シャドウハーツ

積んではいなかったものの、いずれプレイする予定だったシリーズ第1弾(謎)。
ちなみに同シリーズにはワイルドアームズ3なんかもあったり。

俺的な印象



オトナに勧めたい良作RPG( ´∀`)



まあ元々オトナ向き、というか昔からゲームやってる人をターゲットに作られてる気もしますが、何にしろ


・20時間もあればクリアできるお手頃ボリューム
・結局のところはリング目押しゲー、複雑なシステムほとんどなし
・登場人物の大半がオトナ、呆れるような青臭い発言をする人物は皆無



この辺はあまりプライベートな時間が取れない社会人ゲーマーあたりには助かる仕様になってると言えますね( ´∀`)
上2つは文章そのままの意味、最後のは突拍子もない性格の主人公(及びその仲間)とまったくシンクロできず、ゲームであるにもかかわらずストレス溜まったり・・・ということはおそらくないよ、って意味です(^_^;)

社会人でもプレイしてる人が多いであろうRPGと言えば、まずドラクエとFFが挙がるわけですが、(FFと違い)ドラクエが今だ売上げ落ちないのもコレと同じ理屈でしょうな。
つまりは

・いつも基本は同じ(ターン制の戦闘、アイテム名、呪文名等)。
・まったくしゃべらない主人公(賛否両論はあるでしょうが、勝手な発言してユーザーが置いてかれるような主人公よりは遙かにマシ)。

と、こんな感じで。
一方のFFは毎度毎度システムが根本から変わる上、最近は映像ばかりが目立つようになり、さらに]−2で(人を選ぶであろう)謎のキモオタ路線に走ってしまったことから・・・投げてしまった社会人の方も多いことでしょう
(´・ω・`)



・・・と、ちょっと脱線ぎみですが、要は最初に書いたとおり色々な面でお手軽にできるよってことで(^_^;)
しかもコレ2001年製のゲームなんで今は値段面でも相当お手軽ですしね。
せいぜいちょっとオカルト入る点くらいじゃないですか、人を選ぶ要素ってのは。
オトナ向きでもありますが、RPGからしばらく離れてた人にもリハビリ(?)を兼ねてオススメしたいですね
( ´∀`)


なんか本来あとがきで書くような文章を今書いてしまいましたが、とりあえずいつもの流れで。


グラフィック。
街やダンジョンといったあたりの背景は1枚絵が基本なので今でもそこそこといった印象ですが、キャラやモンスターのポリゴンはさすがに昔を感じさせましたね
(^_^;)
まあ現在プレイしているUのほうではキッチリ進化してましたし、仕方のない話ですけど
(´・ω・`)

ムービーはディスク1枚にしては結構な量、質もなかなかのものでしたが・・・何故かウルだけ異様に老けて見えるんですが(;´Д`)
あとウル・アリス・アルバートを除くとおよそ顔のアップになるキャラがいなかったのは残念でしたね。
一応部分部分でキースら他のキャラも出てはくるんですが・・・。



音楽。
クロノクロス等で有名な人が作ってるようで
( ´∀`)
特に強く印象に残った曲はないんですが、その分寂しげ&落ち着いた曲で構成されてて◎。
中でも戦闘音楽は、最近の3DRPGモノがジャンジャン激しく音鳴らすものばかりだったので、新鮮で良かったですね。

お気に入りはさっき書いたとおり強くコレってのはないんですが、強いて言えば欧州編に入ってからの通常戦闘音楽でしょうか
( ´∀`)
あと(一度しか聴いてないものの)ED曲もゲームの雰囲気に抜群にあってて○ヽ(´ー`)ノ



声(CV)について。
ムービーと戦闘時くらいしかボイス付きシーンはないわけですが・・・それでも随分と金をかけたこと
(^_^;)
今でも普通に声を聴く面々が揃ってますかね。

ただいくら有名とはいえアルバートにミスターサタン@ドラゴンボールはやや合わなかった気がするオレ
(;´Д`)
もちっと紳士らしい人選をすべきだったのでは?(^_^;)



ストーリー。
RPGでは割と珍しい部類にあたる実在の地名+時代設定な上、第一次世界大戦直前というある意味非常にハンパな時期でのお話。
なのでプレイ前は戦争モノというか、戦争部分が大いにシナリオにかかわるのかと思ってましたが・・・フタを開けてみればオカルト系だったワナ
(^_^;)
まあそれでも中盤くらいまでは結構戦争関連も話に関わってはきましたけどね。
上海やらが舞台な関係上『攻めてくる日本軍』的な描写は新鮮でした
( ´∀`)


それはさておき、20時間程度でクリアできるボリュームなだけあって非常にテンポが良かった印象。
ラスト直前になるまでほとんどサブイベントが発生しないため、ちょっと1本道すぎる感もありましたが、その分数少ないサブイベントでは(サブイベントなのに)ムービーが挿入されたり頑張ってるトコもあったので○でしたね
( ´∀`)

あと評価したいのは敵側のアルバートですか。
いえ、最近のRPG類にたびたび見られる『ただ単に破滅を望むだけの敵』とは違いましたから。
まあ私のプレイしてるタイトルにも問題があるのかもしれませんが、大抵は

当初はちゃんとした目的がある敵

でも終盤何かしらのミスによりそれが達成不可に

キレて「こうなったら世界を破滅させてやるウヒャヒャ
ヽ(゚∀。)ノ


このパターンばかりですから
(´・ω・`)
あとはゲーム初期からずっと敵側の大将として存在してたキャラが後半勢力失速、和解、ないし死亡やらして、急遽いきなり新しいキャラがボスに君臨したり。
ネタバレになっちゃうので1タイトルのみを挙げますが、例えばテイルズリバースとかですね。
いきなりまったく新しいキャラが出てきて『コイツが実は悪者なんだよ』とか言われても冷めるだけなのです
(´・ω・`)


ちょっと脱線ぎみなので話を戻しまして、今作のアルバートも(RPGの中では)典型的な世界の破滅を望むタイプだったものの、ちゃんとその次の展望がしっかりしてた上、まったく信念を曲げなかったところが好印象だったのですヽ(´ー`)ノ
さらに言うならラスト直前のウルによる「どっちが負けても恨みっこなしだぜ」なセリフ、アレはちょっと熱かったですね。
世界の破滅は勘弁と思いつつも、やはり(アルバートの)考え自体には賛同できる部分もあったのでしょう。



またストーリーとはやや違いますが、全体的な雰囲気が激しく自分好みだった今作。
実在した上、世界的に明るくはない時代なのも手伝って、どこか寂しげ&荒廃感な雰囲気で統一されてて◎だったのです
( ´∀`)
『FFZ』のミッドガルなんかもそうですが、何故かこういう雰囲気が好きなんですよね(^_^;)
まあイイ歳こいたオッサンになりつつあるので、そろそろメルヘン&ファンタジー満載は苦しくなってきた部分もありますけど
(´・ω・`)




各種システム。
まずは今作・・・というよりこのシリーズの代名詞でもあるジャッジメントリングですが、初回作にしてはなかなか工夫されてたと思います。
まあ実際のプレイ時は「プチリング等、リングに関連するバッドステータスは充実してたけど自分でカスタマイズとかできないのがなぁ・・・
(´・ω・`)」とか思ってたんですけどね、(現在プレイ中の)Uで順当に進化してた分、さっき書いたとおり初回作で考えると・・・というわけです。

欲を言えば戦闘を筆頭にとにかくコレばかりやるゲームなんで、少しでも新鮮味を出すために装備品によって配置やスピードが変わったりすると良かったんですが・・・そうなると今度は一般ユーザーが厳しくなってしまいますかね
(;´Д`)


お次はSPポイント(ゼロになると暴走するアレ)。
う〜ん・・・システム自体は悪くないんですが、暴走する理由がまったく謎というか、説明なしなのが少しいただけなかったかと
(^_^;)
ウルの場合は特殊なカラダしてるんで(SPゼロにより)中に巣くう悪魔達が暴走した・・・みたいな解釈つけられなくもないですが、他の連中は・・・。

しかもひたすら回復役を担当してても、ゼロになれば暴走ですからねぇ。
仲間の傷をセッセと癒してたら発狂した・・・意味わかりません(笑)。
そう考えると敵に攻撃した時のみ消費とかでも良かったような
(^_^;)


フュージョンシステム。
フュージョンそのものは他のRPGでも似たようなシステムがあったものの、グレイヴヤードの存在はかなり斬新だったと思います
( ´∀`)
前述のSPポイントとは違い、ストーリーにうまく組み込まれてましたしね(まあ最初からいる仮面達とのエピソードがちっと足らない気もしましたが)。

またウルvsモンスターの戦闘によって新たなフュージョンモンスターを得ていく点も私は良かったと思いましたが・・・Uで変更されてるところを見るとどうやら世間的には賛否両論だったようで
(´・ω・`)
他の『モンスターの属性によって得られるソウルエナジーが異なる』とか『敵倒しまくるとマリスが溜まって赤くなると・・・』みたいな部分は足かせ要素が強かったので(Uで)排除したのは○だと思いましたけどね、戦闘までなくしちゃうとは。

スイスイ覚えていける点は確かに良いんですが、その分味気なくも感じたのです
(´・ω・`)




その他プレイ環境。
ゼロではなかったものの、ロードに関してはおよそ気になる部分がなく◎。
ただ全体的に魔法の演出が長いのは多少問題点でしたかね
(´・ω・`)
特に1ターン目に高確率で『ゲイル』等を唱えてくるザコ敵が大量に出てくると非常に時間かかるのが・・・(;´Д`)

あとは・・・コレはUで見事に改善されてましたが、アイテムの売買の際(大きくプライスアップないしダウンさせるには)1商品ごとに何回も何回もリングやらないといけないのがちょっと面倒でしたか(´・ω・`)
新しい街で装備の新調の際、他のRPGから考えるとありえないほど時間がかかったのです(^_^;)


各キャラの印象
ウル
RPGでは割と珍しい見た目完全にワルモノなタイプですが、中身はなんてことのない好青年だった人(謎)。
でも時代設定を無視した独特の言動なんかもあって、最近のRPGの中ではダントツに好印象だったり
( ´∀`)
ってゆーか

・熱血漢
・メッチャ冷めてる
・しゃべらない(=主人公とユーザーを同義に見るタイプ)

この3タイプがほとんどですからね、RPGの主人公って
(´・ω・`)
なのでウルに関しては好印象というより斬新で良かった(と感じた)のかもしれません。


戦闘では・・・誰が見ても完全なエース。
こうまであからさまに優遇されたステータスもまた斬新だったのではないかと
(^_^;)
高い攻撃力・素早い行動順・フュージョンによる実に多彩な属性攻撃・・・全てにおいて他のどのキャラよりも勝っているのです(笑)。




アリス
いわゆる清純派タイプのヒロインですが・・・人間としてダメな部分がほとんど描写されなかったので、この手のタイプにしては珍しく結構好印象だったり。
まあそれを言ったら他のキャラもあんまへタレな部分ってなかったわけですけどね、今作は。

ところで何回か書いてるとおり今Uをプレイしてるわけですが、なんかこの人死んだことになってるようで(爆)。
TをグッドEDで終わらせてるので当初違和感出ましたが、おそらくはバッドEDでそのまま仮面達により・・・の流れでUに繋がってるんでしょうな。
バッドEDを正当な歴史にして続編を作るってかなり珍しいのです
(´・ω・`)


戦闘では・・・まあ完全な回復役といったところですか。
アークを覚えるまでは他のキャラでも全然問題ないんですが、アークを覚え、またそのレベルに達する時期になるとボスは強力な全体攻撃を連発してくるヤツがほとんどになるので必然的にはずせなくなりましたね。




朱震
亜細亜編限定・・・と言いたくなるほど前半と後半で活躍度が上下したジイサン。
亜細亜編では元々高名な点に加え地元中国ということもあり、それこそ道行く人みんなが知ってるような状態でしたが、欧州編に入り、さらにウルが復帰してしまうともはやストーリーでもバトルでも見せ場はなく
(´Д`)ノ
特にバトルは致命的でアリスどころかハリーにすらほぼ全ての面で劣るため、もう起用する理由が皆無な始末( ´Д⊂

結構好きなキャラだったんですけどねぇ・・・。
まあハリーよりはだいぶ優遇されてたのでそれで良しとしますか
(´・ω・`)


戦闘では・・・まあ今書いたとおりです(;´Д`)
亜細亜編だと回復魔法が使える上にアリスよりSPが高く、なおかつアリスがパーティーを離脱する期間があるので重要な位置付けだったものの、欧州に入りキース加入&ウルが復帰。
これによりウル・アリス・キースの最強パーティーが組めるようになる上、後に朱震強化版と言えるハリーも参加、さらにアリスは全体回復魔法を習得。
完全に隠居と化しました
(´・ω・`)

私は確かウルがレベル50程度でのクリアでしたが、ジイサンはなんと26だったのです(爆)。



マルガリータ
ある意味キース以上に存在理由が希薄だった人(^_^;)
国家のためのスパイがどうたら・・・とかいう設定がありましたが、パーティー加入後まったくそういった関連でのイベントがなかったのが痛かったですね
(;´Д`)
ロンドンでのガキとの争い等、この人の関わるイベント自体は全般的に結構あったのですが。


戦闘では・・・まずはどうしても言いたいパンツ(爆)。
いやもうスタッフ明らかに故意ですよね。
銃で攻撃するキャラなのに、謎の開脚攻撃
(^_^;)
その他時代を完全に無視した携帯等、かなりムチャな人でした(せめて無線にしろよ)。

でもまあ戦闘能力自体はなかなか優秀
( ´∀`)
最終的にアリスで固定されてしまうと言っても過言ではない回復役(朱震&ハリー)に比べると、全然出番はあったんじゃないかと。
言うなれば戦闘力に期待するならキース、パンツに期待するならマルガリータですか(爆)。




キース
まさに素人がイメージする吸血鬼、なカッコをした人。
が、そのくせ中身はまったく吸血鬼らしい部分がないため「別に吸血鬼じゃなくても良かったんじゃね?
(´・ω・`)」と私は感じま・・・ってかみんな思ったでしょうな(;´Д`)

さらにはマルガリータんトコでも少し書いたとおり、ぶっちゃけ余興でパーティーに付き合ってたと言っても過言ではなく、ある意味とっても斬新なキャラだったのです(爆)。
・・・そして今作でわずかに姿を見せた兄貴はUに参戦。
キース以上に吸血鬼の設定が無視され・・・ってゆーか郵便ポストとかで戦ってますよ
(つ∀`)


戦闘では・・・NO.2の実力者ですな( ´∀`)
能力の部分も優秀ですが、SPが非常に高いのがありがたかったのです。
しかも何故か私この人のリングと相性が良く、触って数回でオールストライク安定したり
(^_^;)



ハリー
見た目が非常に地味な上登場時期が遅すぎることもあり、何とも印象に残りづらい不遇の人( ´Д⊂
その分加入時期にはまとめて専用イベントがあるわけですが、アレに関しても正直クーデルカのインパクトのほうが強そうですしねぇ。
私はクーデルカのゲーム自体を触ってないので予想の域を出ないのですが、やはりかつての主役(ヒロイン?)が別のゲームで再登場となると・・・。


戦闘では・・・悪くない性能なんですけどね、やはり登場の遅さにより出番はほとんど無し
( ´Д⊂
亜細亜編から出てくれれば存分に活躍できたはずなんですが。
もっともその場合今度は朱震のほうがバトルでの登場機会激減になるんですけどね
(^_^;)

レビューのレビュー(フリートークです)
テイルズリバースでのこのコーナーでRPG限界宣言をしてからず〜っとRPGばかりプレイしてる三冠王です( ´∀`)←まさに嘘つき
具体的にはリバース→デビルサマナー葛葉ライドウ→ワイルドアームズ3→シャドウハーツ→シャドウハーツU→ワイルドアームズX、ですね。
ワイルドアームズ2作とシャドウハーツUは現在進行中であります。

まあこれだけプレイすれば誰でもわかると思いますが・・・さすがにRPGそのものに飽きてきたり
(^_^;)
シャドウハーツシリーズは(冒頭でも書いたとおり)自分好みの雰囲気に加え話がオトナ向きなので、Uをプレイしてる現在でも非常に楽しめてるんですが、ワイルドアームズ2作続けてのプレイはかなりキツイですわ
(;´Д`)
諸事情(2007/02/08お知らせ参照)によりXを急遽プレイ、しかも1週間ほどで終了させなければならない状況になってるんですが、ぶっちゃけ今すぐにでも放り出したい気分です(;´Д`)


いやもうね、主人公が青臭すぎるのよ(´・ω・`)
今回の主人公年齢が16だか17だかその辺なんですが、もうこのくらいの歳の考え方やらには共感できなくなったオジサンゲーマー三冠王。
しかもいつものワイルドアームズシリーズより、さらに今回若年層向きな傾向が。
強引な展開を含めまるでサクラ大戦なのです。



・・・ってシャドウハーツのフリートークなのにいつの間にかワイルドアームズのことばかり
(^_^;)
まあフリートークなんで勘弁してください
(´・ω・`)



プレイ時間・・・・・・・20時間ちょっと。天凱凰以外はサブイベントを含め全て終わってます。天凱凰は面倒そうだったのでパス(爆)。

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