グリーングリーン   〜鐘ノ音ロマンティック〜

PCで好評を得た同ゲームの移植作。ちなみに私はアニメ→ゲームという順番なので、レビュー中たまにアニメとの比較なんかをするのでご了承を。

俺的な印象
シナリオはキャラによりバラつきがあったものの、舞台設定・キャラ設定を含めたおよそギャルゲーの生命線といえるべき部分は及第点かそれ以上のものがありました。また最近のギャルゲーにしては珍しく隠しキャラ&要素が豊富だったのも非常に好印象です。


が、


システムが足を引っ張りすぎです



後でイヤというほど書くのでここでは割愛しますが、『物語』としては良作でも『ゲーム』で考えるとかなり問題があります、コレ。開発元(であろう)ウェルメイドにはもうちょい技術力のアップを求めたいですね。


ま、ともかく細かな感想を。




グラフィック。
気になったのはOPムービーくらいでしょうか。おそらくPC版をそのまま持ってきたんでしょう、新キャラがいないです。ロマンとダイナで別々のものを作れとは言いませんが、キャラの追加をしたならせめて家庭用に新規で作って欲しかったですね。無論何かしら新キャラ用のフォローを加えて。


音楽。
1曲あたりが異様に短いことを除けばかなり良好なのではないでしょうか。
またED曲やシリアスな場面で流れるピアノ主体の曲等がキャラ別に用意されてた点は非常に良かったです。特にEDに関してはボーカル曲すらキャラ別に用意してるんだから大したものです。これでそれぞれを各声優に歌わせていれば完璧だったんですが
(^_^;)


CV(声)。
結構な数のギャルゲーをこなしている私ですが、このゲームに関してはほとんど知ってる人がいませんでした(知ってたのは双葉と若葉と総長くらい)。エロゲー関係を中心に活動してる人達なんでしょうかね。
演技力に関しては全く問題ないです。特にバッチグーなんかには随分と笑わせてもらいましたし。


ストーリー。
例によって細かい部分は下に書いてあるんでここでは全体的に気になったことを。




キャラを問わず終盤に入るまでダラダラとした展開なのが萎え



思わず2ちゃん用語(?)を使ってしまいましたが、これが非常に目に付きます。つーかぶっちゃけて言うと眠くなって仕方がないです(^_^;)。各シナリオで確実に1回は睡魔によりプレイ中意識がとんでましたから(^_^;)
合コン等、たま〜にイベントが入るものの基本的に同じことの繰り返しな点に加え、フラグを立ててない(=攻略対象外)キャラとの会話が異様に淡白なのが主な理由ですかね。もうちょっとシナリオと無関係な雑談のバリエーションに力を入れて欲しかった気がします。唯一天神だけは満点でしたけど(笑)。


そして最後にこのゲーム最大の問題点であるシステムを。数が多いので1つずつ箇条書きでいきたいと思います。



・まるでSS初期のゲームを思い起こさせるほど動作が重い点。今時このタイプのゲームでこんな頻繁にロードがあっちゃマズイでしょ。しかも1回1回が『NOW LOADING』の画面を設けなきゃならんほど長いし。

・シーン回想があるくせにCGモードがないこと。正直意味がわからんです(^_^;)。

・バグの多さ。早苗が出てるべきシーンなのに画面には一番星がいたり(=声だけ早苗)、突然効果音が出なくなったり、まれにフリーズしたりと散々です。ちゃんとテストプレイしてますか?

・セーブファイルの容量が膨大。どう考えても625KBは異常です。実に同タイプのゲームである『Kanon』や『AIR』なんかの
30倍です。FF等RPGより多いです。もう少しなんとかならんかったのでしょうか。


う〜む、このくらいでしょうか。他にもあった気がしますが忘れちゃいました(^_^;)

とりあえず慣れるまでは非常にストレスが溜まりましたね・・・。




さて、そろそろ各キャラのストーリーの感想を。まだ未完成ですがそれなりに長いのでご了承を。

各キャラの印象(クリアした順番に書いてます。またとなりの日付はクリアした日です)
朽木 双葉(2003/10/04)
え〜、いきなりですがこのゲームはこの娘のためだけに買いました(爆)。ゲーム購入前にアニメ版を見てたんですが、それはもう完膚なまでに落ちたんで(^_^;)。なので私にとっては双葉が全てであり、正直ロマンだのダイナだのはどっちでも良かったんですよね。ロマンにしたのは先に見つかったと、それだけの理由だったりします。


ちなみに私、いつもギャルゲープレイ時はお気に入りの娘を大体後半〜ラストにとっておくことにしてるんですが、君望の水月に引き続き今回も心のストッパーがホームランを打たれたので・・・要は歯止めが効かなかったので即決で双葉狙いに決めました
(^_^;)



さて、感想。



な〜んか今ひとつ締まらなかったというか。


アニメがああだっただけに祐介君にはもうちょっと頑張ってもらいたかったんですが・・・。
ちょっと(祐介が)リードするシーンが少なすぎですね。PC版だとアレな描写もできますからもうちょっとマシになってるんですかね。まあPC版まで買う気力は(金も)今のところ無いわけなんですけども。


あと双葉と仲良くなるまでの道のりがあまりに長かったのが辛かったですね
(^_^;)。アニメだと2話をきっかけにして3話の時点ですでにメロメロ(死語)なんですが、それに対しゲームのほうは実に最後の1週間前まであのなんとも生意気な小娘状態ですから。
つーかそれ以前にアニメから入った私には双葉のあまりの性格の悪さに最初はおもいっきり閉口しましたよ
(^_^;)。特に妹の若葉に対する態度はゲームとアニメで完全に別人ですし。他にも千種センセもだいぶ祐介に対しキツイ態度をとるんでかなりムカつきながらプレイしてました(^_^;)



ま、でもあの停学期間中の双葉の態度は
最高の一言なんですけどね(爆)。
あの超直球な質問!腰痛がひどくなきゃ確実に私は一言ごとに床を転げまわっていたことでしょう(ぉ
もうこの停学中の3日間だけで十分モトを取れたような気がしました
(^_^;)




さて次は・・・・・・・なんか誰でもいいなぁ(←やる気なし)。んじゃとりあえず新キャラらしいあの自称大帝国の姫サンにしますか。君望も同時にプレイ中なので(クリアは)ちょっといつになるかわからんです。


月森 こずえ(2003/10/16)


イマイチ。




以上です・・・と言いたいんですが双葉をあれだけ書いてこの娘が4文字じゃさすがにマズイんで一応詳細な感想を。



まあとにかく展開が全体的に強引と、これですね。特に目立つのが祐介が『掘り薬』なるもので死にかけてからのあのこずえの変貌ぶり。途中までは双葉が式を使ってるものだと思ってましたよ。それくらい変化が激しいんです。もう完全に別人です。別に祐介は元気に復活したんですから、正直あそこまでする必要はなかったと思います。



あとは・・・結局こずえの言ってる大帝国うんぬんの話は本当かウソかって話ですね。
スイカ割りや最後の山火事を雨を降らせて鎮火させたあたりだけだと魔法といわれても不思議ではないんですが、あの時計台でのサークル仲間とのやりとりの中でどうも全てがウソみたいな発言が出ていたので。

他にも(帝国が存在した)確固たる証拠は結局一度も出てきませんでしたし、イブリートのシカケ(?)についても意味不明で終わっちゃってます。まああのこずえとイブリートの会話は間違いなく腹話術でしょうが(つーか普通にこずえが口パクしてますし)。


とまあストーリーは正直問題だらけなんですが、トラブルメーカーとしてならまあまあ頑張ったキャラなのでは、と思います。どちらかというとダイナ向きのキャラですね、この娘は。とりあえずこのキャラ設定・性格とストーリーでロマンティックとか言われても・・・(汗)。


朽木 若葉(2003/10/25)
ホントはもうひとりの新キャラである山咲枝理を狙ってたんですが、どうもストーリーに入れない(=フラグの立て方がわからない)ので、進路変更してこの娘にしました。ま、ともかくストーリーの感想を。


さて、アニメのほうでは祐介との絡みがほとんどなくイマイチパッとしなかった彼女ですが・・・・・いや〜、
かなり良かったです。

ギャルゲーではわりとありがちな人間外の生物(?)との恋物語で、最後もやっぱりこのタイプのお約束らしく消滅と、展開は至ってシンプルなんですが今回はこれがかえって良かったと思いましたね。とにかく若葉の心境というものが手に取るようにわかるので(特に後半)。
それに最近忙しくて1日あたりのプレイ時間が30分とかの状態なので(本来はもっとあるんですが『テイルズ2』や『君望』、特に後者に余暇のほとんどの時間をまわすので結果的にプレイ時間は少なくなります
(^_^;))、このシンプルなストーリー展開には非常に助かりもしました。基本的に覚えておくことが少なくて済みますから。


が、逆に大いに不満だったのが後半における祐介の態度全般。


若葉が力を使い果たしてもう余命わずかな状態というのを(祐介は)理解してなかったわけですが、あんなのこっち(=プレイヤー)はどう考えても把握できるようになってるんで、どうせなら祐介にも理解していて欲しかったです。やはりプレイヤーの意思とあまりに無関係なセリフを連発されると非常にイラつきますので(特にあんな大事なシーンだと)。

しかもそのセリフにしたって「そんな・・・」とか「イヤだ・・・」とか、こんな子供の駄々っ子みたいなのばっかり・・・。もうちょっと気の利いたセリフにするとか、打開策を考えるとか、プレイヤーが納得できるようなものにして欲しかったですね。つーか若葉が瀕死の状態の時点なら、双葉にまだ何とかしてもらえたような気がするんですけど・・・。あそこはホントに腹が立ちました。





・・・ところでこのストーリーを終わらせて疑問に思ったんですが、アニメのほうの若葉の設定って一体どうなってるんでしょうか。ゲームだとサボテン=若葉で間違いありませんが、アニメの場合のサボテンはどうもこれは当てはまらないような・・・ってか絶対違う気がします。
なんせ武器に使ったり、トゲで占いをしてたりとやりたい放題ですから
(^_^;)。他にも双葉のコメントからどうも本当の姉妹のような感じを受けられますし。


ちなみに(ゲームにおいては)私は説明書を見た時点で双葉と若葉は本当の姉妹でないことを確信してました。まあ気づいてる人も山ほどいることでしょうが
『ゲームにおける兄弟及び姉妹は必ず髪の色が同じ』という法則(?)がありますから。

なので今回の朽木姉妹もこれに当てはまらないということで、まあ間違いなく血は繋がってないなと思ってました。

長いことゲームならびにギャルゲーをプレイしてますが、この法則が破られたのは今だ数えるほどしかありません
(^_^;)


美南 早苗
正規エンド(2003/11/07)



シャレになってねぇ・・・



まさか若葉に続いてご臨終シナリオを引くとは・・・。
TOPで何回か書いたんでご存じの方もいるかと思いますが、私はこのゲームと同時に鬱ゲーとして非常に名高い『君が望む永遠』をプレイしてまして、このグリーングリーンは君望で鬱になった心を癒すためわざわざ同時にプレイしてるんですよね。


が、今現在はっきり言って全然役目を果たしてないです。情報をまったく仕入れずに、アニメの(明るい)雰囲気だけでこのソフトを選んだ私も悪いかもしれませんが、もうちょっと呑気に「萌え〜☆」とか言ってられるシナリオを希望したいですね。この前の若葉、そして今回の早苗、しかもアニメから察するにメインヒロインのみどりもかなり鬱入りそうですし。(見た目の雰囲気とは裏腹に)全体の半分ほどが鬱シナリオとはこれ如何に。



・・・なんか最初から脱線しちゃいましたが、とりあえず早苗シナリオの感想を。



危なかった・・・



『Kanon』『AIR』等でこの手の『悲しみからくる萌え』シナリオの耐性を付けてなかったら号泣してたかもしれません(^_^;)。特に早苗が死んでしまった後でも祐介はその場で呆然とすることもなく、ちゃんと約束を守って早苗に星を見せてあげたシーン、あそこは(これだけ耐性を付けてる私でも)少しキテましたし。

鬱にはなるかもしれませんが、終盤は非常に良かったです。



と、褒めるのはここまで。つーか後は正直パッとしなかったんですよね。特に中盤あたりは非常に退屈で、プレイ開始15分で(眠さのため)意識がとんでたってこともありましたし
(^_^;)。中盤で何か1つでも印象に残るイベントがあればもっと良かったんですが・・・。


新規エンド(2003/11/07)


だぁ〜〜〜!!


答えを濁すな!!!


言いたいのはこれだけです、ホント。

つーか何でわざわざ家庭用で新規のルート作ったくせにこんな中途半端なんですか?
手術自体は成功したようですが、別に離れ離れにする必要はないでしょう。どうせなら手術成功、そして祐介と再会と、可能な限りのハッピーEDで良いのに(しかも一度クリアしないとこっちは見れないんだし)。2つともいわゆるバッドEDってのは・・・。


シナリオライターの意図がイマイチわからんです。


飯野 千種(2003/11/23)

はっきり言っていいですか?





アフォそのものですね、この人。





『大人にならないと恋愛は必ず失敗する』
千種が最後まで貫き通した意思であり、結局これを理由に(お互い想っていても)別れちゃったわけなんですが・・・・・




んじゃ大人って何だ?


大人の基準って何だ?


何をもって大人と判断するんだ?


どうすることで大人になるんだ?




大人・・・


これ1つだと非常、いや異常に幅広い言葉ですが今回は恋愛についてだけと考えてOKでしょう。

さて、みなさんご存じのとおり人間というものは基本的に何事も経験することにより成長します。んで成長=大人に近づくと考えてまあ問題ないでしょう。そして今回のテーマは恋愛です。


以上のことから考えると千種は
お互い他の娘(男)ともっとイチャイチャして、恋愛に対する経験(=成長=大人に近づく)を積んでから再会しましょうと言っているようなものです。




・・・・・やっぱアホでしょ、この人。
普通に生活してるだけじゃ(=ただ異性と話す程度じゃ)恋愛の経験値なんて1ポイントたりとも得られないんですよ。
恋愛の大人になるってことはやっぱそれなりにハァハァとかもしなければならんでしょうが。そんなことをお互い別の人間としたあとで運命の再会を果たしたところでもう昔のような感情は出てこないでしょうに(ただでさえ遠距離恋愛以下の状態なんですし)。

別にこれから生涯を共にすると決めたわけじゃないんだから、普通に付き合って一緒に大人への階段(笑)を昇ればいいのに。
たしかに破局になったらそれはそれで悲しいことですが、だからってこんな形でとりあえずフィニッシュってのはねぇ・・・。


物語中常に千種は他人(=学生)を傷つけることを避ける行動をとってきたものの、バッチグーは泣かすわ祐介には嘘ついた挙句置き去りにするわと全てが裏目にばかり出ていました
(^_^;)




勢いだけで書いちゃってるので文章の繋がりとかが明らかにおかしいですがこの辺で
(^_^;)
あ、そういや1つだけこの人が言ってることで正しいことがありました。それは『教師と生徒という間柄での恋愛の難しさ』です。これに関しては実に的を得ていたと思います(まあ恋愛がバレた瞬間即退学ってのはチョイと行き過ぎな考え方だと思いますが)。


小林 樹(2003/11/29)
隠しキャラ・・・・・というよりは追加されるキャラと言ったほうが正しいでしょうか。なんせ条件が『誰でもいいのでヒロインシナリオを3つクリアしておくと、6月30日のフリー移動に登場』ですから。
個人的にこの仕様は非常に良いと思いましたね。ネットや雑誌等で攻略情報を漁らない人だろうが、ゲームさえ進めていけば必ず発見できますので。


ま、それはいいとしてストーリーの感想ですが




う〜ん、淡白。



『男のフリをしているけど実は女の子』という、今となっては古典的ともいえる手法のキャラなんですが、この手のキャラに必須ともいえる『男のフリをしなければならない理由』的なエピソードが存在しないんですよね〜。

他にも完全に女の子として登場するのがED直前という『ときメモ1』の伊集院レイ並の遅さの上、しかも祐介は最後の最後まで気づかないという始末。
これじゃ不完全燃焼にも程があります。

それと元々のイベント数が少ないのもガッカリでした。まだ春乃シナリオや小みどりシナリオはプレイしてませんが、ひょっとしてデフォルトキャラ以外のシナリオってみんなこんな感じなんでしょうかね。なんかやる気失せちゃいます。


ま、こんなトコで。そういやこの樹は女の子として登場したときでも、男時のガタイの良さがそのまま立ちポーズに反映されてましたね。これはある意味新鮮でした
(^_^;)


千歳 みどり(2003/12/20)


まあまあ。


既にアニメを見ているのでなんとなくラストの展開が予想できちゃってたのと、小みどりとみどりの関係がすぐ理解できるようになってるために終盤がイマイチ盛り上がれなかったこと。この2つが私的な減点対象ですかね(^_^;)。もっとも前者はゲーム自体には何の責任もないわけですが。


またストーリー的にみどりより小みどりの方に情が移りやすくなってるのも気になりました。というのも、みどりとのイベントは終盤を除くと『些細なトラブルから誤解を生む』といったイベントばかりで、あまりみどり自身に魅力(=萌え)を感じることが少なく、逆に本来サブである小みどりのほうは数自体は少ないものの、一緒に写真を取るイベント等純粋に妹&ロリ属性の人にクリーンヒットしそうなもので構成されてるためです。

まあみどり=小みどりなわけですから、これは別に悪いことじゃないんですけどね(そもそも小みどりをサブと考えるのもある意味誤りですし)。



それとみどりの出生うんぬんの話ですが、これはひとまず破綻なくまとまってるように感じました。アニメ版と違い、女子の編入生達が選抜か何かで集められたメンバーなので(=自己紹介の時どの地方の出身なのかまで述べる。例えば亜理紗は北海道とか)、みどりの過去に関しての設定を特に細かく設ける必要がなく、純粋に未来のことだけを描けば済むからです。

一応知らない人のためアニメ版の設定も書いときますが、アニメ版では既に編入前から女子同士に交流があったようで(若葉と早苗が最初から友達)、しかもみどりはバスが学園に到着後突然湧いて出ます(マジ)。それと同時に全女子の記憶操作も行われてるようですが、ココはさすがにちょっと強引だと思ったので。



最後にED〜エピローグについて。
EDですが、意外と別れかたがアッサリしてるように感じました。PC版だとこの辺でおそらくHシーンが入ったんでしょうが、当然PS2版にそんなものはなく、しかも特に追加されたものもないみたいなので『扉が開くまであと6時間』って割にはやたら短く感じます
(^_^;)

一方エピローグのほうは自分好みに作られていました。個人的に『まったく救いが無い』終わり方って好きじゃないので(若葉なんぞはホントやるせなかったです)。
ただ欲を言えば、ちゃんと(祐介とみどりが)対面するシーンまで作ってもらいかったです
(^_^;)



う〜ん、なんか苦し紛れな文章が多かった気がしますがこの辺で。
ってか実を言うとですね、今回醍醐味である終盤部分を随分アルコールが入ってる状態でプレイしてたのであんまり覚えてなかったりするんですわ(滝汗)。もちろん翌日もう1回プレイしといたんですが、何故かあまり感じるところもなく、結局若葉や早苗と比べると量も少なきゃ中身もない、ただのヘッポコレビューになっちゃったというわけです。



・・・アホでスイマセン。


小みどりEDルート(2004/01/07)
はっきり言っておまけですね。EDがちょこっと変わる程度です。樹の時といいこの小みどりといい、PS2版で追加されたルートってなんだか手抜きばかりですな(^_^;)


一応PC版しかプレイされてない方のため概要の説明なんかをいたしますと、みどりシナリオのラストで小みどりがあの大きな樹の下で泣いてるシーンがありますよね。
んで本来だとあのまま祐介に気づくこともなく消え去るわけですが、この小みどりルートではみどりの制止を振り切って小みどりのところへと駆け寄ることができます。そして何故か急に祐介が「俺はおまえがいないとダメなんだ」みたいな告白をし、小みどりはこの時代に残る決意をするというわけです。

そしてこの決断により歴史が変わってしまうため、一緒にいた千歳みどりのほうは「わたし(=小みどり)を大切にね」と言いながら消滅してしまいます。


あとはEDとして遊園地でのデートがほんのちょっとあるだけです。シーン回想ではこのEDの一部始終のみを見ることができます。



なんか全く感想自体を書いてませんが、ホントにこれしか小みどりルートと言えるものはないんで書きようがないんですよね
(^_^;)。次に予定している亜理紗ルートもPS2版からの新規ルートらしいんで非常に不安です・・・。


春乃 亜理紗(2004/01/19)
なんつーかメチャクチャでした(笑)。


まあさすがにあのままの亜理紗とラブラブ(死語)になるのはプレイヤーの気がすすまないと開発者の人達も思ったんでしょうね。とりあえずまともに述べられる感想といえばコレくらいです。あとは樹ルート等と同様にこの亜理紗ルートもイベント自体が激少ないため、これ以上書こうとするとさっきみたいにただの概要になっちゃいます
(^_^;)


それでも一応一言でこのシナリオの概要を述べるならば
『蛹(さなぎ)を破り、蝶は舞う』って感じですね。「なんだそりゃ?」と思われるかもしれませんが、プレイされてる方なら間違いなくご理解いただけるかと。


山咲 枝理(2004/02/06)


未亡人という設定やシナリオの流れなんかは中々なものの、細かいエピソード(特に後半)が全体的に荒い。


こんな印象ですかね。特にラスト直前、墓での(未亡人やらの)告白シーンが唯一にして最も盛り上がるシーンなわけですが、このエピソードがやたら荒削りなのが気になりました。以下少しツッコミ入れさせてもらいます。


まず問題その1。



結婚する意味が不明。


普通に同棲で良いんじゃない?
そんなクソ若いのに無理して結婚という形を作る必要はなかったんじゃ?
(同棲じゃなくて)結婚でないとダメだった理由が欲しかったですね。


問題その2。



直接の理由である交通事故がなんだか強引


旅行へ行く途中に渋滞までは良いんだけど、なんで脇道に酔っ払い?
その旅行は夜から出発したの?
酔っ払い運転は一般的(?)に夜って印象だからもうちょっと昼らしい事故の原因にしてほしかったですね。細かいようですが意外と興ざめします。

ただその際の壊れた時計との関連性はシンプルかつ素晴らしかったです。


問題その3。



「やっぱり私のいる場所なんてないんです」という結論に持っていった理由が謎。


手首の傷や留年に関して等、物語中何かと亜理紗がイチャモン付けてくるわけですが、そのたびにみんなが必ずフォローを入れてくれるところを見る限り、確実に居場所はあったような気がするんですけどねぇ・・・。



まあこんなトコですか。
あとの最後に時計が動き出すアレは・・・・まあ賛否両論ですかね
(^_^;)
私的にはチョイとやりすぎな気がしますが『ここから枝理の時間が再び動き出す』という意味においては、非常にわかりやすく効果も高かったとは思います。


高崎 祐介
『君望』の鳴海孝之には及ばないものの、かなりヘタレな主人公です(^_^;)

KO寸前の若葉の様子に気づくことさえできなかったり、小みどりとの別れの約束を素で忘れていたり、早苗が落としたピルケースをなんの躊躇もなく開けたり、寝ている枝理の部屋に無断で侵入したりと、とにかく全体的に相手への配慮が足りない行動が目立ちました。つーか最後のなんかは立派な犯罪です。もはや配慮どころか常識を疑います、コレは。


早苗のラストシーン等、たま〜に行動力の点で誉めるべきところもありましたが、基本的に彼の行動にはイラついてばかりでしたね
(^_^;)


レビューのレビュー(フリートークです)
やぁ〜〜っと終了
(^_^;)。ゲームを始めたのが9月下旬ですから、実に4ヶ月もプレイしていたことになりますね。最近同時進行するゲームが多くなったせいもあり、1つのゲームを終わらせるのにやたら期間がかかるようになっちゃいました。

さて、そんじゃ『君望』再開と参りますかね。あとPS2新シナリオと遙だけなんですが、かなり気が進まないです。これまで散々コレには鬱にさせられ続けてきましたからねぇ。
その後は『SNOW』を予定してますが、君望でのヘコみ具合によっては路線変更、萌えのみを追求したゲームに走るかもしれません
(^_^;)


では最後に定番となったキャラ&シナリオの順位付けを。シナリオに関して黄色で書いてあるのはいわゆる合格というヤツです。


シナリオ   若葉≧早苗>>双葉≧みどり=枝理>こずえ>千種
キャラ    双葉>若葉>こずえ>枝理>早苗>>みどり>>>>>千種

う〜む、こんな感じでしょうか。サブキャラシナリオは中身が薄すぎるので除外させてもらいました(^_^;)
終わった後に鬱になっちゃうのが困りものですが、若葉と早苗は確実にプレイする価値があると思います。


プレイ時間・・・・・・・50時間ほどかと。プレイ時間が表示されないので勘ですが、1周で約5〜6時間、んでコレが9人いるので。

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