰であろうがみんな同じような絵になっちゃうのが・・・(^_^;)。
音楽。
サクラ大戦にはさすがにかないませんが、それでもそれなりの質だったと思われ( ´∀`)
お気に入りは錦のテーマ曲とタイトル画面の曲ですかねぇ。
まあ強いて言えば、程度なのでサントラ聴きまくったりしたわけではないのですが(^_^;)。
あ、当方コレ買ったのかなり発売から経ってからなのですが、テキトーに中古で買ったら偶然(サントラが)付いてました(笑)。
CV(声)について。
エロゲではあるんですが・・・エロゲ声優じゃない人が普通にたくさん、しかも声質ですぐわかる人ばかりという(^_^;)。
前作がPS2に移植されたんで、今回もそれを考えたんですかねぇ。
前作未プレイでいきなりコレ触ってる管理人、前作のデキもPS2版の売上げも知らないので今回また移植されるかは予想できませんが・・・1〜2話程度追加か、新規ヒロインくらい用意しないと苦しいでしょうなぁ(;´Д`)
まあHシーンのみに関してはどれも挿入の仕方が強引なので、簡単に取り外せそうではありますが(^_^;)。
で、そのHシーンとか。
・・・タイトルとの関連性とかもあるのかもしれませんが、やたらと3Pばかりなことで(^_^;)。
(合体攻撃発動の際)かろうじてストーリーとも繋がってましたし、不自然ってほどでもなかったですけど。
数自体はまずまずですか。
ただ気になったのは1回目はやはりというか抵抗あるヒロイン達ですが、2回目以降はかすりとか性格上あんま積極性を感じないキャラでも割とすんなりHにいっちゃうことですかね。
もっともHに対して一番違和感を感じるのは主人公の強志朗って噂もありますが(^_^;)。
だってねぇ・・・あからさまに熱血漢&一直線なキャラが敵幹部を含めホイホイ違う女とハァハァしちゃうのはちょっと(;´Д`)
そんなこと言ったらエロゲにならないのは承知してますが・・・あんまエロゲの主人公に向かない性格ですよね、強志朗って。
ストーリー。
シナリオ:あかほりさとる
つまりメチャクチャです(爆)。
しかもサクラ大戦と違い、もう今回は最初から開き直ってる感さえあったり(´・ω・`)
何も超能力の類を持たない普通の人間が「気合いだーッ!!」の一言で雨雲を消し飛ばしたりするのが日常茶飯事ですから(;´Д`)
もっとたくさん例を挙げても良いんですが、いかんせん全話においてそんな流れなのでここでは省略します。
・・・うん、プロの仕事とは思えんよね、コレ(´・ω・`)
他サイトのレビューか何かで「今回はただひたすらに熱い話にした」みたいなあかほりクンのコメントがありましたが、こういうのははたして熱いと言うのかどうか・・・(^_^;)。
主人公が暑苦しかったのだけは事実ですが(ぉ、コレがもし最近バトルモノのギャルゲを筆頭によく見かける「燃えシナリオ」を多少でも意識してるのならば・・・あかほりクンはひとまず最近のギャルゲを100タイトルほどこなしたほうが良いかと(;´Д`)
あ、一応フォローしておきますが、普段のシナリオの展開は軽快さもあってそんな悪くはないんですよ(^_^;)。
ただ肝心の、いわゆるその話においてもっとも盛り上がるシーンが全部気合いで台無しにされているのです。
生身の人間に落雷が落ちてきて「うわーッ、どうなるんだーッ!!」ってなシーンとかも、気合いの一言で無傷ですから(実話)。
・・・まあ逆にある意味コメディとしては通用してる気もしたり(^_^;)。
実際そんな主人公のメチャクチャぶりにヒロイン達は呆れたり笑ったりと、まったく戦闘中とは思えない雰囲気になったりしてますし。
そして敵側の幹部も天然系キャラとかそんなん。
この材料でバトルモノです。
さすがのあかほりですヽ(´ー`)ノ
その他ストーリーとは若干違いますが気になった点。
一応国と国の戦争をバックにやってるので、話自体は大きいはずなんですが、いかんせん普段の生活が(サクラ大戦と違い)まったく外界と接点がないため、どうにも非常に狭い範囲で話が展開されてるように感じるのが(´・ω・`)
敵地に向かう前(チラっと登場した)町なんかにいくらかサブキャラを配置してみるとか、敵地向かってる途中いくらかの地域を経由してるので、そこに着陸か何かして1つイベントを設けるとか、もちっと何か戦争とは関係ない(人々を巻き込んだ)イベントが欲しかったですねぇ。
エロゲなんで仕方ない話ですが、戦闘以外してることと言えば(好感度アップのための)授業とHシーンだけでしたから・・・。
戦闘について。
簡単に説明してしまえばサクラ大戦1&2で使われたシステム+αと言ったトコですか(^_^;)。
α要素はレベルや属性と言ったいわば有り触れたものですが、その分無難な味付けが出来ていたことかと思いますね。
不満点としては・・・強いて言えば味方の機体に比べ敵が多めな点でしょうか(´・ω・`)
まあ数が多いだけあって基本的にこちらよりだいぶ能力は低いんですが・・・属性合わせとか均等なレベル上げとか考えてプレイしてると結構時間かかったり(;´Д`)
あとは勝利&敗北条件の平凡さなんかも少々気になりましたかね。
全滅orボスを倒せしかなかったような気がする勝利条件・・・コレはまだ良いんですが、敗北に関しても基本的に全滅しかないので、もちっと危機感のあるミッションくらい欲しかったというか(´・ω・`)
・・・と、ちょっと不満点が続いちゃいましたが、サクラ大戦と違い後半になっても極端に戦闘回数が増加してくるわけでもないので、面倒な印象とかなかったのは○でしたね( ´∀`)
(2周目以降の)戦闘カットシステムがヘタレなせいで(=カットできるが評価が最低ランクになる→好感度上昇の面でショボーン(´・ω・`))結局2周目以降もプレイすることが多くなる戦闘。
この戦闘回数の少なさが密かに一番ありがたかったのです。
各種システム。
冒頭で書いたとおり、唯一サクラ大戦と比べ圧倒的に勝っていた要素かと( ´∀`)
(サクラ大戦では)5作目にしてようやく装備された既読スキップあたりは当然のごとく用意され、その他前述した戦闘における演出のカット、(エロゲとしては当たり前ですが)CG&シーン回想モード搭載。
そして何よりチャプターごとへの、しかもかなり細かい位置にまでスキップができるのは(繰り返しプレイするスタイルである今作にとって)非常にありがたい要素だったと思いますねヽ(´ー`)ノ
その他各キャラの好感度がメーターで表示されるため(好感度の調整が)非常に操作しやすく、授業の際誰の好感度がアップするかも一目瞭然のありがたい仕様( ´∀`)
肝心の(各キャラごとの)EDにあまり魅力がないのは残念でしたが、全キャラクリアさせやすいよう配慮されてるのは○でしたね。
サクラ大戦にもここまで・・・とは言いませんが少しは近づいて欲しいものです。
いやホント、今時あんな繰り返しが面倒なギャルゲなんてないから(;´Д`)
(システムとは違った意味での)プレイ環境とか。
P2P対策と思われるディスクレス不可、及び毎回チェックがウザかったですね(;´Д`)
あとは・・・私のPCでは(新しいの買った直後だったため)特に問題なかったんですが、世間のレビューサイト見る限り相当戦闘シーンに高スペック要求されるようで。
私も以前同社の脱衣雀で苦しめられたことありますし、ココのゲームはユーザーに求めるPCの性能が酷なのです(^_^;)。
各キャラの印象
島 つむぎ
メインヒロインのはずなのに、何故かヒロイン勢の中ではぶっちぎりで見た目が地味なキャラ(´・ω・`)
しかも性格面に関しても(個性は天然系として程々に出てるものの)スタンダードとも電波とも言いがたく・・・なんかよく路線がわからなかったのです(^_^;)。
冒頭に書いたとおり前作未プレイなんですが、(こんなキャラをメインに据えたってことは)余程前作のメインヒロインが平凡なんでしょうかねぇ。
しかしこの人は第一話の『ご奉仕』から始まり、Hシーンになると場面を問わずしょっちゅう顔出してきますな(^_^;)。
仮にPS2やらに移植された場合、ベタ移植風味にすると出番激減しそうなのであります。
井伊 錦
デコ全開のカタブツキャラ(^_^;)。
生真面目ぶりをアピールしてるのかもしれませんが、1人だけセーラー服は逆にコスプレか何かにしか映らなかったり(^_^;)。
特別印象に残るようなイベントとかはありませんでしたが、こういう系のキャラは結構好きなので真っ先にクリアしたものなのです。
・・・そしてサクラ大戦のようにラストをムービーで締めるのかと思ったら1枚絵でアッサリED。
落胆したのも良い思い出であります(ぉ
鍋島 綾
いわゆる『悪気はない』を建前に主人公にムチャばっかしてくるタイプのキャラ(´・ω・`)
元々この手のキャラは好きでない上、実は医者としての能力スカ+何の努力もしてなく、オマケに自身のエピソードではその点を突かれて逆ギレと、好きになれない人はトコトン相性悪そうな娘でしたね(;´Д`)←無論その中の1人
まあ強志朗に諭されてからは多少マシになったのと、あと戦闘での活躍ぶりのおかげで多少は盛り返しましたか。
しかしこんなナリのくせに戦闘では壁役・・・ある意味斬新でしたね(^_^;)。
服部 かすり
明らかにムチャなサイズの鈴をつけた気弱系キャラ。つか(巨大な)リボン程度ならまだともかく、鈴じゃ重量に耐え切れな(ry
設定どおりヘタレな部分も確かに目立ちましたが、それほど嫌味がない&しつこくなかったためあんま悪い印象は残らず。
んでもってしっかり(?)この手のキャラの魅力的要素である『守ってあげたい』系な雰囲気は出せていたような気が( ´∀`)
戦闘では壁すり抜け移動がミッションによっては大活躍。
攻撃範囲も変則的ながら広く、なかなか優秀な機体だったかと。
ただまあ(すり抜けて移動できるだけに)コイツだけ先行気味になっちゃって敵の集中攻撃にあいピンチ・・・みたいなお決まりパターンにもハマりましたがね(^_^;)。
直江 シュロ
宝塚な人(^_^;)。
突然役者になって(?)語りだしたり、コンシューマ移植されたら間違いなくカットされるであろう過剰な敏感肌等、賛否はともかく味付けだけは結構あったかと。
自身のエピソードもベタではありましたが、(ベタな分だけ)それなりにまとまってたので好感と言えば好感ですかね。
あとは・・・設定の中に『同性に好かれる』なんてのがあった割にはレズプレイとかは別に存在しませんでしたな(´・ω・`)
まあ元が3Pだらけなんでこの設定自体があまり意味を成さないんですが(^_^;)。
しかし(上でも書いたとおり)普段から授業とか引きこもった生活してるだけに、戦いと無縁のキャラが微塵も登場せず、好かれるシーンすらなかったのはどうかと・・・。
その他キャラ
男女共に結構な数いるものの、(サクラ大戦と違い)戦闘時における役割が特になく、また女性陣にはHはあっても好感度の設定がないため(=取り立てたイベントもEDもない)、どうしても印象が薄めになってしまいますな(;´Д`)
前作から引き続き登場してるキャラが多数いるのはまあファンサービスとして○ですか(´・ω・`)
戦闘における役割と言えば、主人公の強志朗が戦闘参戦しないってのは斬新というかビックリでしたね(^_^;)。
戦闘評価におけるゲージ回復に関しては(評価の重要度がそれなりに上がるため)良かったものの、3Pしたメンバーが合体攻撃を出すというシナリオの流れにおいては・・・やはり強志朗だけその場にいないってのはやや浮きましたかね。
ファーデン騎士団
服装こそさすがエロゲッ!な感じでしたが・・・誰1人として悪役&エロゲっぽい性格をしたキャラが存在しないってのは、ちょっと問題というか拍子抜けだったような(´・ω・`)
リネンとカシミアは論外、シフォンもあれは悪というよりはただの狂人でしたしね(^_^;)。
しかもシュロと姉妹という設定の関係で最後結構悲劇のヒロイン的な扱いになっちゃってますし。
(王道学園モノばかりで)こういうタイプのエロゲってほとんど触ったことないだけに「いらっしゃい坊や」と言わんばかりのお色気ネーチャン(?)が敵幹部として出てくるものだと思ってた三冠王なのです(;´Д`)
・・・それともやっぱこういう考え方自体が既にオヤジというか古いんですかねぇ(^_^;)。
まあただ悪さして最後にウギャーヽ(`Д´)ノなキャラばかりじゃなかった点は良かったですか。
あと気になった点といえば、一応あっちは組織化された集団のはずなのに、ほとんど全てにおいて幹部達しか出てこない点ですかねぇ。
序盤チラっと女兵士っぽいのも登場しましたが・・・あんな一瞬じゃもう立ち絵も思い出せない(´・ω・`)
リネン=ファーデンのカラクリというかオチは・・・まあ特別驚きもなく。
自分のことを散々下っ端言いながらあれだけたくさん前線に出てくれば、何か裏設定があることは容易に想像つくわけで( ´∀`)
レビューのレビュー(フリートークです)
一応修正はしたのですが・・・それでもフォローしきれてないかもしれません(^_^;)。
何のことか???(´・ω・`)な方多そうですから説明いたしますと、このレビュー、実は大部分が2年ほど前に書いたものなんですよね。
コレ書いてる途中にウイルス喰らっちゃいまして、CD−ROMやらにデータを移し変えたり、PCの初期化、掲示板の返信等々でゴタゴタしてたら書き途中だったこのレビューがどこへいっちゃったかわからなくなってしまったのです(爆)。
んで最近古いROM全般の処理とかしてたら偶然出てきたと、こういうわけだったり(^_^;)。
あまりにも前に書いた文章だったため、そのまま封印しておこうと思ったのですが・・・8割近く完成してたのでゲームそのものも(ほんの少しだけですが)再プレイ、今作のイメージを思い出しつつ書き上げたというわけです( ´∀`)
ちなみにもう1つ書き途中だった『マリ・メリー・メイ』のレビューも見つかったんですが、こちらは5シナリオ中の2つしか書いておらず、ゲームそのものも3周目途中で2年ほど放置してるので・・・おそらく再起は不可能でしょう(つ∀`)
レビュー一覧にないのに掲示板アイコンがあるのはその名残だったりします。
プレイ時間・・・・・・・???時間。理由は上記のとおりです(^_^;)。さすがに数年前のゲームのプレイ時間なぞ覚えてるはずもなくヽ(゚∀。)ノ