2002年ベスト5&ワースト3

最初に
今回は・・・・・といっても本格的にやるのは今回が初めてなんですが、まあとにかく10点満点の得点制でいこうかなと思います。評価する項目は『ストーリー』『音楽』『オリジナリティ』『ボリューム』です。レビューではいつもコメントしているグラフィックについてですが、最近のゲームはキレイなのが当たり前なので得点制である今回ははずすことにしました。
また、これは『私が2002年にプレイしたゲーム』のランキングであり、『2002年に出たゲーム』のランキングではないことを最後に付け加えときましょう。よって5年ほど前に出た『FFZ』とかも入ってたりします(^_^;)

では、そゆことでまずはベスト5のほうから参りましょう。あ、ちなみにタイトルをクリックするとそのゲームのレビューを見れます。

第5位
決戦U  コーエー
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

ぐはっ!ベストゲームを選んでるはずなのにこの全体的に低い点数は一体・・・。ま、まあ私はファミ通のようにドカドカ高得点をつけない方針ということでご勘弁を(汗)。とりあえず項目ごとのコメントでも少し書いておきましょう。

・ストーリー
三国志本来の堅苦しいイメージをほとんど吹っ飛ばしてるので話に入りやすく、かつ三国志をまったく知らない私でも意味がわからなくて困るということもほとんど無く、非常に良かったです。逆に三国志に関する知識が深い人には、このアレンジしすぎなストーリーにはちょっと閉口しちゃうかもしれませんね(なんせOPムービーから空飛んでますから(^_^;))。

・音楽
可もなく不可もなくってところでしょうか。悪くはないですが、それ以上の評価はできないです。まあ良い意味で気にならないってところでしょうかね。

・オリジナリティ
演出部分以外はほとんど感じませんでした(^_^;)。この5点というのは私がこういうゲームをプレイするのが久しぶりで斬新だったというのが理由です。そうじゃない人はもっと低いかもしれないですね。

・ボリューム
ごく普通ですかね。・・・なんかすごい手抜きな感想ですけど。短くはないです。ただ1面あたりにかかる時間が長いので実際プレイしてる時はなが〜く感じるかもしれません。

・その他備考(?)
はっきりいってこの5位が一番悩みましたね。他の候補としては『ドラクエW』『キングダムハーツ』『デビルサマナー ソウルハッカーズ』などがありまして、いろいろ考えたあげく一番時間を忘れてプレイしてたような気がするのがこの決戦Uだったのでコレにしました。

・・・しっかしこうやって見るとなんか普通のレビューと全然変わりませんねぇ。ひょっとしたら4位から書き方変えるかもしれないです。


第4位
ファイナルファンタジーZ  スクウェア
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

PSがバカ売れした最大の理由ともいえるゲームです。発売日に買って2週間ほどでクリアしてから5年ほどほったらかしだったので、久しぶりにやってみました。いやぁ、今プレイしても十分すぎるほどおもしろかったです。さっきの決戦と点数を比べてくれればそのおもしろさがよ〜く伝わると思います(笑)。

・ストーリー
世間では賛否両論だったみたいですが、私は全体的にはかなり良かったと思います。まず仲間になる全てのキャラにちゃんとしたエピソードが用意されていて、またそれが他のゲームに比べかなり深いものだったのが良かったです。もうひとつは物語のメリハリとでもいうんでしょうか、盛り上がるところとそうでないところの差がしっかりしてたのが良かったです。あとは・・・まあこれ以上書くとホントにただのレビューになっちゃうんでこの辺で(^_^;)

・音楽
実に良かったです。もうホントこの一言です。詳しくはレビュー見てください。ただ、戦闘(ザコ戦)の音楽がメテオ前と後で変わってくれたらなぁ・・・とか思いました。なんか飽きちゃったんで。

・オリジナリティ
6点のほとんどがマテリアに対する評価です。あとはどうしてもシリーズもの、しかも7作目ともなるんで多少のマンネリ化は防げません。まあそれでも毎回システム自体はすごく変わるんで頑張ってはいると思います。

・ボリューム
世間では「長すぎる」という意見がたくさん出たくらい、ストーリーが長いです。サブイベントを全て無視したとしても普通にプレイする限り40時間ほどはかかることでしょう。私的には大満足ですね、これは。またサブイベントも十分充実してます。


・・・結局いろいろ考えたあげく、今年はこの書き方でいくことにしました。平凡ですがご容赦ください(^_^;)


第3位
Kanon  NECインターチャネル
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

・・・つーか点数で見ると4位のFFより低いのは何故?まあそれはおいといて、このKanonあたりからネットで評判がいいから購入といったゲームが増えてきました(特にギャルゲー)。今のところこの買い方で大きなハズレはなく、非常に順調です。

・ストーリー
キャラによって随分と質に差があることと、ラストが必ず奇跡でどうにかなってしまうこと(一部例外あり)。この2つさえ気にならなければ、これほどレベルの高いストーリーはそうないでしょう。私的には、前者は名雪ストーリーが激しくインパクト不足だったのと、後者は栞ストーリーがちょっとご都合主義(?)すぎたのが気になりました。あとは・・・、うぐぅを最初に攻略するか最後に攻略するかでまた印象が変わるんでしょうね(ちなみに私は最後)。

・音楽
驚異的に良いです。中でも暗め&悲しめな曲は凄まじく良いです。私的には『残光』『冬の花火』あたりなんかが特に。

・オリジナリティ
システム的にごく普通のノベルゲームなので、キャラのオリジナリティを評価してみました。一応分類別に分けられそうですが(妹系とか無機質系とかそういうのです)、それでも味付けはかなりぶっ壊れてる印象です(^_^;)。あと名雪を除くとまともな出会い方をしてるキャラがまったくいないような・・・。これも一応オリジナリティ溢れてることにしときましょう(^_^;)

・ボリューム
やや甘めの評価です。やっぱ5人(一応+1人)しかいませんからねぇ。1人あたりのプレイ時間もごく普通ですし。


第2位
みずいろ  NECインターチャネル
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

『普通』が持ち味(?)という、今となっては珍しい部類に入るゲームです。個人的には死がどうこうとか、やたら複雑な複線とかより、こういう直球勝負な作品のほうが好きです。例を挙げるなら『To Heart』なんかですね。アレも非常に好きでした。

・ストーリー
全キャラに存在する中盤での平凡な日々(俗にいう中だるみ)が気にならない人ならこのくらいの点数はつけられるのではないでしょうか。私は特に気にならなかった人間です。ただ、寝不足の日とか途中で寝ちゃいそうになったときもありましたが(^_^;)。後半は全キャラ盛り上がりました。

・音楽
KEYの作品(Kanon&AIR)に匹敵するぐらい質が高いです。またボーカル曲が凄まじく良いです。9点でも良かったかな、と思いました。

・オリジナリティ
過去編での選択肢により、まったく別のストーリーになるのを評価しました。同じテキストをほとんど読む必要がないのは非常に好感持てます。それとキャラ自体の性格・間柄も(ストーリーにより)進藤を筆頭に大きく変化するところも良いです。ただ・・・やはり純粋なシステムの話となるとあまりにも平凡なので、総合すると6点くらいですかね。

・ボリューム
6人(+1)のストーリーで、1人あたり3〜5時間くらいでしょうか。まあまあ多いほうです。他にもフルボイスだったりボーカル曲が豊富だったりということも評価してます。・・・ってレビューとまったくおんなじこと書いてますね(^_^;)


第1位
AIR  NECインターチャネル
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム
10

上位3つで結構悩みましたが2002年のベストゲームはこれに決めました。ストーリーが難解な部分もありましたが、やはり総合的に見てこのAIRが(上位3つの中で)一番に心に残った気がしましたので。ただプレイした時期がこれまた上位3つの中で一番遅かったので、最も鮮明に覚えてるだけなのかもしれませんけど(^_^;)

で、結局何が言いたいのかと申しますと、それだけこの上位3つのゲームは素晴らしかったと言いたいわけです(^_^;)。いやぁ、今年(まあ正確にはもう去年だが)はギャルゲーが異常に豊作でしたわ。

・ストーリー
家族愛バンザイ!ありがちなセリフではありますが、涙なしには語れないです。さっき述べたようにストーリーが全体的に難解なのと、ラストがハッピーEDとは言いがたいのが減点対象ですかね。特に前者はレビュー書くとき苦しめられました(^_^;)

・音楽
10点と付けてありますが、ホントは100点付けたいくらい良いです。デタラメに良いです。信者が続出するのもよくわかります。機会があればぜひサントラを購入したいものです。それくらい良いです。

・オリジナリティ
『Kanon』よりさらにキャラ設定が壊れています(^_^;)。ギャルゲーをまったくプレイしたことがない人にはこれは刺激が強すぎます(笑)。十分に他のギャルゲーで経験を積んでからこのゲームに挑戦してください。

その他の点に関しては、まあまあ(?)ですかね。輪廻転生ものですがそんな珍しいタイプとも思えませんし。個人的に良かったのはDREAM編終了時とかに着々とタイトル画面が変化していくところでしょうか。ああいう細かい演出って好きなんですよね〜。


・ボリューム
ボリューム自体は結構あります。ですが、普通のギャルゲーと比べるとヒロイン不足なのに加え、さらに観鈴以外のヒロインの扱いが・・・ってところが(客観的に見た場合の)減点対象でしょうかね。まあ個人的には全然このスタイルで良かったので点自体は高めにしてます。定価が高い(7200円)のをマイナス点としてます。





さてさて、今度はワースト3へと参りましょう。ベスト5は随分と悩んだんですがこのワースト3は一瞬で決まりました(笑)。


第3位
ときめきメモリアル2 ミュージックビデオクリップス  コナミ
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

ときメモ2の(おそらく)ラストゲームです。詳しくはレビューを見てもらえばわかりますが、まあとにかく一言でいってやっつけ仕事ですね。『とりあえず作った』感が異常に高いです。また値段は3800円と安めなものの、1時間半ほどで全て終わってしまってはさすがにボリューム不足と言わざるを得ないでしょう。しかもCD−ROMの時代になって廉価版が登場するようになりましたし。


あとは・・・特にないですかね。ファンディスクなだけにたいして書くことがないです。たしかレビューも書くことなくて苦労した覚えがあります(^_^;)


第2位
サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜  セガ
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

セガハードにおいてのサクラ大戦完結編。とにかくこのゲームは急いで作りすぎと、これに尽きますね。使いまわしのキャラ絵(一部除く)、変わらない音楽、異常に短いストーリーと手抜きな部分ばかりが目立ちます。前3作を踏まえての完結編としての扱いならまあまあですが、これ1作で考えると、またこれまでのサクラ大戦と比べると正直クソに等しいです。せめて定価が4800円くらいならもうちょっとマシな評価ができたんですけどねぇ(ちなみに6800円が定価です)。


あ、ちなみに音楽は5点にしてますがサクラ大戦自体の音楽は非常に好きです。今回は新規のものがほとんどないので大幅に減点してます。


第1位
ときめきメモリアル3 〜約束のあの場所で〜  コナミ
ストーリー 音楽 オリジナリティ ボリューム

いろんなレビューやお知らせで叩き続けた、私的2002年度キングオブクソゲーです。さあ、このゲームのグチを言い始めたら私は止まりませんよ(笑)。少しだけにしておきますが、まずオリジナリティが微塵もないキャラ達。定番&パクリばっかでさらにときメモらしからぬ『死』とかをメインとしたストーリー(しかもほぼ全キャラ)。動きが不自然でかつ背景と比べて明らかに浮くトゥーンレンタリング。質がガタ落ちの音楽&ミニゲーム。特別イベント激減で単調そのものなデート、しかも喫茶デートも作業そのもの。さらには・・・って全然長えよ(汗)。


で、では話を変えまして唯一高めにしたオリジナリティについて少々。みなさんも感じたでしょうが趣味や服装、ときめきグラフやモノローグ、さらにはZARDの起用などといった非常に多くの新要素が目立ちます。しかもトゥーンレンタリングに至ってはギャルゲーの生命線ともいえるキャラ絵に関して、まったく新しい試みをしています。これらに関しては非常に高く評価できますね。ただ、やはり誰もが「これは成功だろう」と思えるのはモノローグくらいしかなかったんで・・・。


そういやどこぞのレビューで「なんだか今回は実験作みたいだったので次回に期待したい」という意見が出てました。なるほど、とは思いますがたとえときメモ4(?)でこれらをはるかに昇華したシステムになってもあんまり買う気はしませんね、実験作を買わされた身としては。



あとがき
最悪のデキ。なんだこの中途半端なレビューまがいは・・・。はっきり言って途中で何回もやめようと思いましたが、すでにお知らせで『2002年のベスト5&ワースト3を書く』なんてのたまわっちゃったんで、とりあえず完成させました(^_^;)


少し言い訳をさせて頂きますと、ちょっと書いた時期が悪かったんですよね〜。途中から『AIR』や『NEVER7』などと並行して進めたり、資格試験の勉強をしたりといろいろ他にやることがあってまともに集中して書いた期間がほとんどなく、書き始めたのが11月くらいだったんですが気がついたら3月になってました(^_^;)


くぅ〜、来年こそはもうちょっとまともなものを仕上げたいものです。さっきときメモ3で非難したばっかりですが、この『2002年ベスト5&ワースト3』もある意味実験作だったような気がしますわ(苦笑)。

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