天外魔境V  NAMIDA

何やら正当な続編は10年ぶりらしい、天外魔境最新作。
相当ファンの中では期待度が高かったらしいですが、結果は・・・。
ちなみに私、天外シリーズはセガサターンの第四の黙示録以外触ったことないです
(^_^;)

俺的な印象


何かのついでにやるゲーム


普通ゲームってのは『ゲームをする時間』みたいに、ゲームだけをしてるものです(´・ω・`)
同時に何かをするにしても、攻略本or攻略サイトを見ながらとか、あるいはせいぜい音楽を流しながら・・・そんな程度だと思います。


ですがこのゲームは、ゲームそのものが付属品なのです
(^_^;)
というのも、とにかく今作はロード時間&頻度が凄まじく、ただこれだけを遊んでると(待ち時間ばかりのため)どうしても手持ち無沙汰になってしまい、ヒマな時間が目立ってしまうので
(;´Д`)

そうなると、無論(待ち時間ばかりのゲームが)楽しいわけはなく、結果プレイ1時間とかでポイ・・・。
大抵の店で3ケタ購入できるとはいえ金のムダになってしまいますな
(´・ω・`)

なので何か別のことを必ず混ぜるのです。
オススメはネット巡回ですか
( ´∀`)
マップ移動なんかは片手でOK、逆の手でマウスを持ってネットをウロウロです。

マンガなんかも悪くないですね。
エンカウント率高めなくせに『エンカウント→コマンド入力』までの時間がかなり長めなので、普通に読んでる余裕があります。

またディスクをPS2に入れてから実際に操作できるようになるまでに余裕で分単位待たされるので、トイレはここで済ませましょう
ヽ(´ー`)ノ



・・・


・・・


・・・まあここまで書けばわかるかな
(´・ω・`)


そう



ロードだらけでゲームになってない、コレ(;´Д`)



おもしろいとかつまらんとか、そういうのを語る以前の問題(´Д`)ノ
どんな小さな移動だろうが(例えば民家の1F→2F間とかでも)、とにかくマップを変えるだけでロード。
イベント時でも場面が変わればその度にロード。
ムービー時も前後にロード。



プログラマーはバイトから採用したのですか?(´・ω・`)


マジでそう言いたくなる脅威の完成度ですよ(つ∀`)
PS2本体と同時発売ならともかく、5年以上経ってこれって、今までハドソンは何をしていたのかと・・・。

さらにロードとは関係ない部分でもムダに待たされる部分が多すぎる二重の(?)ワナ。
さっき書いたディスク入れてから〜、な部分とか(別に何もロードしてないのに)メーカーロゴやらまったく何も飛ばせませんからね
(´Д`)ノ
しかもこれだけでも酷いのに、(そういう仕様に限って)ハドソンロゴもREDのロゴも贅沢にムービー使ってムダに長いという・・・。

RPGなんだから
(´・ω・`)
5回や10回起動するだけで終わるゲームじゃないんだから(´・ω・`)
こういうくだらないトコで足かせ作るなと(;´Д`)



まああとはいつもどおりダラダラとグチりますかね(´・ω・`)
あ、もう読むの飽きた方のために結論だけブチまけておきますか。


散々待たされる割に見せられるのは昭和時代レベルの演出+ありきたりストーリー。
太正ゲー(=サクラ大戦)の作りすぎで、広井王子の頭も平成レベルに到達してませんヽ(^o^)丿



まあ広井氏がストーリー作ってるわけじゃないんでしょうが・・・やっぱREDの責任者=この人がGOサイン出してるわけで(´・ω・`)
それとも『サクラ大戦熱き血潮』みたいに名前だけ載ってて開発からは弾かれてるんですかねぇ(熱き血潮は酷いデキでしたヽ(゚∀。)ノ)。
全盛期は通り過ぎたものの、まだサクラ大戦のほうはパワーを感じるんで・・・。


・・・ってコレじゃゲームじゃなくて広井王子のレビューになってますな
(;´Д`)
しかもこのままじゃキリがないのでいい加減本編(?)のほうに入りますです。



グラフィック。
古臭いの一言
(´・ω・`)
ただコレは不満点というわけでもなく、FFを筆頭に最近のRPGでよくみられる『グラフィックがキレイすぎてどこが道かわからない』現象がまったくない点においては評価できたり( ´∀`)

まあそれ以前にキャラを3D化してる意味がほとんどない今作。
だったら全部ドットで作れという噂もありますが。
(大変な作業であることは間違いないものの)期間は10年あったわけですからね。
最低でもキャラだけドットに出来ていれば、それだけでも随分とロード時間は軽減できてたはずなのです。
事実ドット主体のテイルズリバースなんかはロード皆無ですし。


またムービーが随分挿入されますが・・・正直1つあたりが短すぎて印象にあまり残らず
(´・ω・`)
クリア後好きなムービー観れるモードとか搭載されるわけでもなし、これまでの天外シリーズと違いムービーだろうが完全CGなため特にオールドユーザーには評判悪そうな気配、オマケにムービーになると途端にしゃべり出すナミダに違和感まで発生と、褒められるような点が全然出てこない始末・・・(^_^;)



音楽。
意外・・・と言っては失礼ですが、相当のクオリティかと
ヽ(´ー`)ノ
特にフィールド・戦闘等、プレイ中浴びるほど聴くことになる音楽の質が高かったのが◎でしたね( ´∀`)
ニコニコやらでメドレーがあればぜひ落としたいんですが・・・作品そのものの評価がアレな関係でタグ『天外魔境3』とかで検索しても1件もかからないという(つ∀`)




CV(声)について。

広井「どうだ、オレの人脈ってスゲーだろ」

と言わんばかりの豪華メンツ(謎)。
ですがシャア@ガンダムだの、ブルマ@ドラゴンボールだの本当に誰でも知ってそうなメンバーで構成されてるため、逆に馴染めなかった気が
(^_^;)
特にニギなんかは微妙にカッコが似てることもあって、どうにもニギじゃなくてシャアにしか見えませんでしたし
(;´Д`)
ま、演技自体は誰も何も問題なかったんですけどね。




キャラ。
1人あたりの描写が薄く、いつものようにキャラ別にコメントはできず
(;´Д`)
ただ(前述のグラフィックと同様)コレもひたすらに悪い要素ってこともなく、最近のRPGによく見られる『キャラ頼み=要は萌えうんぬん』な部分抜きで勝負してるとも言えたり( ´∀`)
真っ当な性格のキャラばかりなので退屈と感じる人もいるでしょうが、まったくオタク臭さがない点においては(特にオールドユーザーにとっては)入りやすい世界だと思いましたねヽ(´ー`)ノ

ですがまあ今書いたとおり描写が薄いのがやはり難点として残りますが(;´Д`)
トンカラリンとミヤの動物コンビ(?)はエピソード皆無、パーティー加入に関しても唐突の一言のため、ぶっちゃけ存在意義そのものがゼロ(´Д`)ノ
他のメンバーも為朝と鬼一番がややオマケ風味でしたかねぇ。
つか鬼一番に関しては、鬼丸を殺してしまったもう1人の連れ(名前ド忘れ)が仲間になったほうが流れとして自然だったと思うのですが
(´・ω・`)


また主人公ナミダはドラクエタイプ(=まったく言動なし)じゃなく、しゃべらせたほうが良いと私的に感じたり(´・ω・`)
というのも異様にナミダに同意を求めるシーンが多く、そのシーンのたびにただうなづくだけのナミダ(に対する違和感)が目立つんですよね(;´Д`)
コイツも他のメンバーと同様特に壊れたキャラ設定があるわけじゃないんですから、いくらかしゃべらせても感情移入の面では問題なかったと思うのですが・・・。


・・・ああ、みなまで言うな
(´・ω・`)
感情移入のレベルまでストーリーが到達してないなんてことは(つ∀`)




で、今度はそのストーリーについて。
上に書いたアレがまんま当てはまりますね。
つまりはまるで昭和時代のRPGだった、と
(´・ω・`)

1つごとに完全に地域が独立。
そしてそれぞれに敵幹部がボスとして控えている。
このスタンスも相当古いですが、まあコレは別に地域ごとのストーリーが充実さえしてれば欠点にはならないでしょう。
ですがイベントがお使いだらけなのは・・・
(;´Д`)

もうひたすらに「○○を取ってきてくれ!」の繰り返しですからね。
クリアしてまだ半月も経ってないんですが、既にイベントの大半を覚えてない私
(´・ω・`)
もうちょっと何とかならなかったんですか?(;´Д`)
例えば1箇所くらいは、敵幹部と戦争状態に突入してる地域があったって良いじゃないですか。
全ての地域が完全にナミダ頼みだったわけであって、村人やらはただ困ってるだけでしたからね。
少しは自力で何とかしようとする努力を見せろと。


また、やはりこういう(地域ごとが独立してる)設定にしたため、最後のゼクウが浮いちゃった点がどうにも気になりましたかねぇ。
似たタイプとしてはドラクエZ(の魔王)もそうでしたが、核となるストーリーが薄っぺらくなる問題が発生する上、序盤で顔見せ登場した後何十時間も出てこなくなるのが
(´・ω・`)
敵幹部の面々をもうちょっと組織らしくして、どこかに集合するようなイベントとか設ければ多少マシになったのですが・・・。


あと気になったのは新しい地域に着くたびにいちいち敵のボスが自己紹介しにくるアレですか
(^_^;)
そのまま戦闘に突入することが一切ないため、後半になると(出てきたところで戦闘にならないのわかってるので)緊迫感も何もなく、しかも敵そのものも既に説明書で紹介されてるので新鮮ですらないと。
ご丁寧に現在のこの地域の状態を説明してくれるのも違和感でますし、正直いらなかった気がしたり
(´・ω・`)


ただシャンネに関しては現状で良かったと思います( ´∀`)

理由ですか?
他の敵幹部はワープとかでいきなりナミダ達の前に出てくるのに対し、この人だけ砂漠をスタスタ1人で徒歩、しかもムービー。
いやもうシュールで仕方なかったというか
(^_^;)
スタッフの斜め上にいきすぎたセンスに脱帽しましたね(謎)。





各種システムとか。
散々古臭いと書いてるだけあって、特に目新しいのはないですかね
(´・ω・`)
奥義伝授のみ多少珍しいと思いましたが、あとはホント○○(←作品名)のアレと同じ〜・・・みたいに言えるものばかりかと。
例えば術システムなんかは、FFYの魔石システムそのままでしたし
(^_^;)


パッケージの裏にもウリの1つとして書いてあった一気に大勢の敵を倒していけるアレに関しては・・・正直(ウリにするには)弱すぎる要素だったような気が
(;´Д`)
こっちの操作はただボタン押すのみ、最初は気分良くてもすぐ飽きるというか、どうでも良くなるというか(´・ω・`)
テイルズやヴァルキリープロファイルのパクリでも良いので、何かしらアクション的な操作を必要としたほうが爽快度は上がったかもしれませんね(^_^;)

また敵が大勢出るせいで敵の攻撃に時間がかかるデメリットまで装備されてたり
(;´Д`)
まあさすがにこの程度のことは考慮してあるのか、通常攻撃は相手ザコも割と大人数で来てくれること多いものの、術や特殊動作になると単体での使用になっちまうんですよねぇ。
(ロード短縮のため)結局出てくる敵の種類は2〜3ほどなんですから、術でも一斉に唱えて欲しかったですわ
(´・ω・`)



あとは・・・徹底的に育て上げていくタイプのゲームなのに終盤壱与がハズれたまま戻ってこないのも欠点に入りますかねぇ(;´Д`)
かなり初期の頃からいて、しかもメインヒロイン。
当然のごとく私もずっと残ると思ってたわけで・・・それなりに術とかを覚えさせて泣きをみたり
(つ∀`)


レビューのレビュー(フリートークです)
ネタも特にないので本文内で書き忘れた点でも追加しておきますか(´・ω・`)


随分と仲間が多い今作。
ですが(本文で書いたように)トンカラリンとミヤは存在価値が皆無。
こんなん2人も用意するならどっちか1人を削除して、敵側から1人くらい輸入、要は改心して仲間入りさせてもおもしろいと感じましたね
(´・ω・`)

筆頭はやはりイダテンですか。
コイツ改心以前に全然悪役っぽくなかったですからね
(^_^;)
悪事に関しても若い女を誘拐するだけ、悪いことに違いはないものの規模が非常にショボイというか、普通に現実味がある程度のレベル。
壱与やらツグミやらパーティー内に若い女いますから、このうちのどちらかに説得でもされるか、あるいは惚れる等の設定さえ設ければどうにでもなったような気がしたり
(^_^;)


もう1人まともと言えばタオジリオスですが・・・コイツの場合は(根が純粋でも)タオリにゾッコンなのが余計ですか
(;´Д`)
タオリは完全に腐ってましたから(爆)、この娘までセットで改心となると相当シナリオがムチャになること必至・・・やはりイダテンですかね。



プレイ時間・・・・・・・38時間かそこら。やはりというかロード時間破滅につき、各種サブ要素は全部放り出しです。しかし攻略サイトを見る限り随分色々とオマケ要素があるんですな、このゲーム
(´・ω・`)

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