ファイナルファイトONE
ベルトゲーの開祖、ファイナルファイトのGBA移植版。
と言ってもアーケードの移植じゃなくて、何故かSFC版の移植なんですが(´・ω・`)
俺的な印象
・・・手抜き?(´・ω・`)
別にゲームとして破綻とかしてるわけじゃないんですけどね、今時ファイナルファイト単品で売った上、アッと驚くような追加要素もないとなると・・・。
『SFC版になかった4面を完全再現!』
『通信プレイによる2人同時プレイ可能!』
とか大々的に宣伝されても、こんなのウリって言うか、もはや当たり前のような・・・(;´Д`)
まあGBA初期に出たゲームで、なおかつこういうゲームを携帯機で出来るようになったってのは当時結構スゴイことだったのかもしれませんけどね(´・ω・`)
まああとはいつもの流れで。
ファイナルファイト自体は好きながら、結構辛口風味に続きます(^_^;)。
グラフィックから。
SFCをほぼ無難に移植といったトコですね。
またボス戦前に会話するシーンが追加され、そこでプレイヤー&ボスのグラフィックが新規で描かれてたりもします(ストZERO勢は使いまわしですが)。
欠点というか、気になったのは何故か電車内でザコ敵がイスに座ってるモーションが削られてるため電車内のイスの目の前で地べたに座るとか(普通に考えると)意味不明なことになってる点でしょうか(^_^;)。
増加し続ける高齢者層のことを考え、組織一体となって座席を譲るマッドギア。
さすがボスが身体障害者なだけあります(謎)。
・・・まあそれは良いとして『ほぼ無難』と書いてあるのはこの座るモーション削除が理由だったりします。
容量的には問題ないと思うんですが・・・何故削られたんでしょう?(´・ω・`)
音楽。
アーケードともSFC版ともメガCD版とも違うアレンジがかかってますが・・・正直イマイチ(;´Д`)
なんかやたらピコピコ音が鳴るせいでファミコンのゲームとか思い出しちゃったり(^_^;)。
ボイスのほうはSFC版で削られた部分もしっかり復活してました。
コレは良かったですね( ´∀`)
追加要素。
貧弱の一言に尽きます(´・ω・`)
カプエス2を最後にドット絵描く機材が手元になくなったらしいカプコン。
新しい敵キャラを作成するとか、こういう贅沢(?)な要素は厳しかったのかもしれませんが、それならそれでもちっと他で頑張って欲しかったですねぇ。
一番のウリと言える追加要素はZEROコーディーとZEROガイの使用なんでしょうが、グラフィックと攻撃力程度しか変化がなく、正直かなり物足りなかったのです(´・ω・`)
みなさんも似たようなこと考えたことかと思われますが、同じグラフィックの使いまわしならマイナーなファイナルファイトタフのキャラとか持ってきたほうがよっぽど良かったですね。
ゲージシステムがないためタフにあったスーパーコンボ(?)は使えなくなりますが、それでも普通のコマンド技程度は再現余裕でしょうし。
あとせっかく再現された4面に関しても少々不満が。
このゲームの敵の配置は散々『SFC版の移植』と書いてあるとおりSFC版と同じなんですが、(SFC版と比較して)新規である4面はアーケードのまんまですよね。
せめてココくらいはGBA版独自でいって欲しかったものです(´・ω・`)
まあそもそも他の面に関しても配置くらい変えとけよって話なんですが(;´Д`)
ここでちょっと追加要素とは離れますが配置の話をしましょうか。
SFC版の頃からやや気になってた部分が今回露骨に目立つようになったので。
みなさんご存じかと思われますが、SFC版ファイナルファイトは画面に3人までしか敵が出現しません。
アーケードと比べて寂しいのは確かですが、それでも(SFC版独自の敵配置にした上)援軍で出てくる敵を全体的に多めに設置。
これにより『長い間敵が画面内に3人いる状態』を作り出しています。
努力はしてますよね( ´∀`)
ですが今回のGBA版はその配置のまんまで画面に6人まで敵が出るようになりました。
SFCの倍のスピードで敵が消化されることになります。
後半の面はそこそこ長引きますが、序盤はホントすぐ敵が出てこなくなります(;´Д`)
これだけでも多少問題ですが、もっと気になったのは戦闘後。
ベルトゲーの基本として『一定距離進むと画面がスクロールしなくなり、そこで出てくる敵を全滅させることで再び進めるようになる』というシステムが採用されてるわけですが、SFC版ファイナルファイトは割とココの部分がテキトーで、キッチリスクロールが止まる前に敵がワンサカ出てくるんですよね。
それでも敵が3人しか出ないSFC版。
進みながら倒していくというのも不可能ではありませんでした。
でもGBA版は6人。
もはや進んでる場合ではありません(^_^;)。
しかも一気に6人出てくるのがほとんどなので、いきなり乱戦状態になります。
画面に『GO』の表示が出てるのにひたすら殴り合い。
ようやく終わってさあ進もう!!
進もう!
進もう。
進もう・・・。
進も・・・・・って、どこまで歩けば良いんじゃい!!ヽ(`Д´)ノ
『本来ココまで進むべきだった道+次の敵が出てくるまでの道』を歩き続けなければならないので、敵を倒した後やったら歩くだけのシーンがあるんですよね。
特に5面&6面は酷いです。
SFC版でもこの2つの面は多少気になったんですが、GBA版はマジ終わってます(´・ω・`)
テストプレイしたら必ず「ココの歩くだけのシーン無駄だな(´・ω・`)」って気づくはずなんですけどねぇ・・・。
なんか随分話が逸れちゃいましたが、その他の追加要素について。
と言っても他は連射機能とかもう説明する必要がないものばかりなんですけどね(^_^;)。
その追加要素事態を出す条件である『倒した人数』についてはまあ無難なアイディアと言ったトコですか。
ただ追加要素がオープンになっても一切表記が出ないのは・・・(;´Д`)
あとはオートセーブなんかが付きましたな。
正直セーブ機能をつけるほど長いゲームではないんですが、お手軽さ・気軽さを重視する携帯機ってことで少なくともマイナスにはならんでしょう(^_^;)。
もうネタがないのでこんなトコで。
私のレビューの中ではかなり短い部類になっちゃいましたが、それでもファイナルファイトのレビュー(しかもGBA版)でこんだけ文章書いた人間はそういないことでしょう(^_^;)。
レビューのレビュー(フリートークです)
おそらく最初で最後になるであろうGBA作品のレビューであります。
何故突然こんなのを書いたのかというと、最近掲示板の常連様において今までの『格ゲー層』と『ギャルゲー層』に加え、新たに『レトロゲーム層』と言って良い分野の人たちが増えたからなのであります( ´∀`)
私FC時代からゲームしてますのでその手の話題にもそれなりについていけるものの、かと言って長文レビュー書くほど当時の作品の記憶が残っているわけではなく・・・この辺の理由からこのファイナルファイトONEが選抜されたわけですね。
難易度凶悪なファミコンゲーを今からやり直すのはキツイというのもありますけど(^_^;)。
今後もSFCくらいなら、機会があったら何かレビューしたいトコですね。
まあ時間の関係でたぶんベルトゲーになることでしょう。
プレイ時間・・・・・・・かなり。十数回程度はクリアしてます。隠し要素も全部終わってますね。