ときめきメモリアル2

恋愛シュミレーションの開祖ときめきメモリアルの第2作目。全キャラクター総入れ替え、主人公の名前を呼んでくれる「EVS」システムなどが話題となった。また驚愕のCD5枚組となっている。


俺的な印象(紹介文みたいなものです)
いやはや、まさにときメモ。やってみて最初に最近のアドベンチャーやサウンドノベルとは違って「ゲーム」って感じがしました。ああなつかしのパラメータ上げ。まったく変わってないですね。唯一の変更点のあのバッチイポリゴンはセカンドプレイから消し去りました(プレイ時間の短縮にもなるし、なによりカクカクで恐い)。

デートは細かいところが変わってますが、天候は好感もちましたね、やっぱただのデートの繰り返しになりがちだから多少なりとも変化があるのはうれしいかぎり。ちゃんと(当たり前ともいう)6月には雨いっぱい降るし、冬は雪(雪降った次の日がデートだとちゃんと積もってるのには感心した。中央公園とかずいぶんと変わって見える)あるし。でもロードのたびに変化するから結局プレーヤーが自由自在に変えられるんだけどね。

ロードといえば今回けっこう目立ちますね、いろんなとこで。遊園地のやつなんか1回見れば充分なんだからオプションでとばせるようにしてほしかったです(なんかどこぞの大作RPGとおんなじようなこと言ってますが)。

あと各場所の音楽が無くなってるのはがっかりした。スキー場などの一部の場所はあるが他は人ごみによるガヤ的な音しかない(本来そういうものだが。でも前作の各場所の音楽が非常にあってたので期待してたんだが)。

また前作からの正当な進化として各キャラの服装のバリエーションが非常に増えました。好感度によって変化するデート時の私服(だいたいのキャラが春夏秋冬×3パターンある)の多さから、水着・浴衣・スキーウェア・晴れ着なども2種類用意され(ないキャラもいるが)、さらに3年目のクリスマスのプレゼントによってはさらに変化するキャラもいて部活等の格好もいれたらとんでもない数になります、これはすごいの一言です。

お次はミニゲーム。全てがポリゴン化されてる点を除くとそんなに前作と変わってません。騎馬戦等新しいのもあり、相変わらずかなりのクオリティです。そして今回も健在な戦闘はFFの進化に合わせて最近の(っていうか8)ものをパクってあります、音楽まで激似なのには驚きました。
あとEDが複数あるキャラができ、繰り返しプレイにも強くなっていますが、キャラによってはほとんど変わってないのもいるのでそんなに「全て見よう!」的な威力はないです。

最後は幼年期について(普通最初だと思うが)。光のために存在してますね、完全に。ゲーム的には1回あたりが長いために雑誌等で情報が出たら光のイベントを全部埋めておくタイプと、他のキャラ全ての(後にかかわる)イベントを埋めておくタイプの2回やっておしまいでした。ゲーム総合的にはマイナスってほどじゃないとは思いますが、あまりおもしろかったとも感じません(最初のパラメータに関わる細かいところもあるようだが、やりこむ気もしない、なにより動きづらくてしようがない、すぐ処理落ちかなんかで止まるし)。


各キャラの印象
陽ノ下 光
前作とはうってかわって最初から主人公に好感的な娘。名前のまんまな明るい性格してます。普通にプレイしていれば1をやったことがない人でも(ゲームそのものをあまりやってなくても、とも言えるくらい)EDにたどりつけるんじゃないか、ってぐらい簡単です。
この娘は進路状況によってEDが分岐するわけですが、運のよいことに私は最初のプレイのときがどうやら2流大学でいっしょだったらしくて、あっさりと両方見ることができました。
これは本来「いっしょにインターハイ優勝」のイベント(かな〜り見るのに苦労するようです)を利用して見るのが正当(?)な方法のようですが、別にどこだろうが一緒ならいいみたいなんで、ってな感じです。ちなみに1回このインターハイのイベントを見るのに挑戦しましたが無理でした(あとどれくらいポイントが足らないかもわからないのがキツイ)。

水無月 琴子
これぞときメモキャラ!横文字不可・カレーも食えない・コーヒーもだめ、とぶっとんだキャラ設定になっとります(普通に生活するのも大変そうだ。特に周りの人間が)。
光の親友ということになってますが、2人の接点・共通点がよくわからんし、この娘度が超えすぎでしょう、光に命かけてます。あと彼女のイベントも特異ですな。はじめてやった時、次々と重なるデートにあたふたしましたね。さらに好感度が増すごとにビンタくらうし、条件が整えばEDでもくらえます。
またあまり世間様の評判はよろしくないようですね、終始強気なのが大きなマイナスだと思うんですがみなさんどうでしょう。


寿 美幸
食らえ!必殺超音波〜!!ってな娘です。もしキャラ別に音声のON・OFFができてたらまちがいなく消してたでしょう。とにかく不幸ということになってますが3割くらいは自分自身のドジなような気がします。あと話しかたがバカっぽい・部活にはいってること自体が似合わない、と辛口めな感想ばかりが出てきちゃいます。
細かいことになりますがこの娘もクリスマスプレゼントで服装が変わるタイプなんですが、
プレゼントするものが「おしゃれなスーツ」、って高校生があげるもんじゃないでしょ!そんじょそこらの服とは値段の次元が違うんですよ!しかもまだゲーム上ではカップルになってないとなると(毎週デートしといてアレだが)実は成金なんですか主人公宅は?どうなんですか、コナミさん。


一文字 茜
ナイスバディその1。さらにボクキャラ。前作に存在しなかったバイト三昧なタイプの娘。
着まわしに感動しました、季節が変わるたびにどことどこが一緒なのか探すのがおもしろかったです。
この娘イベントが特殊で、ちゃんとしたEDを見ようとすると「みつめてナイト」みたいなパラメータの調整になっちゃいます(知らない人ごめんなさい)。またこの娘にもクリスマスプレゼントにとんでもないものをあげてますが、まあ上で派手に書いたので割愛しましょう。
あと総番長の妹ということなので何回おんなじ場所で待ち合わせしても不良出てきません。腕っぷし強そうなだけに残念


白雪 美帆
これぞときメモキャラ!その2。すごいっすこの娘も。頭ん中妖精で埋まってます、彫刻展のイベントなんか完全にイっちゃってます。普段静かそうなくせにいきなりケロちゃん!ケロちゃん!とか騒ぎまくったりもします。あとの占いってのははまあ無難なところか。
寿嬢のとこでも同じようなことを書いたんですが、この娘も部活の必要性というか前面にほとんど出てこないですね、寝起きのイベントがあるだけであとなんもないです(運動系みたいに練習試合もないし)。ところであのフリートークはまずいでしょ、よくあんなんでOK出ましたね。


赤井 ほむら
裸!それはそれとしてやんちゃ坊主な娘。イベントはどれもとてもときめくような(笑)ものではありません(一部というか1つ例外もあるが)。あとなんか知らんが好感度低いとデートん時傘さしません。そしてあのエンディング(の場所)。告白されるほうはたまったもんじゃありませんなあ、あの状況じゃ断れんだろう普通。


八重 花桜梨
ついにときメモの世界にもやってきた無機質系(綾波系と言ったほうがわかりやすいかな)の女の子。しかしそこはときメモ、ということで途中で劇的に変身、ちゃんとときめきチックな娘となります(テーマの音楽まで変わるのには素直に感心しました)。
ところで細かいことですがこの娘も好感度低い時たまに下校時に傘さしてないことがあるんですが、とってもこわいです。あとEDが個人的に1番好きです、珍しく主人公の言ってることがまともなような気がする。


佐倉 楓子
おそらく虹野をベースにしたであろう娘。本人いわく太めらしいそうですが、ぜんぜん私にはわかりません。おまけにダイエットに必死だったらしく、毎年ガンガンとウエストが減っております。
そして恋愛ゲーム初(私の知るかぎり)の遠距離恋愛を挑戦させられた娘です。イベントはどれもいい感じだとは思いましたが(特にクリスマス)、普段がとてもヒマです。せめて電話の内容を増やしてほしかった(というか最初が違うだけであとずっと一緒。なんか留守番電話みたい)。


伊集院 メイ
大穴。良い娘です。予想していたイメージとだいぶ違いました。高慢というよりは無知で意外と素直な印象のほうが強い気がします。あとこの娘もEDが複数あるわけですがなぜか幼年期のものじゃなくてなんか関係なさそうなやつですな。わかんないよ、普通。


麻生 華澄
実はチャランポランな人。そのくせ要求するパラメータが藤崎詩織並に高く、しかも先生ということで、かどうかは知りませんが他の人が同じくらい好感度が高い場合この人EDに出てきません(ほとんどが光なんだけどね)。そんで苦労してクリスマスイベントまでこぎつけたあげく彼氏代理補佐見習い(間違ってるかも)とか言われちゃうからたまりません。EDもな〜んかはぐらかしてるし。
私的にこのゲームで1番好きになれない人です、でもずいぶんと人気があるみたいですね。みんな年上のお姉さんに飢えてるのか。


九段下 舞佳
ナイスバディその2。運がいい人は雑誌等で情報が出る前に出会えたでしょう。イベント的には前作の館林みたいな人です。が、ティッシュ配りの時のイベントとか話しただけでデートの女の子が帰っちゃうのはちょっとやりすぎなんじゃないですかね(このへんがときメモ!って感じ)。あとEDの入りかたがイジワル。私は途中で消したりはしませんでしたがハマった人もいるんじゃないかと。


野咲 すみれ
なんと私、2回目くらいのプレイで発見してしまいました(こんなことの運が良くてもしようがないのに・・・)。普通あんなピンポイントで運動なんかしません、ふざけてます。
この子ねらいの場合、佐倉嬢を超えるほどにヒマです、数えるほどしか会う機会はないです。そのためか挿入歌の権利もらってます(なぜにバックに演奏があるの?なんてツッコミは当然してはいけません)。
そしてEDが凄まじいこと。苦労(?)して大学やっと受かったのに1ヶ月もしないうちにピエロに早代わりです。どのツラ下げて「俺、大学受かったけどやっぱピエロになるわ」みたいなセリフを両親に言ったんでしょうか。


白雪 真帆
ナイスバディその3。おそらくあのフリートークによって(発売日等早い時期に買った人は特に)攻略できることを認識・確認したであろう娘。このゲーム最大の強敵です、普通にプレイしてたんじゃ話になりません。地道なセーブ・ロード、きちっとしたデートのローテーション等計画をもってやらないとクリアできません(なかなか好感度がトップにならない。光と姉ちゃんが実にじゃま)。

まあ後半は服装でわかるとして、前半のデート時の見分け方について私のやりかたを少々。私は前半、好感度のロックがかかっている時期(2枚目だね。服装じゃまったく2人の見分けがつかない時期)において、デートの待ち合わせ場所を常に複数にし、そうするとこの時期は必ず女の子は遅れてくるのでその時の最初のセリフで見分けていました。
美帆嬢だと妖精うんたらなことを言うんですが真帆嬢だとハハハハと笑ってごまかそうとしますので、私は「笑え、笑え・・・」と念じながらプレイしてましたね。

では今度はこの娘の印象などを。
なんつーか攻略が大変だった印象が強すぎてよく覚えてませんが、イベントを見るかぎり前作の朝日奈嬢に似た感じでないかと(実際にサブストーリーでは友達だったし。似たもの同士ってやつ?趣味等が共通といったほうがわかりやすいか)。
また姉のフリをして学校に紛れてること自体ぶっとんでますが、バストが10センチほども違うのに誰も気づかないってのはこれ如何に(着痩せも全然してないのに)。
それにしてもこの娘意外なほどに服装がたくさんありますなあ。晴れ着・スキーウェア・浴衣とそれにクリスマスプレゼントでも変化しますね(あれはもう完全に違う人ですな)。パーティードレスやスクール水着はあるんでしょうか?っていうか水着なんて着てたら確実にバレるが。
EDは感涙ものですな、場所・音楽等の雰囲気が。内容はいたって普通ですが。まさにああいうのを苦労に見合うと言うんでしょうか、前作をやっていればさらに倍率ドン!です。たまりません。


その他の人々
坂城君。ときメモ2における好雄。まあこういう女の子っぽい感じだけど結局男ってのはお約束か(そのまま女の子でもお約束な気もするが)。戦ったことも告白(?)イベントも見てないです私。なんか相当強いらしいですね。それにしてもさっきゃんってのはムリなあだ名だ・・・。

穂刈君。叫ぶ人。なぜに坂城君と仲がいいのかわからん。どうでもいいけど剣道部になんかイベントないのかよ〜。何回も入っちゃいました。

あとの人は省略ってことで・・・(もう限界です)。


レビューのレビュー
誰かここまで読んでくれましたか〜。読むほうも大変ですが書くほうはさらにたまりません(別に仕事でもなんでもないけど)。3時間半ほどかかりましたかね、3日に分けてやりました。そもそもキャラ別の印象も書こうとか思ったのがまちがいだったんでしょうか。たま〜に他のページでもキャラ別なところがありますがやっぱみなさんバテバテなんですかね。ここまで読んでくれた方、お疲れさまでした、感謝でございます。


プレイ時間・・・・・・・50〜60時間くらいかな。やりすぎでわかりません。一文字のEDが1個足らない以外は完璧です。どうでもいいことですが風呂のぞきも専用のグラフィックが出るんですからアルバムに入れてほしかったですね。もっともそんなアルバムなんてゲームの中ですら非現実的ですが(高校生時代ののぞきの写真だもんな・・・)。


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