ANGELIUM −ときめき LOVE GOD−

これでもかってくらい延期ののち、ようやく発売されたテリオス第5弾。しっかしテリオスって毎回延期しまくるねぇ・・・。

俺的な印象



難しすぎ。



ストーリーだのキャラだの言う以前に、もう誰もが思ったことでしょうコレを言わなければ始まりません。最近のゲームにしてはハンパない難易度です。ノーヒントで誰かのハッピーEDを見るのは不可能ではないにしろ、かなりしんどいと思われますね。

テリオスもそのユーザー達の嘆きに気づいたのか、最近HPで『イージーカスタムプログラム』なるものを配布していますが、そんなことするなら最初から難易度を低めにするか、あるいはHP内に簡単な攻略チャートみたいのでも設置すればと思ったのは私だけではないでしょう。

ま、ともかく詳細な感想を。


グラフィック。横田氏が原画、と本来これだけ書けば十分なはずですが、ひとつだけ気になった点があったので少し。
このゲームはテキストの横に表情のウインドウがあるタイプでして、まあこれ自体は特に珍しいものではないんですが、それとは別に普通に立ちポーズも存在していてそこでも表情が変化する上、しかもそれが
双方の表情バラバラというよくわからん構成になってます(^_^;)

・・・なんなんでしょうか、これは。頑張って立ちポーズをたくさん作るとか、あるいは立ちポーズでは表情の変化無しにするとか、そういう統一感ってのは考えなかったんでしょうかね。そこまで違和感ではないんですがどちらにしろ謎です。


音楽。まあまあ。10点満点でいうところの6点くらいですかね。少なくとも悪くはないです。
ただ・・・あまりの難易度の高さにより繰り返しプレイしまくるため、そのうち絶対飽きるのも事実なんですが。なので実際のところあんま良い印象を持ってる人ってのは少ないような気がしますね。


システム&プレイ環境。基本的なところはまあ良くできてますが繰り返しプレイという点で考えると『サクラ大戦』並みに不備がひどいです。以下悪かった所を箇条書きで書いていきます。


・ゼウスがゴッドパワーを使う際のアニメーションのON/OFF機能がないこと。いくら省略できるからってそれでも何百回とやるので間違いなく時間のムダになります。

・テキストは早送りできるが能力値アップのシーンは早送りできないこと。これは前述のアニメーションよりはるかにウザいです。せめてアップした能力値がいっぺんに出て欲しかったです。

・Hシーンしか回想ができないこと。要はEDも何回も見れるようにしてほしかったと、そういうことです。セーブデータ数が少なめ&難易度が激高なので、とてもED直前のデータを残しておく余裕はないです。つーか『いきなりはっぴいベル』では出来ていたことなのに何故?


こんなトコですかね(最後のはあんま繰り返しプレイとは関係ないような)。他にもあったような気がしましたが忘れました
(^_^;)。とりあえずテリオスには再びこのアンジェリウムのようなシステムのゲームを出す機会があるならば、繰り返しプレイのことをよ〜く考えて作ってもらいたいものです。


ストーリー。軽いです、凄く。最近のエロゲーはストーリーが秀逸なものが多いですが、このゲームの場合ストーリーは一応存在するって程度であり、あくまでメインは(ゴッドハプニングによる)Hなイベントになってます。
・・・まあたまにはこういうのも良いんじゃないかと思いますね、個人的には。ある意味エロゲーの原点(?)というか、そもそもエロゲーに泣きを求めるってこと自体、普通の人から見ると「なんじゃそりゃ?」状態ですし(まあでも実際その辺のドラマやら映画やらといったものよりはるかに質が高いことは事実なんですが)。

そういう考え方・・・まあチョット直な言い方になりますが、いわゆる『抜き』目的でこのゲームを評価するならこのゲームはCGの数も非常に多いですし、原画は横田氏ですし、非常に優秀なゲームだと思いました。

あ、一応いつものように各キャラの感想のトコでストーリーの細かい感想を書いてます。ただ、これまでに書いたとおりそんなに奥が深いストーリーじゃないんで、結構苦し紛れな文章が続いちゃってますが
(^_^;)


つーことでそろそろ各キャラの印象なんかを。今回はまだ全キャラ完成しきってない状態でアップしてますが、1人クリアするのに非常に時間の消費&ストレスの蓄積があるんで、まあマターリいこうかなと思った次第であります。




各キャラの印象
(クリアした順番に書いてます。またとなりの日付はクリアした日です)
天宮ユウ(2003/03/27)
一人称がボクなこと以外は割とスタンダードな活発系メインヒロインかと。おかげでこの娘自体の感想のネタがこれ以上ないです(^_^;)

つーことで早くもストーリーの感想へ。

内容的には『人を愛するということ』と『ユウ自身の秘密』が主なトコでしょうか。どっちも無難にまとまってはいるんですが、何かこう強い押しみたいなのがないんですよねぇ・・・。

それでも細かく感想を述べるんならば、前者は人間以外がヒロインの場合において(例えばメイドロボとか)割と頻繁に使われるテーマなんじゃないでしょうか。ユウの場合は人間にない純粋さを持ってるが故にこういう悩みが生まれるってタイプですね。

普通のギャルゲーだったらいろんなトラブル等を共有してったりして、だんだんと絆を深めていきやがてそれは愛へ・・・ってのがセオリーですが、今作はエロゲーなだけに性を中心として・・・つーかHな話ばっかでそれを教えていくことになります(笑)。まあユウの過去の話も一応関係してはいるんですが。


・・・なんかただ概要を書いただけのような気がしますが、今度は後者の『ユウ自身の秘密』について少々。

これもさっき書いたとおり無難の一言。ただ、ちょっと気になったのはユウは昔故郷で疎外感を感じたために村を離れた〜みたいなエピソードがありますが、それって要は村の人がユウの中の獣の力(ペルセポネが言うところの匂い)を感じたからそうしたんですよね。つまりは誰でも感じとることができるものだったと。

そしたら何でその幼少期のユウに会ったときのゼウスは何も感じなかったんでしょうかね。この辺に違和感を感じたんですが。


あとは・・・スイマセン、ホントにこれといったことはないです
(^_^;)。ストーリー自体があまりに平凡・・・というよりは私自身がギャルゲーやりすぎなだけに、もうストーリーに『AIR』級のインパクトでもないと強く心に残らなくなってしまいました(汗)。実際昨日クリアしたのにもかかわらず忘れちゃってる部分なんかもありますし。




・・・なんてのたまわってますが、実際のところ『クリアした』ということの喜びがストーリーの印象を超えちゃった、って感じのほうが強いです
(^_^;)。つーかこのゲーム難しすぎでしょ。フラグ判別はやたら判りづらいわ、Hイベントを常に週1回は起こさなきゃならんとか、さらにはステータスうんぬんの問題も・・・。

みなさんも苦戦されたと思いますが、私もストーリーは完全に終わっても(ステータス不足で)B級天使になれずユウEDに入れなかったり、ステータスは完璧でも何故かイベントが進まずやり直すハメになったり・・・。そんなこんなで、もうストーリーどころじゃなかったんですよね
(^_^;)


意味不明な感想でスイマセン。


優菜木 美喜(2003/05/12)
パッと見た感じ一番人気に見えそうな、他の横田作品でいうところの慟哭の『青木千砂』、いきなりはっぴいベルでの『篠沢花梨』あたりと非常に似た感じのキャラ。ちなみにキャラ人気の次点は天使長、3番目はユウだと個人的には予想してます。

ま、それはいいとして『EVER17』に熱中してたら、いつの間にかユウクリアから2ヶ月近くも経ってしまいました
(^_^;)。そこまでこのゲームに魅力を感じなかったわけじゃないんですが(まあEVER17には大きく劣りますけど)、最初にクリアしたユウの時点ですでにその難易度の高さにウンザリしてしまって、攻略サイト様が完全に攻略チャートを仕上げるまで待っていたというわけです。


で、ほぼ完全に必要なデータ・情報が出揃ったので再開したわけですが・・・・・それでも
5周もやり直すハメになりました(ちなみにユウルートは9周プレイしてます)。


・・・・・なんでこんなにムズイの?コレ。美喜攻略の際、2月17日に寄城君から弁当のお礼を言われるイベントが出ないと美喜ルート失敗なんですが、これが何回プレイしても出ず、かなりイラつきながらプレイしてましたね。まあユウの時はもはや発狂寸前だったんですが
(^_^;)


まあいつまでもグチっていても意味がないんで、そろそろこの娘のストーリーの感想にでもいきましょうか。


で、感想なんですが・・・・・実は取り立てて言いたいようなことは無かったりします
(^_^;)。なんつーか一応ストーリーはあるんですが内容が軽いというか、表だったテーマが無いというか・・・。

それでも言うなら『私欲の大切さ』が一応テーマのひとつとして挙がるんではないかと思います(←かなり苦し紛れ)。ま、納得いく話ではありましたね。人間欲がないと前進できない生き物ですから。ただ、天使であるこのゲームのヒロイン達に私欲が必要なのかどうかは微妙ですけど
(^_^;)



・・・スイマセン、これ以上書くことがホントにないです(汗)。ユウルートでも同じようなこと書きましたが、もうクリアするだけで精一杯なんです・・・。普通人は大抵何か本・映画・ゲームなどで1つの物語を終えたとき、心に何かしら思うものですが、このゲームに限っては『クリアできた』という達成感が大きすぎてストーリーうんぬんについてほとんど頭に残らないんですよね
(^_^;)

ヒマがあったらじっくり後半部分だけやり直したい次第であります。


天使長(2003/05/21)
声優といい、その巨乳度といい、ゲームにおける立場といい・・・まさに『いきなりはっぴいベル』の椎子さん天使バージョンと言っていいでしょう、そんなキャラです。

ストーリー自体はすごく平凡な上に短いんですが、前述の2人と比べるとはるかにEDに差があったのが良かったですね。とりあえずED1でのハデス(芭蕉)との新婚生活にはほのぼのさせられました(笑)。

一方ED2のほうですが・・・なんかゼウスがズルイ感じがしましたね。結局のところあのイタズラに関してゼウスは天使長に謝罪(?)したんでしょうかね。まあ天使長ですからすぐに気づいたのかもしれませんけど。

あとは・・・ハデスの一面もこのシナリオでは見ることができますが、なんか異様に純粋なヤツですな
(^_^;)。冥界の王のくせに。ある意味ユウ編・美喜編の後半での兄・ゼウスの純粋ぶりと重なって見えました。ま、一応兄弟ですから似てても不思議じゃないですかね(つーかむしろ良いか)。


コヨミ(2003/05/23)
・・・書くことねぇ。つーかプレイされた方ならわかってくれると思いますが、これはストーリーというより軽いエピソード程度のものなんですよね。まだED1のほうしか見てませんので、天使長のようにED2に大きな変化があると助かるんですが・・・。

とりあえずED1の感想は・・・ゼウスに乾杯!ですかねぇ(謎)。

ED2を見れて、なおかつ劇的な変化があるようなら追加しますです。

2002/05/29追加分
ED2見ました。劇的な変化がありました。以下簡単に書きます。

・コヨミとハァハァできる(ぉ
・コヨミの存在が消える


この2つが主な点・・・、というかED2ルートの全てです。見れない人のため概要を書いておきますと、ペルセポネから救ったあとハァハァなシーンとなり、それが終わるとさよならと言って消えてしまいます。死んだという見方もありますが、別に弱っていたわけでもなく普通に立ったままフッと消えたのでホントに消えたという表現がピッタリと当てはまります。

とりあえずコヨミをホントに愛していたと連呼するゼウスと、それを聞いて感動の涙を流すコヨミが良かったですね。でもまあ無理して見るほどのものではないと思います
(^_^;)。時間がある人だけ目指しましょう。


レビューのレビュー(フリートークです)
とりあえずの完成です。残りのキャラはじっくり1キャラずつアップしてくので、まあ気長にお待ちください
(^_^;)

話は変わりまして、最近みなさんは
心が震えたッ!ってくらいストーリーが良かったRPGって何かありましたか?
個人的にこのサイトを開いてから『テイルズ』とか『ヴァルキリープロファイル』『スターオーシャン』など戦闘がおもしろかった!ってRPGはいくつかプレイしましたが、ホントにストーリーが良かったと思えたRPGは『FFZ』くらいしか出会ってないような気がしたんで。

私とおんなじか、あるいはそれ以上の年齢の方のレビューサイトでよくエロゲーオンリーってなトコがあるんですが、ネット始めた当時こそ「なんでコンシューマはプレイしないんだろう?」とか思ってたものの、最近になって(=歳を食って)なんとなくわかってきたような気がします。


・・・ある意味行き着く先は映画なんかと一緒ですね。社会人になったら私もギャルゲーオンリーになる日がくるかもしれません。



なんか含みのあるフリートークになっちゃったな・・・。


プレイ時間・・・・・・・15時間くらい?よくわからんです。途中からテキストはちゃんとしたストーリー部分以外ほとんど飛ばしてるので、1週あたりの時間はかなり短くなってるとは思います。とりあえず次は天使長でも狙おうかなと思ってます。

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