グローランサーW 〜Wayfarer of the time〜
グローランサーシリーズ第4弾。私はキャリアソフトのゲームはラングTから愛してる人間なんで、今回も順当にプレイです。
俺的な印象
マンネリの素晴らしさを感じさせる作品。
普通マンネリって聞くと悪い印象が出てくるものですが、今回に関しては思いっきり褒め言葉です( ´∀`)b
まあ簡単に言っちまうと
プレイヤーが過去の同社作品をプレイして気に入った。
そして次に期待・要望してるモノをキッチリ出してくる。
ココで言う『モノ』はストーリーの質とか、ゲーム自体のデキの高さを言ってるわけじゃありません(まあ今作はデキもかなりのものですが)。
ずっと同社作品に共通する雰囲気というか味というか・・・とにかくそういうものを指してるんです。
例えば私はまともにプレイしたことはないんですが『スーパーロボット大戦』シリーズ。
アレなんかもおそらくず〜〜〜っと基本はマンネリの繰り返しなことでしょう。
でも支持する人達は延々と新作を買っていきます。
アレと同じです。
逆にスクウェアの『サ・ガ』シリーズなんかは毎回前作のイメージがほとんど残ってない、言わば全く違うゲームになっちゃいますから。
アレはアレでいつも斬新で○なトコもありますが、支持しつづける人を確保してくのも難しいでしょう。
私もサ・ガフロンティア2以降触ってませんし。
とりあえずいつもどおり細かく説明を。
グラフィック。
うるし原氏のイラストと、ラングリッサーから変わらぬ雰囲気を保ち続けるゲーム画面。
もうコレだけで十分説明になるかと。
ただU・Vにはなかったムービーは、OP以外はっきり言って平均以下(^_^;)。
ムービーやるなら数は少なめで良いんで、やはりうるし原クンのキャラ動かしたほうが断然○ですね。
音楽。
コレもいつもの雰囲気健在。
ただ私的には前作Vのほうが好印象。
今回は全体的に大人しめな感じでした。
一応お気に入りとしては対ヴァレリー戦等に流れる『哀しみの果てに』ですかね。
ボーカル曲に関しては牧島クンはソツなく唄ってますが、曲自体がどうも自分の趣向に合わなかったり(^_^;)。
CV(声)について。
全体的には知ってる人と知らない人が半々ですかね。
ただ驚くべきはその人数。
かのFF]と同じくらい使ってると思われます。
ストーリーの長さなんかからも十分わかりますが、今回開発費がUやVの比じゃないです(^_^;)。
システム。
基本的にはUやVを継承。リングの成長等、いくらかアレンジ加えてるといった感じでしょうか。
まあ正直Vプレイから時間が経ちすぎて、もはやVのシステムがかなりあやふやなのが現状なんですけど(汗)。
とりあえずスキルの習得方法等FF\やらに非常によく似たシステムのため新鮮味はほぼゼロですが、とっつき易かったのでまあ○ですね( ´∀`)b
ストーリー。
ボリューム的にはU+Vくらい。今回は相当気合入れて作られてます。コレに関しては激しく○です。
ただ質がそれに伴ったかと言われると・・・・・う〜ん、てな印象(^_^;)。
天使・ヴァルカニア軍・デュルクハイム軍・そしてヴェスターと、倒す敵が多すぎたためどれも長く引っ張ることが出来ず、序盤に今作の象徴チックに登場した天使が物語の中盤にはもう去ってたり、一番勢力が強そうなデュルクハイム軍にしてもいざ真っ向勝負が始まるとアイゼンヴァント砦三連戦のみで終結しちゃったりと、悪くはなかったんですが(それぞれがアッサリ終わったせいか)どうも盛り上がりに欠けたような気もしますね。
私的に良かったシーン・・・というか部分は序盤にレムスと隊が別になってから収容所監禁、そしてイライザと出会うまでってあたりでしょうかね。
この辺が間違いなく一番夢中になってたかと。
ただキャラ別イベント・フェイト等、サブイベントの充実さは満点( ´∀`)b
ストーリーを進めるごとにやることが増え、しかもそれが大抵期間限定であったため『忙しい』印象があった点はとても良かったです(´∀`)
不満点。
EDがご都合主義すぎたこと。
ラスト直前にマギーに言われた「魔法を消したら天使の因子を持つおまえら(クレヴァニール&フレーネ)はどうなるかわからない」ってのを完全に無視した流れになってます(;´Д`)
フレーネに関してはブリュンティールに天使の因子を抜かれるシーンがちゃんとあったので、別に何事もなくすんでもまあ納得はいきます。
んじゃクレヴァニールは何で普通に生きてるの?
つか生きてるのになんで装置消滅と共に一時消えてるの?
この辺はホント意味不明です。
それとフレーネは確実にクレヴァニールのことを覚えていますが、あとは攻略対象に選んだキャラによって記憶がマチマチなのがさらに謎。
例えばイライザはキレイさっぱり忘れてるのに、レオナは全然覚えてたりとか。
とりあえず一時行方不明にして悲しみを煽りつつ、最後に感動を加えたハッピーEDにしようとしてるのが見え見えでかえって萎えましたね(´Д`)ノ
では最後にキャラ別の印象を。
各キャラの印象
と言っても本格的なギャルゲーじゃありませんし、何よりキャラ数がハンパなく多いんで軽いコメント程度のものです(^_^;)。
クレヴァニール(主人公)
1以来の久々の長編に合わせてか、主人公もかつてのカーマインのようにまっっっったくしゃべらないキャラとなりました。Vのスレインのような特殊なシーンもなく、声優自体設定されてません(^_^;)。
なので早速で申し訳ないんですが、コイツに関しては書くことがありません。
なんせまったく個性というものがないんで・・・(;´Д`)
戦闘時ではやはり主人公ということで完全なバランスタイプ。まあ男なだけあってやや肉弾戦重視ですか。
絶対はずせない上武器のリーチが激短いので、この人はゲーム中常に先頭でしたね(^_^;)。
フレーネ
え〜っと、ちょっと辛口良いですかねぇ・・・。
この娘性格に個性がなさすぎ (´Д`)ノ
芸術関連の固有イベントはなかなか生きましたが、キャラそのものの性格であるマジメ、優しい、常に穏やか・・・。
大人しめなヒロインとしてちっと正統派に作りすぎな感があります(^_^;)。
エンジェリックチャイルド(=主人公と同じ境遇)というメインヒロインならではの優遇がなかったら、相当目立たないキャラになってたことでしょう。
まあああいう大所帯ですから、メッチャ普通のキャラが1人いるとそれはそれで存在感出るのかもしれませんけどね。
とにかくこの娘単体だと・・・(^_^;)。
戦闘時では・・・意外と過去のシリーズに当てはまるキャラがいなかったり。普段の魔法中心キャラはもっと攻撃のリーチが長い場合が多かったので。
とりあえずこの娘はイベント戦で活躍しまくりですね。
攻撃&回復魔法の基本に加え各種協力魔法、さらにはオーバーランと。
オーバーランのおかげでHPが減った際、ほっといてもメリットがある点は良かった(?)です。
もしKOされてもネクタルで復活、んでもって復活時のHPがまたオーバーランの条件に当てはまりますし。
レムス
婦女子を狙いすぎなキャラ(笑)。男なのにコイツだけ頬赤くしますし(爆)。
んでもってデュルクハイム軍にいた頃の「コレあからさまに狙ってるよな〜(^_^;)」ってなイベントの数々・・・。
やっぱり女の人はこういうキャラにコロっとやられちゃうんですかねぇ(´∀`)
かく言う私もコイツは結構好印象なんですが(^_^;)。
戦闘時では・・・とりあえず後半になるとほとんど出番がありませんでしたね(;´Д`)
とにもかくにも各ステータスが低すぎて・・・。
MPを除く各ステータスはフレーネよりマシな程度。んでMPはヒエンやレオナよりマシって程度。もうホントに最低ランクです( ´Д⊂
その驚異的な射程を生かせるイベント戦、及び闘技場では活躍しましたが・・・。
ヴァレリー
パッと見主人公としてでもやってけそうなイケメン兄ちゃん。
何も知らない人にイラストだけ見せて「コイツが主人公だよ」と言っても大多数の人は納得することでしょう。
・・・まあ実際は物語序盤で行方不明。中盤以降は敵にまわり、んでもってフェイトを成功させないと死亡と、正直散々な役回りだったんですが(^_^;)。
戦闘時では・・・間接攻撃ユニットとは思えないHP・攻撃力・防御力の高さ。加えてリミットアビリティーが全て優秀。MPもクレヴァニールよりやや低い程度と、かなり強力なキャラでした。
ただ間接ユニットなだけに攻撃がはずれやすく、また攻撃硬直が全キャラで1・2を争うほど長いので小回りが効かないのが難点ですかね。
NPCを補助しながら戦うイベント戦、及び魔導兵が多く早く確実に1人ずつ撃破していきたいイベント戦なんかでは少し使いづらい感がありました。
イライザ
やたらけしからん乳をしてるネーチャン(爆)。
性格は『典型的なお嬢様』の一言で完です(^_^;)。
ところで槍術は一応英才教育の一環で片付けられるかもしれませんが、最初から魔法が使えるのは何ででしょうかねぇ(^_^;)。
イライザが仲間(というか同行人)になった当時はまだマーキュレイ軍にさえ魔法は浸透してないというのに・・・。
戦闘時では・・・クレヴァニールとはある意味対な、魔法重視のバランス型。
どんなタイプのイベント戦でも役に立つので、とりあえず入れといて問題ない点は○ですね。
フレーネとの協力魔法を主に、接近戦用のスキルもたくさん覚えられるので、クレヴァニールと共に前線に張ったりと、色々お世話になりました。
ただ、レジーナが加わって以降はあまり入れるメリットがなくなっちゃいますけどね・・・。
ヒエン
45歳には見えない、炎を愛する剣豪。
「なんで炎を愛するの?」と思った方はイラストを今一度見てください。
それはまあ衣装に『炎』の字が溢れかえってますから(^_^;)。
戦闘時では・・・はっきり言ってクレヴァニールの代わりにコイツを入れたいくらい強力なキャラ。
攻撃硬直が全キャラ中一番少ないくせにクレヴァニールと同等の攻撃力。攻撃硬直短縮やサイクルアップでフォローするとありえないくらい行動回数が多くなります(^_^;)。
HP&防御力もクレヴァニールとほぼ同等。しかもコイツも受け身持ってるので非常に打たれ強いです。
MPに関してはクレヴァニールよりだいぶ劣りますが・・・まあコイツが魔法の詠唱をするような事態=パーティーはほとんど壊滅状態でしょうね(^_^;)。
レオナ
正確な名前はレオナなのにもかかわらず、最後の最後までレオニャで完したのにははっきり言って驚きました(笑)。
メリック兄ちゃんはちゃんとレオナって言ってるのに・・・(^_^;)。
EDでのケナゲ度(?)は全キャラ屈指かと。
戦闘時では・・・攻撃硬直の長ささえフォローすれば間違いなく最強キャラ。
(レオナ攻略の際の)ドングリあげるため、中盤以降のイベント戦は必ず入れとかなきゃならないわけですが、そういうの抜きにしても常に入れておきたい強力なキャラでした。
レジーナ
いきなりですが、どうしてディクセンじゃなくてレジーナに寄生したんでしょうかねぇ。
レジーナも結構な使い手みたいですが、どう考えてもディクセンのほうが戦闘能力は上のはず。天使が見えてたから魔法の素質やらもあるようですし。
まあディクセンは(強いがために)寄生が難しくて仕方なくレジーナ、って考えると納得はいきますが・・・。
所詮は女の子優先のゲームなんでしょうかね(^_^;)。
戦闘時では・・・最後に仲間になるだけあってか、なかなか強力なキャラ。
間接攻撃派なのに硬直はクレヴァニールとほぼ同等、その他のステータスはイライザよりほんのちょっと劣る程度という優秀ぶり。
つかこの人来ると実質レムスとイライザはほぼその役目を終えるような気さえしますね(^_^;)。
シルヴァネール
ノーマンはベタ惚れ、ヴァレリーは一目惚れと、ロイヤルガードにおける魅力・人望を見せつけたミュンツァー。
そのミュンツァーを叩き伏せ、数多く参加するイベント戦は全てにおいて無類の強さを発揮。ラスボスのヴェスターとさえ1人で互角に戦う等、ロイヤルガードの戦闘能力を知らしめたアルフォンス。
・・・で、この人は何をしたんだ? (;´Д`)
ロイヤルガードの一員として考えると1人だけ特に印象に残るシーンがなかったですね(^_^;)。
戦闘は終盤にわずか一度。しかもレオナに数回小突かれただけで撤退しましたし(笑)。
まあクリストファー関連でのイベントは良かったんですけどね。つかあそこしか見せ場らしいトコはなかったような(汗)。
クリストファー
良い役もらってんなぁ、オイ(笑)。
唯一、例えフェイトが失敗してもちゃんと様になるキャラに感じましたね。
一応フェイトは成功させてますけど。
まあコイツの将来はシルヴァネールの尻に敷かれて完でしょうな(´∀`)
ブリュンティール
正直ずっとコイツがラスボスだと思ってました。
だってパッケージ&説明書での集合イラスト、仲間にならないのに何故かいるのコイツだけですよ?
メッチャ浮くじゃないですか(^_^;)。
なので「また子安がボスか〜」な〜んて思ってたんですが、中盤で意外なほどあっさりリタイヤ。
コレにはちょっと驚きましたね。
ルーミス
ラングWのウィラー提督を彷彿とさせるキャラ。
まあこの人の場合、どうあっても最後は敵で終わるんですが。
腕っぷしの弱さもウィラー並みで、ラストから数えても3番目のイベント戦に登場するわりにこちらの攻撃2回でKOです(笑)。
ルードヴィッヒ
拍子抜けなくらい潔く死んだ英雄。
マウラー大尉やバウアーのような(何度も逃げる)粘りってものが彼には不足してましたね(^_^;)。
よって私にとってはただの政治家ってイメージしか残ってなかったり。
カーギル
未消化その1。
続編の際の複線に使われるなら納得ですが、もしこのまま完全に終了だと「コイツどうなったんだ?」って感じです(^_^;)。
デリンガー大統領
未消化その2。
まあコイツは結構どうでも良いんですけどね。
てっきり物語中にルードヴィッヒに暗殺でもされると思いましたが、どうやら彼はもはや眼中にさえなかったようで(^_^;)。
シモンズ&ノーマン
イラスト必要でした?コイツら。
ほとんど出番なかったんですが(^_^;)。
マウラー大尉&レヴァン
逆にこのあたりはイラスト欲しかったですねぇ。
通算5回も戦うマウラー。
何だかんだで相当出番はあるレヴァン。
その他ディラインなんかもイラストあったほうが良かった気がします。
レビューのレビュー(フリートークのようなコーナーです)
月4本目のレビューキタ━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!
なんと言うかですね・・・もうレビュー書きという作業自体に飽きました(爆)。
まだ『KOFNEOWAVE』の追加書きの他、『マイメリーメイ』&『モノクローム』が残ってますが、今月のコレ以上のアップはちょっとやる気自体ほとんどなかったり(^_^;)。
一応「11月は5本を予定」みたいな約束してるんで、頑張ろうという気持ちもなくはないんですが・・・。
プレイ時間・・・・・・・40時間弱くらいでしょうか。今はゲームはとりあえずクリア。各キャラごとのEDを繰り返す作業中です。とりあえずイライザ・フレーネ・使い魔・レオナ・レムスは終わってます。使い魔の異なる2パターン以外は全部終わらせる予定です。
あ、本文中まったく触れてませんが使い魔はCVかかず嬢の娘を選びました。
胸が一番デカかった彼女以外の2つはそれぞれTのティピとVのラミィを明らかに意識してますからねぇ。つかティピは声優まで一緒ですし。
懐かしさより新鮮さを優先したというわけです( ´∀`)b