それは舞い散る桜のように

『Never7』に続き掲示板でオススメもらって購入したゲーム。前もった知識等はまったくのゼロです。ちなみに私は後発のDVD版をプレイしてます。

俺的な印象


微妙。


最後まで終わらせてもスッキリ解決とはいかないストーリーの本筋が足引っ張りすぎですね。
たしかに様々な複線(=情報)は与えられますから、頭の中で舞人の出生うんぬんは一応形になりますが、それでもしっかりゲーム上で説明が欲しかったです。桜香、朝陽、舞人、そして舞人の母と、完全に語られてない人物が多すぎです。


ただ一方で純粋な萌えゲーとしてはなかなか高評価ができるのではないかと思います。
西又葵氏の絵はかなり万人向けだと思いますし、各ヒロイン及びサブキャラの性格付けも軸となる部分はスタンダードにしつつ、味付けが(インパクトにはやや欠けるものの)全体的に良くできていますので。


さらにはHシーンの初々しさがうま〜く表現されてるのも好印象でした。特に希望との初エッチでのやりとりは秀逸で思わずニヤリとしちゃいましたね(←変態)。
ただコレに関しては、私が最近他にやるエロゲーがテリオスしかないので参考にはならんかもしれませんけど
(^_^;)
ちなみにテリオスは横田絵のパンチラ及びHシーンが生命線のメーカーなので、相手が処女だろうが中学生だろうが最初からかなり濃厚です
(^_^;)



ま、ともかくこっからは細かい感想+各キャラの印象と、いつもどおりの流れで。


グラフィック。
冒頭に書いたとおりキャラクターデザインは西又葵氏。結構有名な人なんですが、私は氏が描いたゲームはこれが初めてでした。
顔は割と童顔ながらも意外なほど体の肉付きは良く、特に冬服のつばさなんかはなんかこう・・・胸がズッシリしてるような感があります(爆)。

ただ全キャラ童顔じみてるおかげで『童顔で背が低い先輩』が1つのウリであるこだまも、その辺のキャラと大して変わり映えしないところがアレですが
(^_^;)


音楽。
並程度。言い方を変えるならば『キレイにまとまってるだけ』って感じです。
何やら辛口なコメントですが、Key作品や君望等と比べると明らかにインパクトに欠けるので。
安心して聴けるものの、音楽モードでじっくり聴きたいといったのはほんの数点でした。

一応お気に入りとしては『Blue Moon』と、ED曲の『dear』が挙げられます。


CV(声)について。
エロゲーとは思えないほど有名どころを揃えてます。
まず誰もが速攻気づくのが緑川(爆)。最初は超似てる人かとも思いましたが、EDのスタッフロールに『青川 輝』なんて出ちゃったらねぇ・・・
(^_^;)
あとは小町が『みずいろ』の早坂日和、こだまが『グリーングリーン』の千歳みどりですかね。牧島あたりも聴いた覚えがある人だったんですがド忘れしました。

演技力に関しては何の問題もないです。コンシューマーと比べても一切見劣りしません。


システム等。
ゲーム中のシステムについてはなんら問題なし。快適にプレイできました。

ただフルインストールしても音楽はCDからなので、結局ディスクレスでのプレイはできないも同然なのが不満点ですかね。


キャラ。
各ヒロインの印象は下に書いてあるので、ここでは全体的な印象を。

とにかく無意味にサブキャラが多すぎるのが気になりますね。ストーリーのみから考えるなら小町ストーリーでの牧島、こだまストーリーでのひかり、青葉ストーリーでのかぐら、つばさストーリーでの郁奈、そして舞人の親友として山彦と、この5人で十分です。
どちらかと言うと私は『キャラ数少なめで1人あたりの描写が深い』タイプが好きなので、やや合いませんでした。

ただまあストーリーが冒頭が挙げたとおり放置プレイ気味、かつ萌えゲー・・・つまりは雰囲気で勝負の作品なので、浅間センセとか和観さんの存在は非常に大きなプラス要素であるのは間違いないんですけどね。


つまりは『このゲームに限っていえば大人数ワショーイ』ということで(^_^;)

各キャラの印象(クリアした順番に書いてます。またとなりの日付はクリアした日です)
星崎 希望(2004/01/19)
え〜・・・っとですね



意味がわかりませんでした(爆)



『舞人が誰かと恋仲になると、その相手はじきに舞人のことを忘れてしまう』
『そしてそのことを舞人は以前も経験している(おそらくガキの頃の希望)』
『桜香と桜の木、そして舞人には何らかの関係がある。朝陽はそれより少し離れた位置付け』
『希望と舞人はガキの頃にもお互いを好きだった。口笛が接点でありそれを証明している』
『舞人の母ちゃんが核となる秘密を知っている』
『朝陽と舞人の母ちゃんは面識がある』




と、部分的にはいろいろ情報(=複線)が出てるわけですが、それらを繋ぎ合わせるだけのものはこの希望シナリオでは少なくとも出てきませんでした。
もうストーリーうんぬんではこれ以上語りようがないです。

一応いろいろ仮説も浮かんではいたんですが、どれも結局つじつまが合わず疑問だらけの終結です。もう感動もへったくれもありませんでした。再び最後にプレイすると決めて、とりあえずは他キャラのほうを進めてみようと思います。



んで話は急激に変わって希望自身についての印象ですが・・・・・う〜ん、あまり好きになれず
(^_^;)
基本的にはスタンダードなヒロインタイプで、それに『サクラ大戦』の真宮寺さくら級のやきもち+鈍感&若干の天然といったところでしょうか。
やきもち焼きのくせに自分はプリンセスうんぬんの部分において舞人への配慮が全然ない等、どうもこちら(=舞人)が振り回されてる感じが私の好みに合わなかったです。どちらかというと従順な娘のほうが好きなんで
(^_^;)



ま、こんなトコです。最後にもう一度プレイして何か書くようなことがあれば追加しますです。


雪村 小町(2004/01/30)


書くことねぇ・・・。


ストーリーの大まかな流れが『スタート→友達→恋仲→H→忘却→孤独→ED』と、希望とまったく同じなためストーリー全体に関してはもはや書けることがありません(^_^;)

そしてこの娘自身のエピソードに関しても、一番の見所である幼なじみという設定を生かした幼少時の話は『この娘を守ってやりたくなるエピソード』としてはそれなりに効果を発揮しているものの、正直定番すぎて特別書きたいと思うようなことがないんですよね〜。



なので早くもストーリーの話は終了、小町自身の感想へと参りますが、ぶっちゃけかなり好みでした。
『みずいろ』のやかま進藤を思い起こさせるような『明るさ&やかましさ』を装備、そして時折見せる本心(誉められて恥ずかしがってるところとか)がそのギャップもあってもうウハウハ(?)です。ただ恋仲になってからはかなりおとなしくなってしまった(まあ幼少時からもわかるようにこっちが素の小町なのでしょうが)のがやや残念でしたが。私的にはずっとうるさいままでも良かったですね。





さて、舞人と桜の木うんぬんの関係ですが、さっき書いたように小町シナリオでも特に進展するようなエピソードはありませんでした。
(メイン格の2人でさっぱりと言うことは)おそらく全キャラクリア後にでも桜香シナリオあたりが追加され、そこで全て明かされるようになってるんでしょうね。CGモードに妙な空きもあることですし。


牧島 麦兵衛
キャラ設定&性格付けなんかはかなりいい味出してると思うんですが、いかんせん小町シナリオにおいての立場・役回りというのがあまりに定番すぎたのが惜しいですね。
特に小町が舞人に関する記憶を忘却、やっと自分にもチャンスがまわってきたのにもかかわらず舞人を助けるような行動をとってしまうシーン(あの殴り合いとか)なんかは、どこか懐かしささえ感じてしまいました
(^_^;)

またコイツは声優の演技が非常に良かったですね。なんかのコンシューマーゲームで聞いたことのある声なんですが・・・ド忘れしました
(^_^;)


八重樫 つばさ(2004/02/04)
いわゆる『恋愛否定組』に分類されるキャラ。定番というほどではありませんが、いろんなギャルゲーをやってるとたま〜にこういうタイプに出くわします。最近では『グリーングリーン』の千種センセがコレでした。

ただ千種センセに比べると言ってることが理解しやすく、かつ説得力もそれなりにあったのでなかなかおもしろかったですね。いやぁ、詳細はグリーングリーンのレビューを見てもらえばわかりますが、千種センセのほうはなんとも不愉快な言い分が多かったので。


異様に短いですが郁奈のトコにもストーリーについて書くのでこの娘はこの辺で。あ、そういや今回もストーリーの流れやらに大きな変化はなかったわけですが、なんかこの娘は忘却の仕方があやふやでした。
いつもなら完全に記憶が初期状態の関係までリセットされてそのまま挿入歌へ・・・という流れでしたが、今回は一応記憶は残っていながらも舞人が「終焉が近づいてきている」みたいなセリフを吐き挿入歌、そしていつの間にか初期状態という展開でしたから。

いきなり「あなた誰?」みたいなセリフを言われて(舞人が)愕然とするシーンが一応ウリ(?)のひとつだと思ってただけに何か違和感でましたね
(^_^;)


郁原 郁奈
う〜む、どうやら本当の姉妹のようで。
いろんなギャルゲーレビューで私が書いている
ギャルゲーにおける姉妹は必ず髪の色が同じという持論が最近崩れぎみです(^_^;)。他の例も挙げたいところなんですが、どれもそれぞれのゲームのネタバレになってしまうのでここでは控えておきましょう。


さて、つばさストーリーにおける大きなイベントの1つであった郁奈の恋うんぬんについて。



はっきり言ってこれじゃ弱すぎですね。


好きな子に想いを告げることができなかっただけでそこまで塞ぎ込むものですかねぇ・・・。しかもあの歳で。
『両親の離婚うんぬんにより暗い性格になっちゃった』というのはまあ無難だったんですが、コレはちょっと強引すぎでした。

ところで『両親の離婚』って和人とおもいっきり被るんですよね。同じネタを使うんならこの2人で何かしら接点(つまりはイベント)を用意すれば良かったと思うんですけどねぇ。ややもったいないです。やたらガキンチョが出るこのゲームですが、この娘だけつばさのオプションのみに留まってますし。


里見 こだま(2004/02/13)


いい加減書くことがない・・・




『言ってることがいちいち難しいのがおもしろくもあり疲れた』
『修学旅行で谷河が言った星の話がEDに(=思い出すきっかけに)使われると思ったら違った』




このシナリオで感じたのはこれくらいです、ホント(^_^;)
別に内容が無いわけじゃないんですが、全体の展開がいつもどおり同じな上に各キャラ用のエピソードが相変わらず無難の一言なんで正直コメントに困ります
(^_^;)


一応初デート(?)での、雨の中こだまが待ってるシーンなんかはなかなかのものがありましたが、それでもパターン的には超定番ですからねぇ・・・。



手抜きでスイマセン
(^_^;)


結城 ひかり
(こだまシナリオにおいての)コメディ担当としては完璧に近い働きをしたキャラないかと。


特に印象に残ったのは
「私は賢者よ」のアレですね(舞人がしつこいくらい連呼するのが個人的にツボ)。



ただもうちょっとシリアスな場面での活躍も欲しかったですね。学業以外でもなかなかアタマが切れそうですし。
こだまシナリオ中常に舞人を支えたのは谷河でしたが、別にこの姐さんでも問題はなかったと思います(まあそうなると谷河のゲームにおける役目がほとんど無くなるわけですが)。


森 青葉(2004/02/21)
隣人かつお互い1人暮らし(青葉も事実上は1人暮らしのようなもの)で、しかも中学生というなかなか変わった設定のキャラ。
性格付け自体は妹キャラの王道に江戸っ子口調(?)をアクセントとしてるものの、私的には『みずいろ』の雪希をバージョンダウン(笑)した印象しか残りませんでした。あんま記憶には残らなそうです
(^_^;)


んでシナリオのほうですが、途中から半同棲していたので他シナリオより孤独になってからの展開がより寂しさを増したような気がしますね。
具体的には台所とか窓とか、場所ごとにかつて青葉と一緒にいた風景を思い起こさせるシーンとかですね。本来はもっと1周あたりのプレイ時間が長いゲームで威力を発揮する演出なんですが、一応効果はあったと思います。


欠点としては引越し関係が総じてあやふやだったところでしょうか。
EDに関しては青葉が桜坂学園に入学ということで、1人暮らしのため再びさくら荘(←舞人が住んでいるアパート)に住むということが容易に想像できますが、引っ越していっちゃうシーンに関しては正直メチャクチャな気がします。

なんせ修学旅行の最終日に電話があり、そこでは記憶もはっきりしていてなおかつ舞人の部屋にいると青葉は言ってるくせに、その翌日には森家そのものが既に引越し済みなわけですから。
一応電話で引越しのことを言おうとして言えなかったのかもしれませんが、引越し自体は前もって舞人も知っていたことですし、やはり展開的におかしいです。


・・・なんか文章カタイな〜
(^_^;)
ま、たまにはということで。


芹沢 かぐら
まあ立場的には非常にありがちなタイプかと。この娘は恋愛より友情を取ったタイプですね。
全体的な路線を考えても、この娘だけ『君望』のように恋愛を優先したドロドロの三角関係を繰り広げるわけにもいきませんから
(^_^;)、これはこれで良かったと思います。
ただ青葉引越し後、他シナリオの牧島・ひかり姐さんのような舞人を励ますイベントがなかったのが謎です。

過去のエピソードうんぬんや舞人に対する想い等から考えて、もしこのゲームがコンシューマーに移植されるのなら追加シナリオとしてこの娘が最も近い位置にいるような気がしますね。


桜井 舞人
ちょっと言動が暴走しすぎな本作の主人公です(^_^;)
他にも意外と小心者だったり、焦ると敬語になる等しっかり1人のキャラとして作られていたと思いますね。

結局コイツの正体及びコイツと恋愛すると記憶が飛ぶ理由というのは謎に包まれたままなんですが、私的には一応桜の精ということで落ち着けています。
ただ記憶が飛ぶことに関してははっきりと文章にできるほど頭でまとまってませんが
(^_^;)


レビューのレビュー(フリートークです)



【浅間】
「はうああ!」




体育会系独身妄想類人猿、伝説のセリフです(爆)。


「何それ?」って人は9月29日をプレイし直してください。
もはや数え切れないほどのギャルゲーをこなしている私ですが、ここまで素晴らしい雄叫びは初めて聴きました(笑)。


たとえコンシューマー移植が実現しても、ココは絶対録り直してほしくないですね。このゲームの価値が激減しますから(ぉ


んじゃ最後にいつものごとく、好きなキャラの順位付けなんかを。今回はストーリーは無しで、キャラのみにしました。


小町>>つばさ≧かぐら≧希望≧ひかり>こだま=青葉


こんなトコですかね。一応順位は付けてるものの、全体的に非常にレベルが高く、つまりは全員萌え〜☆です(ぉ


プレイ時間・・・・・・・20〜25時間ほど。1人あたり約5時間×5人の計算です。3人目あたりから既読スキップ使ってるので25時間はいってないと思います。

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