デジタル・デビル・サーガ アバタール・チューナー  

待望の女神転生新シリーズ・・・というよりは『真・女神転生V』の派生モノと言ったほうが正しそうな作品。
画面構成やシステムやらが同じなのであります
(´・ω・`)

俺的な印象



・・・手抜き?(´・ω・`)



いえ別にゲームとしてあからさまに手を抜いているような部分ってのはないんですが


・冒頭で書いたとおり画面構成やシステムの大部分が女神転生Vと同じ。

・(いくらボイス付きになったとはいえ)女神転生Vに比べシナリオボリュームが激減。

・悪魔がもはや完全に敵としてしか扱われない仕様になってるため、合体・会話・種族等女神転生の醍醐味と言える部分が軒並み消滅。

・Vの使いまわしの悪魔がほとんどなのにもかかわらず絶対数がダウン。

・2Dマップ消失。しかも街と言えるようなモノもなく、ただ淡々とダンジョンをこなすだけ。

・ED分岐なし。



ポンポンっと簡単に女神転生Vに比べショぼくなった部分が挙げられるのであります(´・ω・`)
手抜きうんぬんを置いといても、確実にVより開発時間・費用は減少してるんでしょうな。
事実翌年に2が出たようですし。


まあかと言ってゲーム自体がクソってわけじゃなかったのがまだ救いでしたか。

ちょっと叩き気味の書き出しでしたが、一応そこそこ楽しめはしましたね( ´∀`)
とりあえずこっからはいつもどおりダラダラいきますです。




まずはグラフィック。
前述のとおり画面構成と悪魔の使いまわしにより、パッと見た感じVとほとんど変わらない印象。
シナリオ進行時は(ムービーチックにはなるものの)結局いつもと同じポリゴンによる描写。
正直書くことが特にないのであります
(^_^;)


音楽。
ついに女神転生にまで主題歌が・・・
(´・ω・`)
まあでも声優ソング丸出しとか、そういうわけじゃなかったのでまだ良かったですかね。
ただコレって歌ってるのセラ役の桑島クンですよね?
声優の中ではボチボチ歌うまいと思いますが、やはり一般アーティストに比べると劣るのは事実ですから、あんま難しい歌を歌わせるのはどうかと・・・
(^_^;)

普段の音楽については忠実にいつもの雰囲気出してるので良かったですね( ´∀`)
残念だったのはVの際あれだけバリエーションに富んでた通常戦闘の音楽が、今回通常と奇襲の2種類しかなかった点ですか(´・ω・`)
しかもこの2曲も結局のところ同じと言って差し支えないものですし。


CV(声)について。
まあ有名ドコ勢ぞろいってところですか。
ただこうやって声つけて1人1人のキャラの個性を強くするんであれば、主人公も声つきでガンガンしゃべらせたほうが良かったと思うんですがねぇ・・・。
たまに他の仲間からツッコミが入るほど(1人だけ)まるで話さないってのはさすがに違和感があるのであります
(´・ω・`)


プレイ環境。
Vの際気になったセーブ等での演出が消え、ゲーム中意味もなく何かに待たされるということがなくなったのは○。
こういう、ゲームとは直接関係ない部分での環境ってのは非常に良かったです
( ´∀`)
相変わらずロード時間もほとんど気になりませんし。

ただ一度入ると出られず、その上ダンジョン内にベンダーがないってケースが多かったのがちょっと不便でしたかね
(^_^;)
ステータス異常の回復アイテム等の不足もありますが、何よりセルが売れないのでどうしてもマントラ買うための金が追いつかなくなるというか・・・。


あとは悪魔の立場そのものが変わった影響でデビルアナライズの一覧ってのがなくなった点もチョイと残念。
アレ揃えていくの結構おもしろかったものですが・・・
(´・ω・`)


ストーリー。
若者達が中央で決められたルールに従い殺しあう・・・最初はどうにも『バトルロワイアル』を連想しちゃったワナ
(^_^;)
XBOXの女神転生NINEもまんまマトリックスでしたし、何かこう最近の女神転生派生モノは簡単にメジャーモノの映画で例えることができる気が
(´・ω・`)

ただまあ途中からはこのジャンクヤードという世界そのものへの疑問、自分達の存在についての疑問(子供の頃の記憶が何故曖昧なのか、とか)等々、ちゃんと独自の(?)ストーリーに発展していくわけですけど。
そしてまったく完結せずにEDです(爆)。


あからさまに続編出ますよって雰囲気自体は別にどうこう言う気ありませんけど、ここまで煮え切らないというか区切りを感じない終わり方ってのは初めてでしたねぇ
(^_^;)
とりあえずジャンクヤードについてのオチだけはキッチリ描写されました。
でもコレだけです。
サーフが仲間を喰らったらしい話とか、セラの正体(についての細かい補足)とか、解決されてない問題山盛りで続編にいきます。


コレだけ謎を残して次に行くんなら、前編・後編で同時発売、ないし数ヶ月後に2発売くらいでちょうど良かったのではないでしょうか(´・ω・`)
いや、あまりに自分の例で恐縮ですが、もう色んなRPGやら映画やら見てる関係でイチイチ覚えてられない、と(^_^;)

例えば映画のスター・ウォーズ。
ココ数年でエピソードT・U・Vと出たわけですが、それぞれで結構間が空いた関係で私イマイチ理解できてなかったり
(;´Д`)←アホ
まあコレの場合は私的に全然おもしろく感じなかったので興味も関心もなく、結果記憶が薄らぐのが早かったという点もありますけどね。


そもそもアレを徹夜してまで劇場公開待つアメリカ人の感性ってのが理解できないのです。
ストーリーは実に普通、アクションシーンにしてもCG全開が珍しくない昨今、そこまで惹きつけるものもなく、と。
友人は「ドンパチやってりゃアメリカ人はそれで楽しいんだよ
( ´,_ゝ`)」とかバカにしてましたが、あながちそれって間違いでもないような・・・。


・・・って話脱線しまくりですね、元に戻しましょう
(^_^;)
つまりは続編出すのも良いけれど、半年以内とか、すぐに出さないんであれば前編だけである程度締まってくれたほうが良いってことですね( ´∀`)
実際のところは私リアルタイムで追いかけてなかったので不満点にはならないんですが、(仮にリアルタイムで追いかけていたら)きっとグチってたことでしょう(^_^;)

ま、指摘ということで。



戦闘について。
冒頭で書いたとおり基本はVとまったく一緒です。

そして序盤の頃はVより人数が少なく(=こっちのターンアイコンがデフォで3つしかない)、なおかつ敵の出現数等が変わらない関係でVよりさらに難しくなったように感じてました。

でも慣れればVよか全然簡単ですね、今回
(^_^;)
みなさんもまったく同じことしてるでしょうが、要はおびえさせるか眠らせるかして喰らうだけですから。

他のRPGと同じく、後半は敵のHPが上がり攻撃等が多彩になりますが、別に相手に行動させることもなく即死させるので関係なく、スイスイ進めたのであります
( ´∀`)
『先制エキスパンダ』で先に行動し、『催眠ガス』→『まる呑み』がデフォ。
んで催眠ガスが効かず、なおかつ弱点もなければ『逃走アクセラ』で逃げる、これだけなのであります
(´・ω・`)

単純なので若干飽きやすいのがアレでしたが、Vみたいにエンカウント率が高く、しかも1回の戦闘で結構な時間がかかる仕様よりかは全然○でしたね。


あとは・・・せっかく各キャラにボイスがついたんですから、もっとガンガンしゃべらせるべきだったかと。
ウガァ!!だの殴る時以外には戦闘開始時にたまにしゃべる程度ですし、しかも1つしかパターンもないですからね。





マントラシステムについて。

言ってしまえばドラクエシリーズの転職ですかね。
特にZあたりがまんまかと。


まあ理解しやすいシステムなのは良いんですがね、もはや化石じみたシステムな上にこの手のシステムにおける
結局みんな同じような性能のキャラになっちゃうという欠点がまったく打開されてないのです(´・ω・`)
スキルの付け替えこそありますが、斬新な工夫の1つさえなかったのです(´・ω・`)


誰でも思いつくことではありますが、せめてキャラ固有のスキルをいくつか用意するとかしてもらいたかったものですね。
あとはマントラ取得数に合わせてキャラ自体が変化(=弱点等の変化)していくとか。



取得の仕方に関しても同じような感じ。
各キャラ、例えばサーフなら氷結に強くて火炎に弱いという設定があるんですから、氷結関連のマントラを取得する場合は他メンバーの半分の金でOKとか、これくらいの差はつけて欲しかったと
(´・ω・`)



キャラ。


・・・問題だらけじゃないですかねぇ
(;´Д`)
ちっと箇条書き風味にコメントを。


・なんで最初はみんな感情がないのか?
(感情・疑問等を封印することで)ジャンクヤードの真の存在意義やらを隠したかったんでしょうが、それ以外に特にこうする理由がないのであまりパッとしない要素に感じたり。
何か感情のないままで大きなイベントがあると良かったんですがねぇ。

敵味方問わずかなり初期の段階で感情出ちゃいますし、アルジラあたりは最初からごく普通に(感情があるように)見えたりと、キャラによって差が大きいのも謎でした。




・セラの存在が浮きすぎ
とりあえず今作だけじゃほとんど正体がわからないのがあまりにネックですね。
基本的な(性格等を把握するような)イベントさえ不足が凄まじく、あっても拉致られて足手まといとか、こんなんなのです
(^_^;)


コレで(いくら過去うんぬんがあるとしても)いきなり主人公側、特に主人公に好意的だともうどうしてもポカーン
( ゜Д゜)ですわな。




・敵トライブ側に魅力を感じるキャラがいない
本当の意味でただ障害だったような気がします。

長い間敵対し続ける、ライバルみたいなキャラを用意しても良かったんじゃないでしょうか。
唯一バットが複数回戦う機会ありますが、アレはライバルと言うには小物ですし
(^_^;)

ゲーム全編で考えるとヒートがライバルとして一応挙げられるんでしょうが、それだったら定番でも途中で敵側にまわるとかして欲しかった、と。





まあこんなトコでしょうか。
積みゲーが酷いので即行・・・というわけにはいきませんが、何にしろ忘れないうちに2をプレイしたいものです。
あ、既に手元にはあります
(^_^;)

レビューのレビュー(フリートークです)
ちょうど今スターウォーズのエピソードVを見てるのでレビューに組み込んでみた三冠王です(^_^;)
レビュー内ではかなり叩き気味の内容でしたが、このエピソードVに関してはそこそこ単体でも楽しめたり。


さて、女神転生Vのように最終パーティでも書きたいところなんですが・・・やはりというか所有スキルやらにほとんど差がないので主に前線で使ってたメンバーでも少々。

私はサーフ・アルジラ・シエロがほぼずっと前線でしたね。
ゲイルもたまにボス戦等で活躍しましたが、ヒートに至ってはほとんど出番がありませんでした
(´・ω・`)

普通のRPGなら最大HPと力が高いヒートって頼りになる存在のはずなんですが、今作はどうにも魔法重視。
魔力もMPも低いヒートはお世辞にも優れたキャラとは言いがたく・・・です。

しかも弱点が氷結ってことで万が一もらっちゃったりすると(クリティカルになる上に)高確率で氷結。
さらにクリティカルの乱舞が確定しますからね
(;´Д`)
ゲイルも電撃属性が弱点ってことで似たような理由からやはり普段はあまり出しませんでした。


シエロは弱点そのものは状態異常系と非常に幅が広く困るものの、各デストロイア系が他のメンバーに比べ遙かに簡単なのが救いでしたね。
つか他メンバーはストロンガすらメッチャ時間と金がかかるワナ
(;´Д`)


サーフは女神転生の定番どおり速さ重視で育てました( ´∀`)
最初は速さの他力を上げてましたが、あんま意味ないことに気づき途中から魔力のほうを重視であります。

プレイ時間・・・・・・・43時間。人修羅以外の全ボス撃破。人修羅は2周やる気になれなかったのでパスです。

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