水月  −迷心−

発売当時からやるやる言い続けて半年、ようやく手をつけたゲーム。
『Φなるあぷろーち』や『下級生2』等、まだまだそんなゲームは山積みです
(^_^;)

俺的な印象
こんなこと言うと水月支持者にはケンカ売ってるようにしか聞こえないと思いますが



そこまで絶賛されるほど優秀なゲームですか?コレ (;´Д`)



舞台・キャラ設定・核となるストーリー。
原作登場から3年経った今でも全てが水準か、それ以上のレベルだとは思います。

思いますけどねぇ・・・それだけのような気も(汗)。


なんつーかですね




教科書どおりに作っただけのゲーム



って印象です。
さっき挙げたとおり全てソツなく作られてるんですが、最近のギャルゲーはそれを土台にして何かしらインパクトを与えるような作品が多いので、結果的にどうも(この作品の)ウリってヤツを感じられなかったというか、大抵のシナリオが「あぁ、この手のタイプね」みたいに扱えたというか・・・。


とりあえずPC版が出た当時にプレイしていたらもっと違う印象になったかもしれませんな
(^_^;)
しかも当時の私はKey作品・『君望』・『EVER17』あたり自分が絶賛する作品まだ1つも触れてない状態でしたし。



まあともかくいつもどおり詳細のほうを。



グラフィック。
コレは文句なし
( ´∀`)b
1枚絵の数もボチボチですかね。

唯一気になった点としては、『みずかべ』における1枚絵が全般的にロリすぎることでしょうか
(^_^;)
那波とか立ちポーズと比べ明らかに差が・・・。


音楽。

並。

冒頭で書いたまさに『水準』ってヤツでしょうかね。
悪かったと思うような曲はなかったものの、取り立てて挙げるほど印象に残ったものも存在せず
(^_^;)

ただしんみりすべきシーンの曲でも、やけに音楽のほうが主張しちゃってる印象は受けましたが。
言い換えるならあまり音楽が目立つべきシーンではないのに、ってことですね。


・・・わかりづらいか
(;´Д`)


ボーカル曲のほうはED曲の『My Story』がやたら軽快すぎて違和感出たり(´Д`)ノ
なんかやけにノリノリなんですよね(笑)。


CV(声)について。
全員エロゲ声優でしょうね。
これだけコンシューマギャルゲーこなしてる私が誰も知りませんでしたから
(^_^;)

妙なのはPC版で声が入ってなかった今作。
移植にあたり別にエロゲ声優を起用する理由がなかったという点ですが。

まあかといって演技力に難があるわけでもなし。
キャスティングも問題なく、実に良かったですね
( ´∀`)b


システム。
キッドが移植してますから何の問題もなし
ヽ(´ー`)ノ
詳しく書くと『モノクローム』とまったく同じエンジン使ってますね。
(セーブ画面やらの)構成が一緒です。

あ、一応セーブ画面においてややサムネイル表示の際処理落ちしたりしますが・・・まあ些細な話でしょう。


ストーリーについて。
まあ細かい部分はいつもどおり下にダラダラ書いてありますんで、ココでは全体的・・・というかキャラ別に分かれる前のいわゆる共通ルート部分について。


ヘンなクセはないんですがその分味付けも特になく、1周目の時点でもやや退屈だったのが感想でしょうかねぇ(^_^;)
しかも主人公が記憶喪失という設定に合わせ、それはまあこっちにわかりやすいよう各人物・舞台なんかの説明が入るため、ホントに設定を頭に叩き込むだけにある印象です
(;´Д`)

こういう(共通ルートにおけるゲーム舞台等の解説シーンの)場合、大抵は主人公が妙なノリを発するタイプ(AIRの往人やそれ散るの舞人等)だったり、色んな人に視点が移ったりして(EVER17、モノクローム等)工夫してあるものですが、この水月はその点あまりパッとするような細工はされてませんでしたね。

唯一花梨攻略後鈴蘭が登場、多少変化が見られますが・・・鈴蘭自体ああいうキャラなだけに、挽回するほどのパワーは発揮できず。
なんせ本編中花梨が言ってたようにセリフの3〜4割が「わはー」「えへー」「ふぐっ!」の3つですから・・・
(^_^;)


あと工夫、というか変わったものとしては特定の単語が登場した際、その説明を詳しく聞くかを選択する『キーワード選択肢』なんてものも存在しましたが・・・別にどうでも良かったり
(´・ω・`)


それと(攻略の際の)規制がまったく無いのがやや不満、というか違和感出ましたかねぇ。
少なくとも那波はかけたほうが良かったんじゃないですか?
この娘最初に攻略してもほとんど意味不明な気がするんですが
(;´Д`)
しかもこの娘のシナリオ中、花梨シナリオのネタバレまで含まれてる始末。

雪シナリオも微妙でしたね。
実際私最初雪から攻略したんですが、すぐ下にあるようにクリアした際の第一声が「なんじゃこりゃ?」でしたし。


全てプレイし終えた今考えると『和泉&花梨クリア後→双子(と鈴蘭)解禁→クリア後雪解禁→クリア後那波解禁』がソツない流れになりますが・・・・・まあここまでガチガチにするとそれはそれで不満挙がりそうなので、やはり上記の2シナリオ(那波&雪)くらいは、ですかね。




さて、そろそろ各キャラのストーリーの感想を。
あ、『みずかべ』は一番下です
( ´∀`)b

各キャラの印象(クリアした順番に書いてます。またとなりの日付はクリアした日です)
琴乃宮 雪(2005/05/02)



・・・なんじゃこりゃ? (´д`)



見事なまでに全然何も説明がないですね(^_^;)
他のゲームでも散々言ってますけど、とりあえずでハッピーED見せられても感動なんかできっこないんですが・・・
(;´Д`)


ひとまず考えられるシナリオのあらすじはゲーム開始の事故をきっかけにず〜っとマヨイガ、要するに雪が存在する世界に入ってた(肝心の事故がどういうものだったのかはこのシナリオで一切説明がないのでコメント不可)。
んである時急にマヨイガの外の世界、いわゆる普通の現実に出ちゃって最終的に再び自分から入ろうとする、とこれだけですわな。


外の世界に出ちゃった理由もかなり曖昧ですが、雪と一緒にあの廃村に行って社の前に辿り着いた際か、あるいは花梨の舞の後那波の父ちゃんが「常世の扉が開かれた」とか言ってたので、この辺がキモになるんでしょうな
( ´∀`)

雪の生成過程(?)は涙石やガキの頃のナナミとの出会いで結構うまく説明されてますが、結局のところどこからどこまでをマヨイガとして扱うのかよくわからんので、かなり頭はグチャグチャです(^_^;)

例えば山ノ民全般について。
透矢の父ちゃんが研究してたわけですが、彼の研究に大きな影響を及ぼしたであろう雪の存在が実はマヨイガの世界オンリー。

だとすると現実のほうの(=雪がいない)父ちゃんの研究成果のほうはどうなってるの?とか。
昔父ちゃんもナナミに会ったようですが、だからと言って今もマヨイガが見える保証はありませんし。


なんだか固い話が続いたのでシナリオの骨格を除いたこのシナリオの感想でも。
まあ単純に一言ですね。



実録!!ダメ人間はこうしてできあがる!!!


もう日に日に透矢クン人として駄目になっていきましたからねぇ(笑)。
記憶喪失+夢関連で精神不安定、誰かに甘えたくなっちゃうのは痛いほどわかりますが、それをひたすら見せられるこっちの身にもなってくれと
(^_^;)

あとは地味なことですが「マンガとかゲームのようだ」みたいな言い分がやたら連呼されるのが、現実に引き戻されるような感があって多少足かせでしたかね
(;´Д`)



う〜む、なんか叩いてばっかでしたがここらで。
まだ1シナリオでこんなこと言うのもアレですが、やや名前先行に感じます、このゲーム
(;´Д`)
知名度の割にはそんな秀逸なゲームでもないな、と。

もちろんまだまだこれから評価が変わる要素たくさんあるんで、まあこれからに期待ですかね
( ´∀`)b

宮代 花梨(2005/05/12)



・・・実はSF?



雪シナリオで漠然としてたものがだいぶスッキリした感じですね( ´∀`)
まずマヨイガ側の住人(=雪&那波)は少年時代の透矢が願って作り出したもの。
雪が消えるのは現実の世界に戻りつつあるのと同時に、透矢自身が(恋人ができる等して)必要としなくなってきてる証拠。

んでラストシーン那波が言ってるキーワード2つは『過去=ゲームスタート時』『夢=1つのED』。
さらには「またお会いしましょう」とか「今度は愛する透矢さんのもとに」ってのはもう一度ゲームをやり直して、今度は一緒になるEDに到達しましょうってことですかね。


・・・まあ原作がかなり昔に出てるゲームなんで考察は今更ですか
(^_^;)
ここからはごく普通に感想でも。


全体的にはボチボチと言った印象ですが、所々のイベントは良かった・・・というか愉快でしたね(笑)。


例えば(海辺における)和泉との別れのシーンでの透矢クン。
一番大好きなのは和泉とかやけにアッサリ言ったわりにはキスもしなけりゃ言葉もかけず、泣きながら去ってく和泉をボーゼンと見送り心の中で「さよなら」。


・・・わけわからん(笑)。
コイツは一体何を考えてるんだ?
(;´Д`)
何を根拠にあんなにアッサリ好きとか言ったんだ?
誰が見ても和泉が求めてるのはライクのほうの好きじゃないんですから、あそこはキッパリ否定すべきはずなんですけどねぇ・・・。



また(このシナリオの目玉の1つであろう)和泉と花梨の透矢を巡る争いですが、何だか劣化版君望みたいでしたな。
(君望でも同じような論争がされてましたが)とりあえず和泉を出し抜いて透矢を手に入れた花梨は自分のこと最低とかほざいてますけど、別に『透矢は和泉に譲らなきゃいけない』とかそんな法律はないわけで
(^_^;)

結局のところ何が卑怯なのかよくわからなかったり・・・。


話変わってED直前の巨木でのシーン。
苦労して花梨の元まで辿り着いたものの、弓道も舞も失敗して「もう何もしたくない」宣言をする花梨。




ニートキターーー(゚∀゚)ーーー!!!



ホントは笑うべきシーンではないことは重々承知してますが、何故か上記のセリフを聴いた瞬間私の頭にニートの単語が・・・(^_^;)

しっかしまあこの娘は透矢とくっついてからまるで見せ場ってものがなかったですわな

Hシーンは二度にわたって途中で挫折。
弓道の試合はポカって舞も演技途中で失敗。
最後はニート(笑)。

私的にはくっついた後こんなザマだと透矢はまだともかくとして、プレイヤー側があんまこの娘に魅力を感じなくなっちゃうと思うんですが
(;´Д`)
実際私もこのシナリオプレイ前のほうが花梨の好感度高かったですし。



少し話は戻りますが、今回洞窟の構造が意味不明でしたね
(^_^;)
雪の時のようにすんなりゴール(樹の下)に着かなかった上、ワケわかんないトコで弓引いて気絶→樹の下、意味不明の一言でした・・・
(;´Д`)


う〜む、まるでまとまりがありませんでしたがここらで。
あ、あともう1つ書き忘れが
(^_^;)
今回バッドEDのほうが自然体に感じましたね
( ´∀`)
まあ(グッドとバッドの差が)那波の生死くらいしかないんですが、ああいう夢(=マヨイガ)の終わり方したんですから悪いけど彼女は死んだほうがしっくりくるかな、と。


お次は双子のどっちかでも手を出そうと思います。
なんかこの娘クリアしたら鈴蘭ルートが開いただの出ましたが、特に興味ないので(爆)。
今回嫉妬の塊とも言えた和泉はもはやハッキリ嫌いと言えるレベルにまで成長したので、コイツを何番目に入れるかが悩みどころです
(^_^;)

ぶっちゃけクリアさえしたくないんですが、かといってそれじゃレビュー書けませんしねぇ・・・。

香坂 マリア(2005/05/25)



まあ死を扱うタイプとしては平均的な質か・・・



結局の所、マリア自身が(精神的に)弱すぎるのがオチ?(;´Д`)
まあこの年齢じゃ仕方ない話ですか。
逆にアリスは性格うんぬんに加え異様と言えるほど博識で、こっちもこっちで不気味なものがありましたけど
(^_^;)


とりあえず今回も花梨シナリオの際と同じで、シナリオ自体より個々のイベントの突拍子の無さがおもしろかったですね。
・・・つーかこのゲームのシナリオってどれも『ソツなく作ってあるけどそれだけ』な感じなのでホント感想述べづらいんですわ
( ´Д⊂

このマリアシナリオも結局の所言いたいのは『メモリーズオフ』の一言で片付きますしね。
ママ&キツネの死から目を背けるな、と。
そういう『思い出にキッチリけじめをつけて、現実(大抵は主人公とのこれからの生活等)に目を向ける』タイプは今挙げたばっかのメモオフで散々やってるんでね・・・このタイプで私を感動させたいんなら少なくともメモオフは超えてもらわないと(←何やらエラそう)。


しかも気になった『魔女=山ノ民?』とか『那波の父ちゃんの行動全般』、『防空壕の秘密』と言った部分は根こそぎアリスシナリオに持ってかれた形になったため、終わった直後はやや消化不良な感もあったり
(^_^;)
まあマリアは双子の中ではその性格等も相まって、いわゆる『萌え』のほうを担当してるんでしょうから変に1つでも上記のものを取り入れるとまたバランスが崩れるというか、そこの部分だけ浮いちゃうんでしょうが。



・・・まあシナリオはこの辺にして気になったイベント陣を。
ほとんどED近くに集中するんですが、まずは問題の(?)Hシーン
(^_^;)

最初マリアが肉体うんぬんを言った時は「コンシューマで幼女とハァハァかよ・・・」とか唖然としてましたが、さすがにそこは天下のキッド(謎)。
キスのみで終了となりました。

でもPC版だと確実にコレ本番ですよね
(;´Д`)
ロリ属性ほとんどない私としては、コンシューマ版プレイで良かったです。
相手が同意だろうが何だろうが(ロリとのHシーンって大抵相手は気持ち良い以前に痛がって泣く描写しかないため)たぶん罪悪感しか出ないでしょうから。←ヘタレ


ただココは未遂でしたがEDでの『赤ちゃんできちゃった』宣言。
コレはもう未遂もクソもないでしょう。そのまんまです
(^_^;)
もうテキスト見た瞬間



ほ、ほわっつ!?
赤ちゃんできたって・・・アンタいくつよ!?(激汗)
つかそのちんまいカラダで出産耐えられんの!?←妙に現実的


でしたね(´Д`)ノ
残念ながらもう雪さんは消えてましたが、ぜひ彼女の反応も見たかったですな(ぉ



最後に今回の透矢クンですが相変わらずのヘタレでした(笑)。
結局このシナリオでの彼の行動を一言で表すと『何からも逃げ出して一番居心地の良い場所(アリス&マリア)にすがりついた』だけですからね・・・。

弓道の件とか自分が何もしてないことをはっきり自覚してるくせに逃げてしまう。
非常に人間らしいと感じると共に、君望の孝之のような『重度のヘタレ』を連想させます
(´Д`)ノ

救いなのは今作は別に彼の成長物語じゃないことですかね。
まあ実際成長どころか記憶喪失を筆頭に退化ばかりですが、透矢クン・・・。


こんなトコで。
次は順当にアリスですね。『双子編』なんて表記されてますから共通ルートも非常に多そうですし、忘れないウチにサッサとプレイしとくことにします。


そん次はわはーにでもいきましょうか。
和泉は・・・どうしようかなぁ
(´д`)

香坂 アリス(2005/05/27)



・・・これだけ?(;´Д`)



マリアシナリオの際に書いた『那波の父ちゃんの行動全般』等の謎が何も解明されなかった上、内容的にもホント(マリアに代わって)アリスとハッピーEDを迎えただけなので、ほとんど書くことがないワナ(´Д`)ノ

まあアリスとのHシーン(であろう部分)はツンデレの基本みたいなやりとりだったので、ツンデレ好きの私としてはそこそこ良かったんですが。



・・・うおぉ。
スマン、もう本気で書くことないっス
( ´Д⊂
アリス、マリアの個人EDに加え何やら『双子エンド』なるものも存在するらしいので、残った謎部分はとりあえずこっちに期待しましょうかね。

双子エンド(2005/05/29)


マリア「じゃあ、私たちの儀式につき合ってくれますか?」





さ、3Pキターーー(゚∀゚)ーーー!?(黙れ





ということで双子EDも無事終了です( ´∀`)b
感想としては今挙げた危険なシーンの直前

「マリア、私じゃ駄目なの?」

なんか、コレで一気にテンション↓でしたね
(´Д`)ノ
ココまではかなり良かったんですけどねぇ。

まあそこまで百合な展開にはなりませんでしたが、過去のキスのイベント等もあって(百合展開好きじゃない私は)少し萎えたり
(;´Д`)


ただまあ2人個別のEDよりは今回が一番中身があった気はします。
中でもママが言いたかったことをアリスが諭すシーンなんかは良かったですね〜。
涙石もうまく絡めてありましたし。

雪シナリオから先にプレイしてる私としては、あの『想いを具現化する』って意味がそれなりにわかった点も○
( ´∀`)



・・・と、双子EDについてはこの辺にして、ここからはコレまでを通して感じた(どうでも良い)ことを少し。
まあこれはこの姉妹に限ったことじゃないですが・・・PC版のHシーンと思われる部分、当然コンシューマ用に書き換えられてるもののこれがまた見事に内容がないですな
(^_^;)

花梨はおそらく(PC版でも)未遂連発でしょうからまだしも、雪は延々匂いトーク(爆)。
今回の双子EDもひたすらに頭撫でてるだけですからねぇ。
かな〜りプレイしてて退屈です・・・。しかも無意味に長いですし
(;´Д`)

ちなみにこの後、2人からのキスの際CG出ますが


この時の透矢の表情が何かムカつきます(;´Д`)


理由ってほどのものは挙げられないんですけどね・・・。
なんつーか本能がムカつくんですわ(謎)。


最後はヘンなトコに脱線しちゃいましたが、ここらで。
なんかわはーも双子から少し分岐すれば終わるみたいなのでサクっと片付けてきま〜す
ヽ(´ー`)ノ

大和 鈴蘭(2005/05/30)



お手上げ・・・(´Д`)ノ



一体この短さで何を書けというのか(滝汗)。
とにかくおまけの一言に尽きますね、この娘のシナリオは。

透矢の感情の移り変わりも異常なまでに急でしたし、ナナミとのやりとりも不思議な組み合わせながら、特に内容があるわけでもなし
(^_^;)

ただまあ何故鈴蘭にナナミが見えたか、の件に関してはアリスが言ってた「子供だから自分というものがまだ作れてない」、つまりはまだ精神的に安定してなかったから、でうまくまとまりそうですな
ヽ(´ー`)ノ


こんなトコで。
お次は・・・・・まあ仕方ないですが和泉で。

新城 和泉(2005/06/01)


目覚めない彼女・・・


嫉妬に狂う女・・・


ヘタレな主人公・・・





オレは君望をやっているのか?(;´Д`)




まあそれは良いとして和泉がねぇ・・・。

とにもかくにもこの娘の『人間の陰なる部分を集約したようなキャラ設定』がキツかったですね。
他の人(庄一&花梨)の性格をひたすら羨ましがり、他の人(=父ちゃん)を心から恨み、そして他の人(=花梨)に嫉妬する・・・。

そりゃシナリオ中和泉がだんだんと前向きになっていく(=成長する)部分は人間の良いところであり、彼女の成長がこのシナリオの醍醐味の1つなんですが・・・みなさんこのシナリオやって「和泉って素晴らしい人間だなぁ
(´∀`)」とか思いました?

他にも『相手のことを立てるだけで自分の意見を持たない@花梨談』とか、それはもうロクなイメージが付かなかったんですが、私
(;´Д`)

キャラとしてはこのゲーム屈指に完成されてる気がしますが、とても好きにはなれないですね。
つかこれだけ陰な部分見せ付けられて良い気分になれるハズがない
(´Д`)ノ


そして和泉に匹敵するくらい今シナリオではヘタレてた主人公、透矢クン。
このシナリオのみで考えるとアナタも君望出られますって感じです
(;´Д`)
もう和泉にフラフラ、花梨にフラフラ・・・。

フラフラするだけならまだしも、自分の気持ちも固まってないのにキスとか平気でしますしねぇ・・・。
そこくらいはけじめをつけて欲しかったな、と。
記憶喪失を盾に全てから逃げるんなら、キスシーンも逃げて欲しかったな、と。
とりあえずで(=同情だけで)キスしちゃうシーン見てると、頭の中が鳴海孝之でいっぱいになっちゃうな、と
(^_^;)



またシナリオ後半はだいぶ花梨シナリオとかぶった部分がありましたが、問答無用で那波は死亡だったり、透矢&和泉がどうも楽観的に物事考えてるのが気に食わなかったですね
(;´Д`)


例えば舞に失敗、花梨が倒れて那波の予言だと意識が戻ることはないとか言われてるのに病院帰り、呑気に花火みてキレイ・・・。

さらには(舞を失敗という那波の予言が当たってるのに)病院で安静にしてるからひとまず安心だ、とか言ってる透矢・・・。

しかも和泉クン途中から幸せ語り始めましたよ!?
友人はもう目覚めないんですよ!?

そして花火を堪能した翌日、花梨の容態を見て透矢クン

「まさか・・・」


いやもうこっちとしてはキミのその反応がまさかなんですが(呆
君らのその無神経さに乾杯ですよ
(´Д`)ノ



なんかもうキリがないほど叩けそうなのでとりあえずストップ、総括を軽くしますが、『想い出にかわる君』のようにシナリオそのものを楽しむんじゃなくて、シナリオの中に秘められたテーマみたいなものを楽しむ分にはよくできてるシナリオだとは思いました。

テーマは『和泉の成長』ということで、彼女の言動(及び心情)の移り変わりに注目するのが今シナリオの楽しみ方なんじゃないでしょうかねぇ。



さて、最後は那波です。
おそらく序盤のほうは和泉と共通でしょうが、私的に雪に匹敵するくらい好きなキャラなので期待したいトコです
ヽ(´ー`)ノ

牧野 那波(2005/06/06)
言ってしまえばこの水月の集大成とも言えるこの那波シナリオ、今まで一番良かったのは間違いなかったんですが・・・



にしてもややこしいなコレ・・・ (;´Д`)



結局の所、那波は現実の透矢が事故から目覚めた1年前には既に死亡。
あの那波との生活全ては『事故で意識不明中の透矢が見た夢』というオチ、つまりはこの設定を踏まえると
全ては夢オチということで良いんですかね?

他の娘と迎えるEDも全ては夢。夢は『起こりえる可能性』、そして今作で言うところの『並列世界』なわけで、なおかつ常々夢と現実の境目が曖昧みたいな表現されてるので、夢と言っても現実と別に変わりはないと。


んでもって『ナナミを射抜く→その世界(=可能性)の崩壊』
透矢が幼少時代に会った『お母さん』は那波の父ちゃん、牧野健司の母親である『ナナミ』。

那波EDは健司を失い根本から存在が危うくなった那波を救ったのではなく、『普通に那波が元気に生活してる世界へ行った』という解釈。

とりあえず合ってるだろうと思われるのはコレくらいでしょうか
(^_^;)
あとは「たぶんこうかな?」とか、あるいは「意味ワカンネ」ばかりでしたね・・・。


意味ワカンネの筆頭としては

・双子シナリオの際健司が防空壕でやってたこと。

・秦からやって来た『ナナミ』が那波の先祖なのはまあ確実だが、何がどうなった挙句その子孫が『山ノ民』になってしまったのか(公式の伝承では七波もナナミも死亡。夢で見た生きてるバージョンにしても髪飾り以降の描写がなく謎。何故山で暮らすようになったのかが不明。その特異な能力はわかるが、とりあえず山で暮らさないと後々に山ノ民として扱われないため)。

・常世の門を開く合言葉を花梨が舞で言って門が開くのはわかるが、何故花梨は寝るのか?(那波が意識朦朧とするのは健司の中の那波を必要とする度合いが下がるから?あるいは物語中にも言われてたナナミ自体の出現により、複数のナナミの存在によりその世界及び那波に負担がかかる?)

・雪シナリオとは根源から違うと考えるべき?
透矢の父ちゃんも昔ナナミと会った経験があるという描写が激しく謎。ナナミではなく同じマヨイガ側の人間である雪の両親やらなのか、あるいは違う『ナナミ』なのか。



・・・あ゛〜〜ッ!!!
(´Д`)ノ
もう書いててマジ意味ワカンネ( ´Д⊂


とにかくですね、消化不良な部分は結構ある上に、なされてる説明もいちいち理屈っぽくてわかりづらい。



ホントコレに尽きます。
終盤の方で那波が言ってた『事象の連続性』あたりはかなりわかりやすかったですが、残りははっきり言って全般的にわかりづらかったです・・・
(;´Д`)


つかですね、もうあまりに書けなかったんでこのレビュー書く前に世間の水月レビューを見て回るという、ある意味禁忌をしてるんですよ、今回(^_^;)


が、そこまでしてこのザマです。
みなさんも相当苦労していました。
大抵は細かいトコへのツッコミは無しで抽象的に『物語を核を成すシナリオで〜』と軽い説明程度のものか、あるいは私と同じく途中(もしくは初めから)放棄(笑)。

時折独特のおもしろい表現されてるサイト様なんかもありましたが、それを参考にして書くとまんまパクリになりますからねぇ・・・
(^_^;)
つまりはほとんど書く上での助けにはならなかったと。
消化不良が多かった影響で完璧にまとめあがってるサイトもなかったと。
PC版のレビューばっか見てたので、なんかやたらみんな尿、尿書いてあったと(笑)。


少し脱線しますが、このゲームの元であるPC版って鈴蘭だろうが平気でハァハァしちまう上に全キャラ放尿シーンがあるそうですね。
そんなの激しくノーサンキューなので家庭用プレイして良かったですよ
(^_^;)
PCではファンディスクだかで本編にはなかったらしい『みずかべ』も、家庭用ならセットですし。



あ〜ま〜、こんなトコで。
スイマセン、今回まとめるの無理でした(爆)。
他サイトで完璧にまとめあがってるサイト様があったら、むしろ私が教えて欲しいくらいです
(^_^;)
キャラ萌え〜☆ではなく中身で勝負のシナリオだったのでやりがいはあったんですが・・・あまりにゴチャゴチャしすぎでした
(´Д`)ノ

瀬能 透矢
今作の主人公。
記憶喪失という特異な設定さえ除けばごくごく無難・・・・・とは言えず、結構ヘタレな部分が目立ちましたかね
(;´Д`)

とりあえず最近のヘタレ型主人公(?)全般に共通する『自分がやってることが全てから逃げてることだというのを十分理解してるのにそれをやめない』ってのが今回の透矢クンにも見られました。


まあこれこそが人間なのは私も十分理解してますけどね・・・気分良くないのもまた事実であります
(^_^;)

特に(レビューにも書いてあるとおり)雪シナリオでは雪という明確で完璧な逃げ場所があったものですから、それはまあ酷かったものですね
(´Д`)ノ

大和 庄一
水月版、『君が望む永遠』の慎二クンです。
君望体験者にはコレで十分伝わるかと
(^_^;)

弓道では透矢に劣るようですが、あとは非の打ち所がなく、結果的にヒロイン勢は誰1人としてこの人に振り向いてくれることはありませんでした
( ´Д⊂


・・・まあ理由は単純ですけどね。
どう見ても透矢より人間的に優れてる庄一クン。
仮にヒロインの1人でもコイツに惚れてるという設定があった場合、人間的な魅力で(透矢は庄一に)かなわず庄一からそのヒロインを奪うことなんぞできませんから(爆)。


〜みずかべ〜



みずかべナナミED(2005/06/15)


誰が好きなのか自分でもわからない


・・・まあありえない話じゃないでしょう。ただ実際にこんな恵まれた環境を築ける人はホントにわずかですが(^_^;)


那波を好きになった明確な理由を挙げられない


一目惚れという単語が実際にありますから、これも異常ってわけじゃないですね。


この2つだけでしょうか、許せたのは。

あとはもう散々ですわな(怒)。
私の他にも、本編中ではまったく見られなかった『記憶を失ってない本来の透矢』ってのを拝見してみたかった人がいるとは思いますが・・・・・こんなヘタレなら記憶喪失Verの方が100倍マシですかね。


・・・とまあ、とにもかくにも一言で感想を述べるなら、『つまらん』とか『おもしろい』とかじゃなく
ムカついたと、コレでしたわ(´Д`)ノ


んじゃまあ細かく感想(=不満点)を。
ボリューム面から察するところこのナナミシナリオがいわゆる『みずかべ』の核であろうシナリオでしょうから、みずかべ全体を通して感じたことも混ぜて書かせていただきます。


まずテキストそのものについて。
雪シナリオの際にも書いたことなんですが「マンガとかゲームのようだ」の類の例え。
このみずかべ死ぬほど出てきてホント嫌気がさしましたね
(´Д`)ノ

登場人物達にとっては確かに現実なんでしょうが、実際は本当にゲームなんですからあんまり繰り返し繰り返し言われるとすんごい冷めるんですが・・・。


んでもって(これは本編にも言えることなんですが)PC版ではHシーンだったであろう部分。
当然このPS2版では別のテキスト及び1枚絵が変わりに挿入されていて、まあここまではごく普通なんですが・・・この際のテキストが尋常じゃなく長いんですわ
(;´Д`)


仮に水月未プレイでコレを読んでる人。
あるいはPC版のみプレイでコレを読んでる人。



本気で長いですので。もうマジに。

今回の那波とのなんて延々30分ですよ(実話)。
しかもひたすらに同じよ〜な内容を。
キス・頬&頭撫で。
これくらいしか直接的な表現できませんのでもうホントそればっか。

飽きるなんて生易しいものじゃなく、もはや呆れます
(´Д`)ノ


そして(この30分の中では)花梨を中心に壊してしまった関係のことを繰り返し繰り返し問答するシーンもあるんですがこれがまた・・・。

いや、十分過ぎるほどわかるんですけどね。
人間ってそういう『考えたところでどうにもならないこと』でも悶々と考えちゃうトコありますし。


でもね、最終的に2人揃って自己弁護、しかも根拠無しで片付けられちゃうと相当ポカーンと来ます
(;´Д`)

簡単に言って


透矢「大丈夫、大丈夫だよ」


那波「透矢クン・・・」


こんなんで終了ってことです。
「あのなぁ・・・」って感じですよホント
(´Д`)ノ


しかも最終的に透矢クンの心の中に出た結論「那波を愛していきつつ、他のみんな(=ヒロイン)ともこれまで以上の関係を築いていきたい」だったりするんですから、もうね・・・言葉も出ないというか、逝って良しというか。

冒頭で書いた2つに関してはまだ良い、というかそういう状態になっても不思議には感じませんけどね



・誰が好きか自分でもわからないのに、とりあえず那波に手を出してしまう(これが那波が透矢により愛情を求めるキッカケになった。那波は自身を卑下していたが、好きな相手が反応示してくれたら人間誰でもこうなる。いわば当たり前の行動をとっただけ)

・明らかに花梨より那波を優先してたのに、那波本人には告白の類をずっとしなかった(=花梨や雪もつなぎ止めておきたかった)

・さらに今さっき書いた「那波を愛していきつつ〜」の、実質ハーレム構築宣言




特に一番下はあの伝説のヘタレ、鳴海孝之でさえここまで前向きに考えたことはなかった究極的最低思考。
女性の方がプレイされた場合、おそらく嫌悪感が出そうな思考ですが、同姓の私だろうが心底コイツには呆れましたよ。



まあこんなトコで。
こんなん批評じゃなくてただの批判だって?

そう言われるとグゥの音も出ませんが、実際こう感じたんですから
(^_^;)
ヘタレ型主人公を嫌悪する方がプレイすると、きっと似た印象になると思いますよ。
(那波が明らかに優遇されてるので)那波に相当萌えてる方ならもっと良い印象が出るかもしれませんけどね
( ´∀`)

私も結構好きなキャラだったんですが・・・このみずかべVerの那波はあんま受け付けなかったです。
本編に感じられた独自の色が根こそぎ消滅、大して味のないキャラになっちゃった点を中心に、くどいくらいある「にこーっ」の擬音(?)、何故か他の人は「せのうクン」と呼ぶのにこの娘だけ「せのクン」だったり、こういう細かいトコも足かせでしたね
(´Д`)ノ

みずかべ双子ED(2005/06/16)
ウリはやはり本編双子EDのその後を見れることだと思いますが・・・・・にしてもED曲&スタッフロール後に入れることはないかと(´Д`)ノ


いやだって、これだけで(ボイスちゃんと聴いてると)40〜50分かかるわけじゃないですか。
本来ED曲&スタッフロール後に何かある場合って大抵が『後日談』なわけで、ギャルゲーをこなしてればこなしてる人ほど「まああと10分もすれば終わるだろう」とか考えちゃうわけで・・・。


つまるところ何が言いたいのかと申しますと、
そこまで内容があるわけでもないシーンのために睡眠時間を削っちゃったと、これです( ´Д⊂


先にナナミEDから終わらせてるだけにアリスの髪型変化にもそこまで驚くようなことはなく、あとはいつもどおりの双子のやりとり。んでそれが40〜50分。
後日談程度のものだと思ってた私はいつまでもやめられずズルズルと・・・
(^_^;)



なんか全然関係ないこと書いてますが、妙に悔しかったというアフォらしかったのでグチらせていただきました。

あ、この双子EDまでの過程としてはまあ先ほどのナナミEDにちょこっと双子が加わった程度ですわな。
特に書くことはなかったり。




んでもってその他『みずかべ雪ED』『みずかべ那波ED』もプレイされた方ならわかりますが、特に個別で書くようなことはないですね。
那波EDのほうなんぞナナミEDとほとんど何も変わりませんし
(^_^;)

しっかしパッケージでは那波と同等に扱われてる雪さんですが、この『みずかべ雪ED』だと完全にオマケ、つか悪く言うとバッドED的な役割ですな。
結構期待してただけにガックリです
( ´Д⊂

レビューのレビュー(フリートークです)
やっとしゅ〜りょ〜
(;´Д`)


ヘタレな透矢クンを筆頭に自分に合わない部分が多く、正直このゲーム疲れました・・・。
特に気に入った音楽等もなかったので、たぶんもう永遠に起動することはないんじゃないかと
(^_^;)


これまでKey作品や『君望』、『EVER17』『ひぐらしのなく頃に』等々・・・世間的に評価が高かったゲームは大抵自分にもヒットしたんですが、今回の水月はサッパリも良いトコでしたね。
私が那波レビューの際まわった10近くのレビューサイトが、みんな揃って高評価出てたんで冒頭では絶賛と書きましたが・・・・・やっぱ大きく世間的に見ても優秀なゲームとして認知されてるんでしょう。
そう考えると「何この気に食わない文章
( ゜Д゜)」とか思った方もたくさんおられるんでしょうなぁ。


・・・スイマセンです
( ´Д⊂
どうにも自分には合いませんでした。


最後に恒例のシナリオ&キャラの順位付けのほうを。



シナリオ   那波>>>雪>>>和泉≧花梨≧アリス>マリア
キャラ   雪>>>>>>花梨>>>那波>>>>>>>マリア>>アリス>>>>>>>和泉

まあこんなトコですかね。
シナリオは那波・雪・和泉はまともに決めましたが、あとはどんぐりの背比べというか・・・要はかなりテキトーってことです(ぉ
和泉はレビューでは散々叩いてますが、一応シナリオ自体には内容があった気がしたので高めです。

キャラは私も世間と同じく雪さんにコロっと逝きました(笑)。
また本編終了時は那波のほうが花梨より上だったんですが・・・まあみずかべの那波レビュー見てもらえばわかるとおり、ココでガタ落ちです
(;´Д`)

プレイ時間・・・・・・・41時間。アルバム・音楽・ムービー・クリアリストは埋まってます。しっかし今回既読スキップ散々使ってこのプレイ時間なんですよね。ここからも如何に文章量が多いかわかってくれるかと(^_^;)

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